最近は、ジムでのクライミングで、フォーム改造を意識しています。
先週、先々週と3回通ったロックビーンズの店長からの指摘に従って。
専門用語満載。
講習生向きではなく中級者向きの文章ですが、個人的な記録の意味で。
おおまかに言うと、
“難しい課題のときに対応できるように、今まで以上に体幹を使うムーヴを優先する”
今のところ、理解している部分だけを記録。
①
今まではレストのときは腰を壁に近づけていたが、足を上げるときは、ホールドが良ければぶら下がるようにしていた。
これを、腰を壁に近づけっぱなしに変更。
体幹の力を脱力せずに、ガバでも肩から上だけを脱力して、足を上げる。
そうすると、感覚的には腰と壁の距離は、今までよりも3分の2くらいになる。
さらに、次の一手出す際も、自然と胸が張られて腰が壁に近づくようだ。
アップですら汗をかくような、疲れる登り方だと分かった。
常に、アンダーで頑張っているような感覚になる。
全部ダイアゴナルで登ると、イメージは分かりやすい。
利点としては、
・部分脱力に慣れれば、今まで以上にパンプしない
・悪いホールドに対して、体がブレずにデッドポイントしやすい
・翌朝、必ず腹筋などが筋肉痛になる
②
持ちにくいホールドを誤魔化すためのヒールフック、捨て身っぽいデッドポイント、ランジは、避ける。
ありますよね。
強い人は、普通に足置いたりするだけで踏ん張れてるけど、ガバ足ヒールで掻き込んで誤魔化すムーヴ。
しかも、保持力に自信がない状態で何年も登ってきた私は、結構得意ムーヴだったりします。(笑い)
むしろ、ダイアゴナルのような真っ向勝負で、安定感を出す練習をした方が、体のトレーニングには良い。
たしかに、誤魔化しムーヴは、体幹はすごく楽。
③
ガストンのような、肩の後ろで引きたくなるホールドも、脇を締めるように引く。
その方が壊しにくいし、ゆくゆくはパワーが出るようになるそうだ。
確かに、その動きの方が大きな筋肉を使っている感じはする。
④
直上デッドやランジの際は、引きつけよりも、胸を張ったり脱力したりの反動を利用して跳ぶ。
これは、まだ利点が良く分からない。
しかも、感覚が難しくて実践しにくい。
ただ、なんとなく壁から離れにくくて良さそうな気もする。
※全ては、この練習に向いている課題でやらないと、混乱を招きそう。
ランナウトは足自由課題が多いのと、自分が課題作りに慣れているのが救いかな。
とはいえ、普通にボルダーで本気トライするときは、何でもありでやる・・・。
ただ、アップとかでこれを意識していると、本気トライ中も部分的に役に立っている気はする。
フォーム改造は、めちゃくちゃ時間がかかるもの。
それは、講習をしていて良く分かっているので、おおむね理解するのに半年スパンくらいで考える。
自分自身も、中学高校と運動神経は鈍い方だったし。
<追記>
ランナウトのボルダー1階に、初めて長物を作りました。
不慣れに付き、スタッフ仲間から色々と指摘を受けております。
テープは、青V。
グレードは、トライしている人の感想だと5.12dらしい。
スタッフのうち何人かは、明日にでもR.P.しそうな勢い。
さすがです。
自分が、出来る限界近いムーヴと、出来そうなムーヴ(つまり、出来ないムーヴ)を組み合わせてみました。
ホールド換えまでの半年で、R.Pするのは必須の目標ですね。