3月25日(月)は、阿弥陀北稜にてアルパインリード講習。
リード予定の女性TZさん、フォロー予定の男性NMさん。
<暗いうちに出発>
マルチピッチリード講習の卒業生は居ない、と前回書きました。が、1番それに近いところにいるとすれば、TZさんです。
秋には、マルチピッチリード講習で二子山中央稜も完登していますし。
そして、NMさんはTZさんとともに阿弥陀北稜に先月に下見にも来ています。
これなら、今回はバッチリでしょう!
という訳で、今回は2人で作戦を立ててもらい、私が付いて行きがてらアドバイスする形式。
その場で、
「こうすると良いですよ。」
下山後に、
「今度は、こうすると楽になりますよ。」
といった話をします。
<荷物のデポ、装備の装着>
・どうやって軽くするか?
<どこから右手の北稜に取り付くべきか?>
・雪崩道を避けるか?
・近道はどこか?
<さあ、いよいよ岩場>
・どこから取り付くか?
・準備で手間取らない段取りは?
<必死のロープ操作>
・どうすれば、手際よくなるか?
基本的には、マルチピッチリード講習を同じ形式です。
対象としては、マルチピッチリード講習を数回受けている人に限ります。
さて、後は完登へのラストラン!
<ダイナミックな登攀気分>
<完全に残雪期だが、景色は素晴らしい>
<プロフィール写真にでも使えそうな、ロープを畳む1コマ>
<完登して、阿弥陀岳の頂上で40分も休憩>
<気合いを入れて、急な雪壁を下山>
<無事に下山>
危なっかしいミスもなく、素晴らしい登攀でしたね。
二人で相談しながら、色々なことを決めるのも、本当に良かったです。
具体的な講習内容
・アックス、ギア、などの収納方法
・手袋などの選び方
・ロープワーク(マルチピッチリード講習と同様)
・雪崩についての基礎
こういったルートに、今すぐ自分達で行くのはオススメできません。
が、ちょっとロープを出すかも、くらいの夏なら急峻な登山道に登るのが、良いステップアップになると思いますよ。
真教寺尾根、黒戸尾根、西黒尾根、探せば色々あります。