今回は、以前にもクラック講習を受講された女性のTMさん。
最近の状況で、安全度の高いエリアを選んでのムーヴ講習。
お客様の御要望で、今回はトップロープでの登り方技術に集中。
これまでに、他ガイドの講習会で数回のアイスクライミング体験をしてきたこともあり、テクニックもスムーズに覚えることが出来ました。
これでムーヴを覚えて、来年はリードに挑戦ですね!
そして、テントでは冬山生活技術。
これは、特に正解はないんでしょうが、やっぱりお客様は経験者に知恵を聞くだけで「なるほど!」の連続です。
2日目は、残念ながら雨。
そそくさと下山して、ランナウトに転戦。ジム講習を5時間ほど。
前回のクラック講習で気になっていたビレイの立ち位置や、お客様自身が興味があったフラッギングなどを講習しました。
2日間登りまくりで、かなり省エネ技術が上達したように思います。
具体的な講習内容
1日目:
・トップロープ支点の作り方
アイスクライミングのムーヴに関して
・レスト(短期レストを中心に)
・アイゼンの蹴り込み(スタンスを利用したり、前爪だけを蹴り込んだり)
・バランス(軸になるアックスの下に重心を持ってきて、ややフリにすると、次のアックスが振りやすい)
・ガストン打ち、プッシュなどの凹角でのムーヴ
テントにて
・荷物配置
・アイロン掛け
などなど小技集
・手袋でギアを操作するコツも少し
2日目:ジム講習
・リードのビレイ位置
・流して止める
・超基本ムーヴのコツ(腰を入れる、爪先の向き)
・デッドポイント(タイミングの取り方、片手トラバースの練習方法)
・アウトサイドフラッギング(原理・コツ・使いどころを体感していく)
山は人が少なく、ガラガラでした。が、やはり山は良かったです。
逆に、2日目のジムは相当混んでいました。
ちなみに、八ヶ岳の麓はガソリンも普通に入れることが出来ました。
やはり、物不足は東京だけなんでしょうね。