2011年2月25日金曜日

自然を守り安全登山を進める会の無料雪上訓練のお知らせ

来たる4月に、谷川岳周辺にて無料雪上訓練が行われます。

今回、僕はその講師役として呼ばれており、僕の分の講師料その他経費は、後援企業に出費して頂くことになっております。

近年の積雪状況からすると、冬山のシーズン始めは雪が少ないことが多く、雪上訓練の時期が遅れてしまうことも度々。
来シーズンのために、キッチリと基礎を固めておかれるのはいかがでしょうか?

以下は御紹介。

・主催
「自然を守り安全登山を進める会」

・後援
(株)牛走運送、登山用品専門店「山幸」

・講師
石田祐城

・日程
4月16日(土)、17日(日)

・場所
谷川岳天神平スキー場周辺、マチガ沢出合い周辺

・定員
10名
(2/25現在、「山幸」からの情報で、確定参加者3名、検討中2名)

・申し込み方法
登山用品専門店「山幸」の店舗にて

※開催者の意向として、登山を広めることの他に、後援の「山幸」を盛り上げることがあります。
石田登山塾を通しての申し込みは出来ませんので、ご注意ください。

・料金
講師料、講師分の経費は無料

※飲食費、宿泊代(「土合山の家」を予定)、交通費は参加者各自の負担です。
※保険は、参加者各自で必ず加入。
(都岳連の共済JROが、比較的安価でオススメです。パンフレットは、「山幸」の店舗にも数日中に置く予定。)


・装備
アイゼン(前爪のあるもの)、ピッケル、冬用登山靴、ヘルメット、などが必要です。
(ハーネスは不要)
その他の細かい装備は、参加者へのメール連絡とさせて頂きます。
レンタルは出来ません。参加者は、山幸へ御相談ください。

・具体的な講習内容
①アイゼン歩行
②耐風姿勢
③滑落停止
④ラッセル
⑤弱層テスト
⑥歩き方の実践

大変、お得な情報だと思います。
ふるって御参加ください。

2011年2月24日木曜日

無料体験講習会、第1回

2月23日(水)は、ランナウトにてクライミングの無料体験講習会。

・昼の部(午後3時から4時半)

ジムの常連さん女性KさんNさん。(Nさんは、当塾の講習を受けたこともあり)
一通り出来る方々だったので、リードのビレイをちゃんとやってもらうべく、落ちる練習を少しやったり、本気トライをじっくり見てアドバイスしたり。

人数が少ないと、有料講習の短いバージョンと同じです。
お得ですね(笑)。


・夜の部(午後8時から)
常連の女性TZさん、その方のご友人Gさん、すでに岩場リードまで終えているTKさん、先日ジムでのリード講習を終えたばかりのSTさんとSZさん。

リード講習を終えている4名は、5.10aくらいをリードトライ。
登れる登れないに個人差はあるものの、2回から5回くらいチャレンジされていました。
初心者は数が一番大事ですね。

ワンポイントアドバイスできたのは、
「作戦を立てるのは、なるべく長期レストの最中」、「ビレイの繰り出し方法(応用編)」
という程度。
今日一日で覚えられるようなポイントではなく、今後も意識してほしいレベルの技術です。


講習初参戦のGさんはリードもやりたそうでしたが、トップロープだけで許してください。
センスも山経験もある方ですが、ロープもムーヴも荒削り。
リードの安全管理についてアドバイスし始めたら、付きっ切りになりがちです。

ただ、その積極性からするに、リードやムーヴの基礎を学んでいただければ、5.11aのリードも夢じゃないと思います。

1時間半で、全員にワンポイントアドバイスをするのは難しいですね。
それでも、講習生同士でワイワイ登る機会が生まれるのは良いことだと思います。

もっと詳しいプライベートレッスンを御希望される方への、石田登山塾の講習会でございます。


お知らせ・・・
次回から日程を変更し、毎月の最終火曜日といたします。
というわけで、次回は3月29日(火)に行います。

2011年2月23日水曜日

ジムのルート作り

ランナウトのホールド替えに伴い、またルートを作りました。

ジムでルートを作る際には、色々と気を付ける点があります。
今回は、そんなジム側の裏事情を少しだけ御紹介。


気を付ける点は、例えば
・同じくらいの難しさを連続させて、パンプと戦うような総合力ルートを目指す

・テープは、剥がれにくさと見やすさの兼ね合いで貼る

・体を壊しやすいムーヴは、核心部では避ける

・そのグレード限界の人にとって、何度もやれば正解が分かるくらいの技術の複雑さに留める

・同じムーヴの連続にならないように気を付ける

・見映えのするホールド(新しい、デカイ、など)を織り混ぜる
(逆に、スタンス用の汚れたホールドは、なるべく手で使わないようにする)

