皆さま、大変遅くなりました。
12月4日(金)の午前0時より、1月分の予約受付を開始いたします。
雪山シーズン真っただ中ですね。
雪上訓練シリーズ、アイスクライミング講習はもちろん、通常のクライミング講習も伊豆方面で可能です。
ただ、マルチピッチ講習だけは、1月と2月は休みです。
料金、装備などを問い合わせてから決めたいという方は、少し早めにメールください。
解禁直後は、メールが一斉に何件か来ることもありますので。
登山講習、読図講習、ジム講習から、リード講習、クラック講習、マルチピッチ講習、雪上訓練、救助訓練、アイスクライミング講習まで。 初心者の富士登山から、アルパインクライミングを目指す方まで全力サポート。
学生さん、いらっしゃーい
11月27日(金)は、クラックリード講習にて、湯川。
前日から引き続きのSI君、復習のKIさん。
<霜が立つ、湯川>
本来的には、ジムリード講習、岩場リード講習、クラックリード講習、という順序で受けて欲しいのですが。
<ちょっと寒すぎ>
「3日間、ジム、ボルト、クラックと講習させてくれれば、最終日に少しは期待に添える内容が教えられると思います。」
という打診。
(学生さんは、大抵は覚えが速いし)
<ボルダー練習>
「であれば、普段の講習スタイルに混ざった方が、安く講習できるますよ。」
と再打診。
そんな訳で、今回の3日間。
<カムセット練習>
ちょうど、2日目が雨になったので、2日目もジムリード6時間コース。
さすがに、ビレイは相当分かって来たと思います。
<カムで落ちる練習>
カムセットも練習しましたが、リードで落ちる練習では、見事にカムが1つ抜けました(笑)。
「まだまだだ。」
ということも自覚出てて、良い勉強になったんではないかと思います。
<予想通り、学生さんは覚えが速い>
・落ちる練習
・墜落距離の計算
・レストしながら、先を読むこと
といった意味も、3日目になって理解が深まった様子。
本人の
「つながって来ましたね。」
という感想が、印象的でした。
<KIさんの無名フィンガー>
今度こそ、団体講習。
これはこれで、楽しみです。
学生時代に参加した文登研を、思い出しますねー。
<通算4トライ目だが、またもワンテン>
具体的な講習内容
・ハンドジャムのコツ
・ジャミングの方向を変えずに引き付ける方法
・ボルダー練習
・地上でのカムセット練習
・リードで落ちる練習
・実践本気トライ
KIさん:無名フィンガー(5.9) ワンテン
<寒すぎて、ダウンを着たままリード>
ちなみに、本日の湯川は粉雪パラつく天気で、極寒でした。
ハンドはともかく、フィンガーとフェースのホールドが凍傷になりそうな寒さです。
デゲンナー以外は、グレードより1つか2つ難しく感じそうでした。
城ヶ崎のシーズン到来ですね。
2015年11月27日金曜日
ビレイで流す
11月25日(水)、26日(木)は、リード講習6時間コースを両日とも。
1日目は、某関西の大学山岳部のSIくん、女性SMさんに、私の個人的な後輩NKくんを加えて3名。
内容的には、リード1回目、2回目に相当。
2日目は、SIくんが引き続き、復習参加のKIさん。
内容的には、リード3回目+より応用的なビレイ手法の実験。
リードのビレイでは、流すという技があります。最近あんまり聞きませんが、制動確保ってやつです。
フォールに対して、クライマーが急激に止まり過ぎると、腰を痛めたりします。
そこで、ストップの瞬間をやんわり出来ないか、という発想です。
ただ、普段使っているダイナミックロープは伸びます。
さらに、ビレイヤーは普通に立っていれば、クライマーが落ちた時に引っ張られてしまうものです。
(フォールの距離にして、50cm分とか、1m分とか)
ですから、そんなに頑張らなくても、流す効果は得られています。
どちらかと言うと、身構え過ぎてガッツンビレイにするのだけは避けましょう、くらいのニュアンスで使われると思います。
