3月3日(土)は、自分のクライミングで城ヶ崎。
K口さんと。
この日は、前日が雨だった上に曇り、岩はわりと濡れてます。ちょっとモチベーションも低かったので、講習の下見も兼ねて、漁り火ロックへ。
が、このエリア。
トポ(ルート図集)に書いてある通り、プロテクションが悪い。
そうです。
クラックと言っても、カム・ナッツがバッチリ決まるルートと、そうでもないルートがあるのです。
僕の場合、核心部にプロテクションが決まらないと、思い切った頑張りが出来ず、なんだか盛り上がりません。
自分にとってちょっと難しいだけで、途中敗退になりますからね。
だからと言って、
「プロテクションが悪いルートは、ボルトルートにしてしまえ!」
なんてことは思いません。
クラックのトップロープも、嫌いなのでやりません。
大人しく敗退して、自分の下手さを見つめるのみ。
実際、山ではプロテクションが悪くて困ることもしばしばなので、練習と言えば練習にはなります。
しかも、プロテクションが悪くても、それをそのままの岩として受け入れる“トラディッショナルクライミング” の考え方には、共感するところが大です。
山っぽいエリアなら、僕も残置はもっともっと減って欲しいと思っていますので。
とはいえ、いかにも敗退しそうなルートとか、「こえー、こえー!」言いながら登りそうなルートが、横並びのエリアってのは引いちゃいますね。
つまり、
「1ピッチのトラディッショナルクライミングは理解できるし、最大限の尊重もするけど、僕は好きじゃないんだろうな。」
と思っています。
やっぱ、クラックの本気トライは、ビビリながらも落ちられるくらいのカムで、頑張って登りたいものです。
具体的に登ったルート
・ホワイトサタデイ(5.9)O.S.
核心部以外はプロテクション悪し。
5.8で絶対落ちないくらいの人なら良いかな。
・フットアップルーフ(5.10a)O.S.
湿気っているせいか、悪し。お買い損の気配漂う。
やっぱり、プロテクションが問題で、5..8で絶対落ちないくらいの人なら良いかな。
・ジャムウェーブ(5.9)フラッシュ
濡れていて難しい。かなり落ちそうになった。
これは、割とプロテクションが良いかも。
・漁り火クラックライト(5.10c)O.S.
このエリアの看板ルート。
唯一、パッと見からプロテクションが良さそう。
相当濡れている部分もあったが、頑張って落ちる覚悟でトライ出来た。
「そうそう、やっぱこれが好きだよね。」と思える1本。
・サンデークラック(5.10b)O.S.
濡れているせいか、相当にお買い損な気配があった。
しかも、上部は木登りに逃げてしまったが、あれで良いのか?
(それでも、十分に悪いと思う。)
その後、余った時間で講習に使えそうな5.6くらいの無名のライン巡り。
ついでに、カメノテも見てきました。
振り返ってみれば、本日のコンディションの割には善戦した方でしょうか?