等々

可能なら、そのグレード以上の人がウォームアップ、持久力トレーニングで使いたくなるような「登りやすさ」も兼ねたいものですが・・・。

ちなみに、入門ルートの場合
・下部は易し目して地面に落ちないようにする

・レストやクリップ自体が練習という人向けなので、バランスの良い足位置にする

・リーチが無い人でも、難しくなり過ぎないように

等々

経験上、自分が「これ面白い!」って思ったムーヴに拘りすぎると、前後のツジツマ合わせに苦労します。
作業的に(!)、同じ難しさで色々なムーヴを繋げるのが量産のコツでしょうか?
あくまで淡々と。

ところで、ランナウトは他のジムに比べて、お客様がルート作りに参加する比率が高いです。

ルートは、テープを貼る分だけ責任が重く、不評を浴びせられることも度々!
お客様にも「中級者以上ならルート作って下さっても構いませんが、作るようにオススメもしません。」ってくらいのスタンス。
お客様も、ルート作るには覚悟が必要です。

一方、ボルダーは、お客様が即興課題を作っても、テープを貼らないので、一期一会がほとんど!
毎日毎日、お客様同士の即興課題でセッションが盛り上がっております。

ランナウトのボルダーは、ホールドの密度も高く、課題作りをやり合うには楽しいジムだと思います。

さて、今回僕が作ったのは
ルートエリアに入って左の垂壁に、5.10a、5.10c、5.11a、5.11c、5.11d、5.12aの6本。

果たして、うまく作れたでしょうか?
お客様が登ってくれるのを見て、グレード改訂も含めて、反省していくつもりです。
興味がある方は、是非!

2011年2月20日日曜日

城ヶ崎のマリオネット、完登!





















2月19日(土)、20日(日)は遊びで城ヶ崎クラック。
 
今回は、冬の目標ルートの1つであるマリオネット(5.12a)。
数日かけてトライしてでも、完登を狙う予定。
 
さて・・・
僕の喜びを伝えるべく、日記形式でお送りする試み。
 
これは、クラックでの最高グレード挑戦。
が、初めて行くエリアで、アプローチに迷いまくり。
さらに、壁は水垂れまくりで、マリオネットもビッショリ濡れている部分が目立つ。
この条件では、当然エリアは貸し切り。
 
かなり気分は敗退気味。
 
追い討ちを掛けるような、未体験に前傾したクラック。
波も近く、落ち着かない。
エリア自体が風の通り道な上、日陰で、岩が威圧的。
そして、寒い。
 
「こんなときに最高グレード!?やめたいな・・・」というのが本音。
 
しかし。
ここは、人気エリアでは無い!
パートナーの都合を付けることも考えると、チャンスは少ないもの。
 
「テンション掛け掛けでも(ロープに何度もぶら下がること)」と思い直し、精神修行のつもりでオンサイトトライ(初見一撃狙い)。
 
すると、見た目より濡れの影響が少ない。
1回目のトライで、ロープには何度となくぶら下がるものの、意外と全ムーヴすぐに出来る。
1時間ぐらいで1トライ目が終了。
 
クラックの最高グレードトライの場合、リードでの1トライ目は恐さによる難しさが大きいです。
 
2回目は、どこでカム(支点用の道具)を決めるか知っている上、重要な部分は記憶しているので、負担半減。
 
ってことは、1回目でムーヴが出来たら、数回で登れるくらいがほとんどという見積り!
 
「よっしゃー!」と気合いを入れて、2トライ目。
まだムーヴを迷う部分が多いながらも、最後は腕のパンプに耐える一吠えでゴール!
 