で、今回はKIさんが岩場で、他のクライマーに「もっと流さなきゃ危ない!」と注意をされたという話がありました。
たしかに、ロングフォールでガッツンビレイされて怪我したという話は、よく聞きます。
さらに、通常のフォール距離でも、変な体勢で落ちるときは流していただきたいものです。
良い機会なんで、流しの比較実験をやってみましたよ。
①普段通り、身体が持って行かれるだけ
②ATCの中で、ロープを30cmくらい滑らせる
(あらかじめ、ブレーキハンドをATCから30cm遠めに持っておけば、自然と引き込まれる)
※グリグリよりも、ATCの方が優れている点を、最大限活用
③タイミングを合わせて、立ちあがる
(いわゆる、わざと飛び上がる方法)
※個人的には、これと①の中間型くらいの方法をよく使う
④1本目の真下から、わざと離れる
(多めに、身体が持って行かれる効果あり)
※2人から、アイデアとして出て来たので、試すことに
⑤若干弛ませておき、その弛み分を、ブレーキハンドと反対側の手で手元に引きつけておく
(その手が、引っ張られることによって、流す効果あり)
※聞いたところでは、最近のR指定ルートで、このビレイ方法を好む人もいるとか
色々な方法を主張しているクライマーなり、登山家なりがいるので、レッツ実験。
まぁ、ここで今回2人が感じた結論を書くのは、やめておきます。
こういうのは、耳年増になるより、体感しないとダメですから。
効果の大小、フォール距離の増加分、現実の本気トライ中に可能かどうかの現実性、などについて話し合いましたよ。
2015年11月24日火曜日
人生色々、怖がり色々
11月22日(日)、23日(月)は、岩場リード講習にて天王岩。
1日目は、NSさん夫妻、女性TBさん&女性MDさん。
2日目は、微妙な予報につき希望者のみ決行。
女性SMさん、男性OMさん。(2人は、不参加)
単に、落ちるのが怖いという1点を取ってみても、本人のポイントは様々。私が普段思っていることを、雑多に並べてみます。
<ボルトの種類>
初級者に、特に多いパターンです。
一瞬の浮遊感が怖い、という可能性大です。
<分散支点に関するディスカッション>
経験は長いけど、あまり高グレードではないという人に、よく見るパターンかと思います。
かく言う私も、このタイプから脱しきれません。
フォールラインに何があるか意識する余裕がない、落ちる体勢作りに自信がない、といった可能性大。
「岩場だと、ジムより僅かなランナウトでも怖くなる。」
というのも、似たような例だと思います。
<NS奥様による、クラックジョイのオンサイトトライ>
冷静に考えれば、ちょっと不思議な感じ。
とはいえ、気持ちは推し量れるように思います。
講習時に、こういう人を見るに思うのは、リードだとパニック気味の心理だということです。
実質的にトップロープと同じ、ということで安心しきれないんでしょうね。
<ガンバ!>
ムーヴLv.0だと、こういう人も多いです。
この段階も、色々と“つまづき”の可能性はあるんですが、8割以上の人は単純な慣れで通過できてしまうようです。
<笑顔が絶えない2人>
最初は、トップロープ状態から始めて、段々と膝下くらいまで距離を伸ばしましょう。
<もうちょっと!>
「リードだと、冷静な気持ちでいられない。」
という人も居ます。
このタイプの人は、レストが苦手なことが多いです。
例えば、本日もこんなことがありました。
<アプローチ(5.8)をR.P.>
2日目。
トップロープで登っている際に、ガバっぽいホールドに手が届きました。
すると、「やった!」とばかりに足を上げて行きます。
結果、自然と次のホールドを探す体勢に。
そして、狭すぎちゃって、レストしにくい体勢に(涙)。
で、次のホールドが悪ければ、そのまま進む。
次のホールドが良くても、そのまま進む。
<すあま好きなOMさん>
最近クラックリード講習を卒業したHMさんなんかは、以前は、まさにこのタイプ。
