2022年1月17日月曜日

豊田ツアー(クラックボルダー編)

12月11日(土)〜16日(木)は、自分のクライミングにて、豊田の岩場。
カメチヨと。
今回は、動画も2つ付けました。

岩場のボルダリングの魅力は、ラインを自分で設定することにあると思います。

もちろん、設定された課題を登るのも楽しいですし、掃除していただいたり下地整備していただいたのも、ありがたいと思います。
さらに、自作ラインを登るだけでは、ついつい自分に甘い課題設定だけになってしまうので、既成ラインに打ち込むべき論も、理解できます。

しかし、それでも自分が見出したラインを登ることは楽しいものです。
<破裂、という課題から左壁なしという限定を解除して登ったチムニー>

楽しいチムニー (動画)

最近思っているのですが、出だしがハングしたワイドの場合、シットダウンスタートよりも、寝転がってスタートするレイダウンスタートの方が、面白いムーヴになるし、リードでの一場面を再現していて練習にもなる気がします。
<とりあえず、マットありで。マットがあると、着地だけでなくスタート姿勢が高くなってしまう問題もあるが・・・。>

<一応、マットなしでも完登しておくカメチヨ>

破裂の裏面(動画)

花崗岩で目を引くラインと言えば、クラック、カンテ、スラブ、ダイク、連続するボケット、などが考えられます。
例によって、クラック以外は大抵トポに載っているので、それらも普通に楽しんで登ってはいます。
<ポールポジションの右にある割れ目>

<3トライ目?ぐらいで完登するカメチヨ>

<桜餅の右にあるハンドクラック〜スラブ>

<クラックセクションは、無事に通過。スラブセクションは、怖い系のため断念。>

さて、今回のツアーで一番印象に残ったルーフクラック。
4日目のレスト日に、たまたまウロウロしていたら発見し、ちょっとだけ掃除して5日目に数トライして完登できました。
右抜け、左抜け、みたいな感じでバリエーションも取れるので、必然的に核心部を複数回登って反復練習になります。
<ルーフボルダーあるあるで、ヘッデンが必要>

<サイズ感は、こんな感じ>

<右抜けする場合、このチムニーで大レスト可能>

自分で見つけたラインで、かつ本気トライとして最も丁度良い難易度で、一番印象深い課題でした。

<ときどき、課題設定されている綺麗なクラックもある>

ところで、ワイドクラックのグレードって、ボルダーだと何故か甘めな印象です。

リードだと、ワイドの5.12aは超ムズイ(その他のフェース、どっかぶり、ハンド〜フィンガークラック、ステミング系のルートなどとの比較)印象です。
しかし、ボルダーだとワイド系の方が1級が狙いやすいという印象です。
歴史的な経緯とか、ボルダラーにワイド人口が稀少、あたりが理由でしょうか。

まぁ、だからどうしたという話ですが、いつの日かグレード改訂されるんですかね。石灰岩みたいに、世界標準に合わせるムーヴメントになるとか。