もちろん、各トライは本気でしたが、2トライで完登はかなり呆気なかったです。
「グレードの割に易し目」、「フェースっぽさ抜群で登りやすい」などの色々な噂も分かった上で、とりあえず目標達成!
クラックの最高グレード更新です。
 
2日目は、別エリアでクラック。
頑張れば一回で登れるくらいのルートを数本トライしました。
こちらも、まずまず小さい成果アリ。
 
久々に、最高のクライミングでした。
 
具体的なルート
初日(アストロドーム)
・マリオネット(5.12a、ドッ被り、ハンド中心、フェースっぽい)
テン山ながらムーヴ解決
フォロー回収のK島嬢に感謝。
 
・2便目
完登!
一方、K島嬢はフォローで落ちまくり、さらにボロボロに。
感謝・・・。
 
2日目(浮山橋)
初日のマリオネットで、出だしのカムを残置してしまったので回収作業。
それから、浮山橋エリアに移動。
 
・バナナラマ(5.10b、フェース系)
トラバースルートなので、今回は僕がフォロー回収。
が、しかし!
なんと、K島嬢も僕も、テンション掛けてもムーヴ解決出来ず。
とりあえずトップアウト。
全く分からないので、封印決定。
 
・トラベルチャンス(5.10d、フェース系)
O.S.
プロテクションセットが相当難しく、パンプしまくり。
ただし、ムーヴは、非常に易しい。ジムの5.10c以下?
 
・ゲルニカ(5.10d、シンハンド〜フィスト)
フラッシュ。
対照的に、安心感はあるが落ちるギリギリで登れた。
 
・ストップ・ザ・トマホーク(5.10d、ハンド主体)
テン山。しかも、プロテクションが心配で、ムーヴ解決出来ない箇所もあり。
核心は綺麗なクラックだが、危ないセクションもグレードの割に難しい。そのため、面白いがオススメしにくい一本。
 
クラックの本気トライは、駆け引きの要素満載。
実際のリスク、単純な恐さ、それらをコントロールする経験則が入り交じる、まさしく駆け引きです。

2011年2月18日金曜日

フナムシロック







2月16日(水)、城ヶ崎はフナムシロックへ。
半分は自分のクライミング、半分は講習用の下見といった1日。
 
このエリアは、クラックの超入門エリアとして知られています。
・高さは5m~10mくらい。
・グレードは、5.8前後が大半。
・終了点の木には、後ろから回り込むことが出来るので、リード出来ない人同士でも来られる。
といった条件が揃っているからです。
 
前日のジム練習の疲れでヘロヘロでしたが、入門ルートのうち10本は一通り登ることが出来ました。
 
クライミング講習の下見では、アプローチと荷物が置ける場所、ルート内容や難易度が講習可能かどうかを見ます。
 
今回は、クラック講習用の岩場なので・・・
ハンドジャムを説明しやすい場所、フィンガージャムを説明しやすい場所、初心者がトップロープなら登れそうなルート、カムセットの練習に向いているルート(難しい場所でプロテクションが教科書的に決めやすい、など)、なんかも把握しておきます。
 
来週末、再来週末は、城ヶ崎でのクラック講習の予定なので、ここも候補の1つと。
 
ちなみに、“無名クラック(5.10a)”はメチャ悪でした。
プロテクションも決めづらい上、完全にフェースムーブ。
 
具体的に登ったルート
後で・・・

クライミングの持久力の続き

前回の続きです。
今回は、過去最高にマニアな内容なので、興味のある人だけでどうぞ。



最近、お客様のブログを読んだりしていると、持久力で悩んだりしている人がチラホラ。
先の文章3つ目の「パンプした状態でムーブを起こすことへの体の慣れ」について、補足します。

この能力の差がハッキリ出る場面を、2つ挙げます。

① ジムのボルダリングで、5級をトライするくらいの人の場合
5級のトライでヨレヨレになり、「終わった」と感じてから6~7級でトレーニングして帰る。
このときに、自分は5本と持たないのに、一緒に登っていたはずの友人が、「無限のパワーか?」と思うくらい量を登っている。

② ジムのルートで、5.10dをトライするくらいの人の場合
「本気トライは無理だ」ってくらい疲れてから、5.10aを10回登れる人もいれば、2回くらいが限界で帰る人もいる。