「レストすると、安全マージンとかムーヴを考える暇が取れるんで、心の平穏が保てますよ。」
という話。
<すあまを知らないSMさん>
レストにレストを重ねて、ほぼ完璧にイメージが出来上がるまでは、怖すぎて進めなくなるという。
結果的に、ほとんどのオンサイトトライは、持久力勝負になります。
ただ、被っていると8割の精度でも進んだ方がパンプせずに済んだりします。
また、ボルダーっぽい核心だと、クライムダウン不可能なので、勝負できず。
安全上は良い感じなんだけど、スポーツっぽくないクライミングで駄目でした。
マルチ卒業生のWNさんなんかは、当時の私と似た感じです。
<疑似リード>
・ボルトの判断が出来なくて不安
・ヌンチャクが足元になると、ロープが足に絡みやすくて不安
こういうのは、怖がってないと本当に危険ですね。
良いセンサーしてると思うので、引き続き勉強してくださいませ。
<「すあま探しても、なかなか売ってないから、最近は“ういろう”で我慢してたんですよ。」>
「落ちる練習は、そんなに怖くないけど、実践で落ちるのが怖い。」
という人も。
そして、逆パターンも居ます。
<リードで落ちる練習>
<OMさんによる、クラックジョイのオンサイトトライ>
己:自分の怖がりポイント
敵:実際のリスク
を目指したいところです。
それでも、危険はゼロにならないことは、肝に銘じつつ。
<完登!帰りに、八王子滝山道の駅のすあまを、見事お買い上げ!>
2015年11月21日土曜日
クラックリードのデビュー戦
11月21日(土)は、クラックリード講習にて、湯川。
男性NSさん、女性UNさん、安曇野の女性KDさん&男性TYさん。
<本日は、知り合いだらけ>
次のジャミングを決めるにしても、ジムのようにデッド気味に反動を付けることは少ないです。
身体を起こした状態で、長ければ10秒以上も静止しています。
クリップにしても、ジムならヌンチャクが掛かっているだけですが、クラックだとカムセットから始まります。
<初湯川のUNさん>
ジャミング真っ向勝負?
凹角を利用して、ステミング?
凹角を利用して、ワイドムーヴ?
クラックの縁やクラック外のホールドで、フェースムーヴ?
特に、ステミングやワイドムーヴが決まると、時間無制限の大レストに入れたり。
次のセクションを、どんなムーヴで切りぬけるかは、あなた次第!
<ボルダー練習>
ランナウトの距離?
次のプロテクション?
次のレストポイント?
落ちそうなセクション?
残りのカム?
下のカムの効き具合?
この戦略性そのものが、クラックの大きな魅力です。
中上級者だって、考え続けると思います。
(初心者ほど、時間は掛からないけれど)
<黄昏の舞姫(5.10b)>
足置き、脱力なんかの基礎が高いほど、クラックは有利です。
<落ちる練習>
コツコツ基礎を高めて、時間を掛ける余裕を上げてもらう方針です。
という訳で、1年~数年かけて、ようやくクラックリード講習という人も、珍しくありません。
<台湾坊主>
NSさんにとっては、今回はクラックで初の本気トライ。
クラックのリードでは、本格デビュー戦です。
でも、これが出来たってことは、ここまでの蓄積が活きてる証拠です(笑)。
「こんなにやってるのに、まだ僕はデビュー戦なんですね(笑)。」
という話で、ちょっと盛り上がりましたよ。
<意外にも、昼はダウン要らず>
・ハンドジャムのコツ
・方向を維持して引き付ける意識
・テーピングの仕方
・デゲンナー下部でのボルダー練習
(NSさんは、無名フィンガー下部も少々)
・地上でのカムセット練習
・トップロープ練習(UNさん、KDさん、TYさん)
・疑似リード(KDさん、TYさん)
・リードで落ちる練習(NSさん)
・実践本気トライ
NSさん:台湾坊主(5.9) オンサイト
<ジャミング?ステミング?ワイド?レイバック?>
NMさん、KSさん、ありがとうございます!
