今回は、行程としては完璧でした。
40名以上の参加者全員が、御鉢巡りまで完登。さらに、小屋の前で見る御来光もバッチリ、全ての行程は晴れ。
雨でも「良い経験」と言うのが山なので(実際、そうも思います)、何が最高かはよく分かりません。でも、こんなこともあるんですねぇ。
ちなみに、富士山も山ですから、誰でも登れるわけではありません。悪天で登ったり止めたり、体調不良や体力不足で登れなかったりです。
ツアー登山ながら、山小屋でのリタイアを前提とした富士山は、全員が登れる方が珍しく、登山の判断の縮図のような部分も感じます。
ガイドの基本的な仕事は「今回、富士山に登って頂く」ことですが、個人的にはその後の山への興味が知りたいところです。
僕の場合、お客様が相当へばるまで応援しちゃうので、登頂率が高い反面、懲りないか常に心配です。