この能力の差は、先の文章1つ目の筋力的なものだけではありません。

クライミングのムーブは、頭で分かっているだけでなく、「こなれる」ということが大事です。
瞬発系でも、限界に近いムーブは「こなれ」ないと出来ません。
また、持久力系のルートを登るなら「こなれた」ムーブの連続で、無意識の自然な省エネで登りたいところです。

しかも、この「こなれる」という作業は、ムーブ1つを覚えるのに比べて、無限に長い道のりです。

まず、同じハイステップというムーブ1つとっても、ホールドの形や悪さ、スタンスの配置、傾斜の違いだけで微妙に違い、最初は体がブレます。
で、練習すると、このブレが無くなって来る訳です。

しかし、この「こなれた」動きも、実はストレスが掛かると簡単に狂います。
寒さ、緊張などは、ストレスの代表選手です。
そして、クライミングの場合は、パンプがストレスの代表選手だそうです。

初心者のころ、パンプしてクリップに猛烈に苦労したことを思い出してください。
地面や5.8では、あんなに「こなれて」いたハズなのに!

つまり、まずは多少「こなれた」動きを、パンプした状態で出せるようにストレス耐性を付ける練習をするという流れです。

もし、これをサボると・・・
「パンプしてくる」~「そこから先のムーブがブレて、ますます疲れやすくなる」~「さらにパンプ」~「ムーブがブレているので、核心はこなせずに落ちる」
という悪循環になります。

というわけで、「こなれる」ことが一応終わっているはずの、限界より下のグレードで「ムーブのストレス耐性」を付けるべく登りまくれば良い、という理論です。

さらにマニアックな補足。
・この能力は、ムーブ「こなれ」度みたいなものなので、ルートのオンサイト能力に直結する。

・理想的には、「疲れながらも、なるべくブレないように」とか意識して頑張るのが良い。

・5.10前半の人や、ボルダー能力の割にルートが“極度に”苦手な人などは、そもそもキレイに登ることが、実感できない人が多い。
 そういう場合は、疲れた状態で「こなれる」ことが、逆に悪い癖を定着させる可能性もある。
 そんな方には、「1日の最初に元気な状態で、省エネのテクニック練習が最優先」という意見もある。

・持久力はあるのに、瞬発力は無い人もいる。こういう人は、逆に、普通のボルダーを頑張ると良い。
  例えば、6~7級は30本以上も登れるのに、5級は1本もムリ。


最後に
あくまで個人的な印象ですが、持久力は練習量が報われます。
ボルダーなどで、ムーブのコツや瞬発力は、才能のある人がビックリするような速度で伸びて、悲しくなる日もあります。
「才能7割か?」なんて思う日もありますが、持久力は「練習量7割」と感じます。
あなたも伸びる!

この手の話に興味津々な方は
『パフォーマンスロッククライミング』という本を読むと良いと思います。
「クライミング中級者向け」と銘打っただけあって、読み応えがあります。


理論が苦手な方も、かるーく意識する程度でO.K.です。
結局やることは、「パンプした状態で、頑張れば登れるくらいのルートを登る」ということだけですから。

2011年2月16日水曜日

持久力トレーニング(パンプは終わりではない!?)

2月15日(火)は、ひょんなことから某トップクライマーの持久力トレーニングに付き合うことに。
今回は、クライミングの持久力の話。
ちょっとだけマニアックでございます。

簡単なルートで、30分間リード&クライムダウン。
通常のパンプでは味わえない体力的な疲れや、アイスクライミングのようなパンプが味わえました。
こんなシステマチックなトレーニングは、なかなかやる機会も無いですよね。

では、もっと初級者向けの一般的な持久力はどんなものでしょうか。

中級以上の人にとっては一般論みたいな話なので、なかば受け売り的に紹介してみます。

1 単純に筋力的な物

持久力トレーニングを積むと、最低限のパワーしか出さないことに体自体が慣れ、パンプしないように体が腕に血液を流す力(毛細血管)もアップします。
つまり、体自体が長持ちの体に!