もう、再登できる状態だそうです。
興味のある方は、是非とも自然に戻る前に!
再登者の評価は5.10後半なので、湯川3大クラックくらいの覚悟で(笑)。
※月影の騎士は、まだでございます。
<台湾坊主をO.S.するNSさん>
あがけ!
11月20日(金)は、昼にムーヴLv.0。
男性NSさん、女性UNさん、新規女性MMさん、新規男性SKさん。
夜は、リード3回目の再受講。
女性ABさん。
リード講習の最後、本気トライ中のことです。(垂壁の5.10a)
ガバっぽい数手が続き、大きめのスローパーを取ったとき。
両手でマッチして、足を上げてみるも、ちょっと次のホールドが遠そうだと判断して
「テンション」のコール。
ただ、スローパー手前のガバから、高めにクリップは済ませてあるので、トップロープ状態です。
「えー!?ガンバガンバ!」
と、私。
「えー、やだ。じゃ、落ちまーす。」
と、落ちる練習のようにフォールするABさん。
“初心者にありがちな諦め方”だとは思います。
が、本来は何をトライすれば、完登できる可能性があったかを考えてみましょう。
①ガバホールドに戻って、作戦を立て直す
(マッチすると戻りにくいこともあるので、マッチする前に戻ることも一案)
②遠そうと思って諦めた次のホールドに、思い切って手を出す
(実際、落ちる恐怖は無さそうだったわけですし)
③ホールドの見落としが無いか、などのチェック
(実際、右壁のホールドを見落としていた)
ちなみに、このルートのスタートには、
「右壁にホールド有り」
と、注意書きもありました。
人間ですから、全てを完璧にやるのは無理です。
「ただ、上記の何か1つでも試みていれば、完登できたかもしれない。」
という反省の意識が、とても大事。
本日のABさんは、フォールした後に
「疲れちゃった。持ちにくいですよ。」
くらいの感想でした。
これが
「あー、勿体なかったなー。何かやっとけば、登れたかもしれない!」
と思うくらいになると、リードの駆け引きが上達してくると思いますよ。
あがけ!
あがくんだ!
ジョー!!!
具体的な講習内容
昼の部:
・ダブルチェック
・トップロープのビレイ
・ロワーダウンされる姿勢
・一手一手レストする練習
(ムーヴのコツは、個別指導的に)
夜の部:
・クリップ前に、体勢を安定させること
・ゆっくり登ることによって、ムーヴを意識すること
・短期レスト、中期レスト、長期レスト
・落ちる練習&止める練習
・実践本気トライ
ABさんは、ジムリード講習を卒業といたしました。
とりあえず、落ちることは出来ます。
終了点直下は、良い“あがき”を垣間見せてくれて、見事にトップアウトは果たしましたしね。
あとは、ムーヴ講習や岩場リード講習を通じて、トライの仕方も講習していこうと思います。
2015年11月20日金曜日
つま先周辺でスタンスを捉える
11月19日(木)は、ムーヴLv.0。
女性Sさん、女性3人組のADさん、IBさん、KBさん。
「足は、つま先周辺で置け」、と言われます。実際、クライミングシューズも、つま先周辺に力が入りやすいように作られています。
本日のKBさん。
スタンスに足を置くときに、つま先周辺(指の付け根あたりも含む)よりも土踏まず側で捉えていました。
下から見ていて
「そのスタンスは、指の付け根くらいで踏んだ方が、良さそうだな。」
と思ったので、本人に尋ねてみると
「この踏み方(指の付け根より、5cmくらい土踏まず側)で、十分に馴染んでて、力も入ります。」
とのこと。
「であれば、案外問題ないのかな。」
と思って、引き続き見ておりました。
すると、その置き方だと、つま先の向きをインエッジからフロントエッジに回転させて微調整できないことが発覚。
