2012年7月5日木曜日

初心者のうちにクラックから始める

7月2日(月)は、湯川にてクラック講習。
常連女性ODさんの公募により、新規の女性UYさん、同じく新規の男性IKさんが参加。
実は、UYさんは
・クライミングジムに行ったのも2回だけ
・岩場でクライミングシューズを履いたのも、何年か前に2回だけ体験講習的な物を受けただけ
・当然、クライミングシューズは新品。
・ハーネス、チョークバッグは私の物をレンタル。

というほどの初心者っぷりです。

これで、クラック?
と思うかもしれません。

しかし、これはこれで良い経験です。
クライミングテクニックが全く無い状態で、最初に学ぶのがジャミング!

まるで、クライミングジムやスポーツルートが無かった頃のクライマーのようです。
ただ、それで完登の喜びを期待できるのは、5.7まで!
5.8以上しかない、ここ湯川ではUYさんも完登は出来ません。

「かなり厳しいとは思いますが、それでも参加したければO.K.です。」
と私が言っても参加した方。

1トライ毎に、確実に上達しておりました。
なかなか良い根性で、来週も参加してくださるとのこと。

しかも、登る合間はエイトノットやビレイの仕方を練習。
よく頑張りましたね。
具体的な講習内容
・テーピングの仕方
・ハンドジャムの練習(順手、逆手)
・フットジャムの練習
・フィンガージャムの練習(順手、逆手)
・フィストジャム(順手、逆手)

その他、出てきたムーヴを解説
・バック&フット
・ヒール&トウ
・ステミング


今回は、クラック講習の基本編。
カムを購入してきたIKさんは、来週の第2回からが本番ですね。
ODさんは、上記の基本ジャミングについては、かなり慣れて来た様子です。

ちなみに、クライミング経験自体が浅い人がクラックを始めるなら、
・夏は三ッ峠で、マルチピッチ体験を兼ねて
・冬は城ヶ崎で、5.6のクラックからスタート

と言った流れがオススメです。
ジムで5.10cくらいが登れれば、いきなりクラックの5.8でも、アドバイスすれば何とかなるという印象です。