2 省エネのテクニック

レストみたいに単純なものから、足の順序、個々のムーヴのコツ、ホールディング、などなど。

当塾のムーヴ講習でも、扱うことが多い内容です。
初心者は、まずこれが大事でしょう。

3 パンプした状態でムーヴを起こすことへの体の慣れ

パンプしてくると、ムーヴで体がブレやすく、完全に腕が終わっていなくても落ちてしまうものです。

3つ目は、実感として分かりにくいんですが、よくよく考えると頻繁に起こっているはず。
さらに、トレーニング方法は至って簡単。
「パンプした状態で、頑張れば登れるくらいのルートを登ること」です。

これは、1つ目の筋力的な物もカバーできます。

つまり、パワーが付く過程で、3つ目の力が付くので、初級者にとっては持久力は飛躍的に伸びます。

トップクライマーのやるような、システマチックなトレーニングは僕ら一般人には長続きしないかもしれません。
半端な根性じゃないですから。

が、「パンプしている状態で、頑張れば登れるくらいのルートを登る」ことを意識するだけで、かなり違うと思います。
単純な目標なんで、トレーニング方法は、各自の工夫次第ですね。

2011年2月14日月曜日

湯河原でアルパインクライミング?



































2月12日(土)、13日(日)は、湯河原幕岩でリード講習。
今回は、普段からジム講習を受けて下さっているYさんとTさん。

 

初日は、小雪ときどき本降りの雪!
普通なら中止ですが、お客様のモチベーション高し。
ビショビショの超入門ルートで、まさかの反復練習。
 
もちろん、本気トライはせずに、ひたすらロープワーク。
 

内容的にはジムでも出来るロープワークですが、実際に高い場所で、現物の木やボルトで、さらに雪本降りの悪条件でやったならば、確実に定着しますよね。
 
もちろん、湯河原あたりじゃあ狂気の沙汰です。
アルパインクライミング並みの悪条件でした。
 
2日目は、快晴!
某不人気エリアにて、乾いた岩登り。
初日と打って変わって、スポートクライミングらしい本気トライの練習が出来ました。
 
本気トライでは、簡単なルートと異なり、クリップや落ちること、テンション掛けた場合の行動などに慣れが必要です。
 
また、このエリアはアプローチも足場も悪いので、そういった意味でも練習が出来たと思います。
 
雪化粧した湯河原で、学び尽くした2日間でした。
 
具体的な講習内容
・ボルトの種類と見分け方
・終了点作業(結び替え、懸垂下降)
・ヌンチャクの向き(ウィップフラッシュ現象)
・終了点補強、捨て縄の方法(流動分散、固定分散、独立分散)
・セルフビレイの取り方を各種
・本気トライ(テンション掛けた場合の休み方、トップアウトの方法、など)
 
今回で、湯河原のようなボルトルートで教えることは一通り完了です。
ただ、まだ精神的にも余裕がないので、またいつか講習を受けて下さると、安全だと思います。
 
とりあえず、次回はクラック講習ですね。

2011年2月9日水曜日

ホールドを覚える

2月8日(火)の夜は、ランナウトにてムーヴ講習。
本日は、常連のYさん、Tさんに加えて、やる気の若者チームから1人参加で、合計3名のコラボレーション。

「若者チームの人がなんでムーヴ?」と思うかもしれませんが、クライミングの器用さは、若さに比例するとは限らないのです。

不器用な方は、テクニックを言葉で習った方が手っ取り早いのも確か!
ムーヴ講習も有効だと思います。

さて、本日の最後は「ホールドを覚えるために名付ける」という作業を練習しました。
ホールドは、持ち方や見た目で名付け、覚えた方が便利です。

例えば、次のホールドやムーヴを指示したりするにも、「先にピンクのアンダー取って」などと言うと、話が通じます。
さらに、事前にルート観察するときも覚えやすくなり、登るときの見落としも少なくなります。

そうは言っても、これまた一夜にしてならず。
これまで現場合わせでこなすこと主体だった訳で、すぐには覚えられませんよね。
コツコツ行きましょう。

具体的な講習内容
・デッドポイント(反動を付ける際のコツ)
・踏み替えのコツ
(踏み替えムーヴを沢山練習するルール自体が理解しづらく、まずそれが核心!)

