1月5日(火)はムーヴLv.0にて、女性IGさん、男性MBさん。
1月6日(水)は岩場リード講習にて、女性HNさん、男性UDさん、男性STさん、女性MHさん。
1月7日(木)はムーヴLv.1にて、男性YDさん。
1月10日(日)は、岩場リード講習にて、男性STさん、新規男性MZさん。
1月11日(月、祝)はジムリード講習にて、女性YOさん、復習参加の女性KDさん。
ムーヴについて、より深く講習したいと、常々感じています。
5.12どころか5.13をR.P.するような人でも、壊しそうなフォームの人もいれば、全くと言っていいほどオブザベが出来ない人もいます。
最近、知り合いだけでも1人や2人ではなく、岩場でも色々な人を見るので考えさせられます。
(オブザベ能力は皆無でも、ハングドッグからのムーヴ暗記は案外大丈夫、という人も結構多い。)
そういう人とは、「あそこのムーヴって、〜〜するか、××するか迷うよね。」とか、「小さいと、ここが不利だけど、あそこは有利っぽいよね。」とか、会話ができず、寂しいものです。
また、ムーヴ解析力が低いと、「あそこのムーヴは、失敗すると〇〇っぽい感じでフォールするから、そんなにランナウトしてなくても受け身が難しいよね。」という会話にもなりません。
一方で、僕も最高R.P.グレードが5.13aなので、彼らの方が優れていることもある、というのは間違いありません。
・私の体重が重い
・女性のカチの保持力がルートによっては非常に有利
・人によっては、体幹トレーニングなどを非常に真面目にやっている
といった分かりやすい項目が全てなのか、それ以外もあるのかは不明です。
ちなみに、強いボルダラーがリード初心者ながら5.13を登るような場合は、オブザベや落ちる態勢の会話は弾みまくりです。
他のリード所作(様々なリスク認知、など)は初心者なのですが、そこだけは楽しめます。
ムーヴ解析力が無くても、5.13ぐらいのR.P.はできるのかもしれません。
「身体を動かして、気付いたら正解ムーヴになる。」という繰り返しは、子供の運動学習に近いものがあります。
(そして、それは完全否定されるものでも無い。)
でも、クライミングって、ムーヴを考えるスポーツだったような気がします。
高グレード(特にR.P.)を目指すことと、必ずしも完全一致はしないかもしれません。
しかし、クライミングを楽しむ上で、核になるのはムーヴでしょう。
オブザベ、フォーム、丁寧さ、といった言葉に集約されますが、どれも奥深くて終わりが見えません。
それが分かるだけに、経験者ほど講習には来ないというのも理解できます。
ただ、オブザベ段階から「このルート、ムーヴが(ありきたりでは無いから)面白そう。」と言えるムーヴ予測力があるだけでも、クライミングは楽しくなると思います。