1月25日(日)は、雪上訓練Lv.1にて、天神平。
全員新規で、男性AIさん、男性MOさん、男性SGさん。
雪上訓練Lv.1は、新規の方が多いです。大抵の方が、
「自分で雪山を始めようと思ったけれど、さすがにちょっと不安で、基礎的なことを習いたい。」
というモチベーション。
そんな方を応援することこそ、私の生きがいな訳です。
で、Lv.1は歩行技術をメインに据えた内容です。
アイゼン、ピッケルの使い方を通しながら、
「雪の上を歩くとき、どうすると効率が良くなるか?安定感が上がるか?」
と考えて行きます。
その中で、質問に応じて
・休憩時の工夫
・装備品の選び方
・手袋の落とし止めのゴム
・体温調整
・ルートファインディング
といったことを、お話ししていきます。
でも、雪山を登る上では、そういったノウハウこそ重要という気もします。
雪山技術を、あえて3本の柱に分けるなら
①リスク判断
(進退判断、凍傷、雪崩、など)
②歩行技術
③雪山を生き抜くノウハウ
この②だけを教えられても、いきなり冬山に行くのは危なっかしいでしょうねぇ、という感覚。
今回も、
・手袋の中を、濡らしてしまったり
・スキーウェアで講習に参加して、汗だくになったり
・スパッツがイマイチで、靴の中が濡れてしまったり
・休憩中に、雪の上に直接座って、お尻を濡らしてしまったり
などなど、色々な失敗を実体験してもらえました。
今回は今回で、ゲレンデ脇の講習としては良かったんじゃないかと思います。
ただ、できればLv.1の2日目として、天神尾根から谷川岳を登頂すれば、もっと良かったかなぁと。
そこで、歩行技術以外の雪山技術について、少しだけでも伝えたいなと。
過去にも、3回実施したことがありますが、やっぱりセットにした方が良いでしょう。
そこで、講習題目を変更します。
従来、2日間で受けていた方の1日目をAコース、2日目をBコースとします。
雪上訓練Lv.1-Aコース 歩行技術の訓練(天神平、など)
雪上訓練Lv.1-Bコース 日帰り登山の実践(天神尾根、など) 参加条件:Aコース受講済み
ですので、過去にAコースだけを受けた方も、Bコースだけを申し込むことが可能になります。
HPへの反映は、少々遅れますが、今すぐでも申し込み可能です。
興味のある方は、検討よろしくお願いします。
具体的な講習内容
・キックステップ
・バケツの掘り方
・休憩時に物を濡らさない工夫
・下りのフォーム
・斜登行、斜下降
・耐風姿勢
・アイゼンを使った歩行
・滑落停止
・グリセード