・ホールドを名付けて覚える
(ガバ、サイド、小ガバ、ピンチ、アンダー、ツートン、赤玉、マーブル、はりぼて、等々)

本日は、腕以上に頭が疲れる講習だったかもしれません。
本日はリード練習もゼロ。

次回のジム講習は、復習で定着ですね。

2011年2月7日月曜日

クライミング無料体験講習会、始めます

当塾で、クライミング無料体験講習会を開始します。
日程は、毎月最終水曜日。
時間は、1時間半。

昼間コース:3時から4時半まで。
夜間コース:8時から9時半まで。

主な対象

①クライミング未経験者(大歓迎します)

②伸び悩んでいたり、習いたいことがあったりして、どの講習会を選ぶか判断したい方

③当塾の他の講習を受けた方で、タダでワンポイントアドバイスもらえたらラッキー、くらいの気楽な感覚の方

・場所:西国分寺、ランナウト

・集合:ランナウトのロープクライミングエリアに、昼3時または夜8時
(ジム利用の受け付けを済ませ、着替えた状態で)

・講習費:無料(ただし、お客様ご自身のクライミングジム使用料は掛かります)

・申し込み方法:
事前に参加希望の旨をお知らせください。
参加者が居なければ、中止になります。
そのため、事前連絡は確実に。
sawayama.ishida@gmail.com
09061061056

という訳で、初回は2月23日(水)です。

まずは試験的なので、すでに当塾の講習を受けた方も含め、盛り上がればと思います。
当塾は、プライベートレッスン中心なので、お客様同士の交流のチャンスになるかとも思います。
よろしくお願いいたします。

2011年2月5日土曜日

HPリニューアル

ホームページをリニューアルしました。(して頂きました!)
このブログではなく、石田登山塾の講習内容とか料金とかが書いてあるページの方です。

主な変更点
①レイアウト
見ため優しい雰囲気に

②講習内容
ルートガイディング(いわゆるガイド)を追加。
こちらがガイディング技術を駆使することにより、右も左も分らないような人でも、体験登山の高難度版が出来てしまいます。

無雪期:槍穂の大キレット縦走
残雪期:奥穂高岳のピークハント
積雪期:八ヶ岳縦走、甲斐駒黒戸尾根

③料金
講習場所ごとでの明朗会計を目指して

夏山登山道、クライミング講習                      :1万円
雪山登山道、マルチピッチ講習、アイスクライミングゲレンデ講習 :1万5千円
雪山バリエーション                             :2万円

5名以上でお申し込みの、団体講習というのも料金設定いたしました。
山岳会や仲間を集めて講習会を開きたいときに、御利用下さい。

ジム講習・机上講習は従来通り

④リンク集
リンク先について、ちょっとした紹介文を加えて

このブログの1日平均ヒット数が、40人を越えました。
良いんだか、イマイチなんだかよく分かりませんが、ちょっとずつは増えているようです。

2011年2月4日金曜日

落ち練カーニバル




2月3日(木)の夜は、ランナウトにてリード講習。
先日からの山岳会チーム3人組で、今回でリード3回目。
リードコースの最終回になります。
 
今回、ランナウトのお客様にして、3人組の山岳会における先輩、E川夫妻が御協力。
 
後半は、2名2名に別れて、アッチでもコッチでも落ちる練習。
「キャー!」だの「ワァー!」だのの叫び声から、「ババン!」と壁を蹴ったりする音まで。本日は、本当に賑やかなルートエリアでした。
 
今回で、インドアのリードは御卒業でございます。
ハッキリ言って、普段より多めに落ちております!
よく頑張りました!
 
あとは、慣れで滑らかさを。上手い人のを見て、小技を盗んで下さい。
 
当塾では、岩場でのリード講習や、ジムでのムーブ講習というのも受け付けております。
若い人ならば、ムーブ講習は伸び悩んでからでも遅くないですね。
どんな形にせよ、また講習は受けてくださりそうなので、楽しみです。
 
 
具体的な講習内容
・疑似リードにて、前回内容の確認
(ビレイの繰り出し、ビレイ位置、リードでやってはいけない事)
 
・落ちる練習(ビレイは講師で、色々な落ち方を試す)
 
・止める練習(落ち役とビレイ役を交替しながら、延々と練習)
 
・ラストで、1本だけ本気リード
 
落ちる練習は、教える側も緊張感漂うので、普段より落ちた分、興奮しましたねえ。
 
 
今回の協力者、ランナウトのルートエリア最強ビレイヤーの1人、E川さん。
これから落ちまくります。
 
  
  
  
 
 
先輩に見られながら、自主検討中