2018年1月23日火曜日

言葉

1月21日(日)は、雪上訓練Lv.1-Aにて、天神平。
新規男性OBさん。
<午前中は、好天>

雪山初心者にとって、講師の言葉が重いということを再認識。

登山靴、アイゼン、ピッケルも新品という皆さま。
(当塾は、軽アイゼンで奥多摩・秩父程度を歩いたことがあることを参加条件にしてはいますが、それでも。)

右も左も分からないだけに、私の一言を鵜呑みにしてしまいそうで、クライミング講習以上の緊張感を覚えます。
それこそ、私が「~~山なら行けますよ。」と言えば、背伸びかどうかも分からずに計画を立ててしまいそうです。
雪崩にせよ、アイゼン・ピッケル技術にせよ、天候判断にせよ「こういうもんです。これ以上は、そんなに勉強しても大変なだけですよ。」みたいな安直な発言をすれば、勉強をサボる言い訳を手に入れてしまいそうです。
ちなみに、私も学生時代に、「3シーズン靴でも、結構いけるよ。」という言葉と、「やっぱ、冬靴じゃなきゃ危ないよ。」という言葉を天秤にかけて、節約と根性を大義名分に
相当なところまで3シーズン靴で突っ込んでました。

もしかすると、どんなに気を付けて指導しても、誰かが安直なことを言えばそれを選択したくなるのが初心者心理なのかもしれませんが・・・。
<楽しそうに訓練してくれて、私も嬉しい>

全部厳しい意見を採用していたら、山なんか行けない気分になりそうですしね。
でも、山を続けると「厳しい意見が正しかったかも。」と痛い目に遭うことが多いような気がします。
<夕方から天候悪化>

雪山は、夏山に比べてチャレンジングな雰囲気が楽しいのは確かです。

でも、必ず失敗を重ねると思うので、スモールステップで山を選んでくださいませ。
本日講習したのは、あくまでも歩行技術だけですから。
<悪天でも楽しそうで何より>

もし良かったら、1年後にまた続きを受講していただければ幸いです。