つま先の向きを変えるために、いちいちスタンスを踏み直していることが分かりました。
そこで、それを伝えると、つま先の向きを回転させやすさを考えて、最初から指の付け根周辺でスタンスを捉えるように変化。
かなり、省エネに繋がったと思います。
(実践では、稀に土踏まずで置いた方が楽なこともあるが、それはそれでアリ。)
ちなみに、それを聞いていた3人は、もともと指の付け根周辺でスタンスを捉えてはおりました。
しかしながら、このやり取りを聞いて、さらに意識が足元に向いたようで、つま先の回転も上手くなりました。
足裏5cmの話ですが、これだけでも登りが変わるから不思議です。
具体的な講習内容
・一手一手レストする練習
・片手主体のバランスが決まってから、もう一方の手を離す意識
(居心地の悪いレスト体勢は、なるべく避ける)
・ホールドの方向に寄りかかる
(特に、内向きのホールドは、寄りかかるとほとんど引き付けなくても次のホールドが目の前に来ることが多い)
・つま先でスタンスを捉える理由(上述の話)
・膝をどちらに倒すか
本日で、ADさんとKBさんはジムリード講習を受けてもO.K.としました。
ジムの5.8なら、かなり安定して登れるようになりましたねー。
2015年11月18日水曜日
神のお告げ
11月17日(火)は、岩掃除にて湯川。
掃除ではなく、普通に登りに来たK田さんと。
先日、境川PAで会ったS本の神から、「月影の騎士、登りたいんで、暇なときにでも掃除してくださいよ。」
というお告げが。
隣に居た、NMさんも
「是非是非。」
と声を合わせていたような。
そして、他の卒業生からも
「登りたい。」
という声が聞こえたような。
<テレパシー(5.10d)をR.P.するK田さん>
ただ、直後に登った我々の体感は5.11前半。
湯川には貴重な、中級クラスじゃないでしょうか?
ある程度登れるクライマーが、初級者との付き合いで湯川に再訪するときの、楽しみにでも。
<汚れても良い格好>
先生の掃除は、かなりピンポイント。
使えそうなジャミングポイント、ホールド、スタンスは徹底的に掃除してあるものの、全体的には苔っぽい。
それでも、1日半ぶら下がったので、当初よりは相当キレイなのですが。
そんな訳で、大方の予想通り、1年経っても登った話は1人しか聞かず。
<月影の騎士>
こちらは、知人だけでも5人くらいは再登したようで、5.10後半ぐらいという評価で安定した感じです。
で、どっちもクラック内部から草が生え始めて、いよいよ誰も登らなさそうな雰囲気。
神のお告げとあれば、再々掃除してみましょう、という1日目です。
<振られ止めのカム、グリグリング用のアッセンション、ブラシ、ワークマンの手袋>
・月影の騎士に、1日ぶら下がり、上半分を大体掃除しました。下半分は、あと1回行ければ。
これを掃除して欲しいって言った人は、黄昏の舞姫をちょっと掃除して欲しいなー。
5.10台だし、プロテクションも割と良いので、草をよけながらでも何とかリードできるでしょう。
草むしりだけでも、是非。
月影の騎士は、プロテクションも難しいので、今の状態だと上から回ってフィックス張る方が一般的でしょう。
あと、テレパシーの終了点も、月影の騎士を登る人は是非整備して欲しいなー。
みんなで手分けすれば、神のお告げが守れるはずです。
2015年11月16日月曜日
登る方が楽しい
11月14日(土)は、雨にてロープワーク講習。
マルチピッチリード講習予定だった、女性STさん、男性ITさん。
<ロープ畳み>
ただ、集まらないからと言って方針をコロコロ変えていると、一貫した指導方針にならないだろうとも思っています。
<懸垂下降の仮固定>
①ロープ畳みで、ロープが絡む仕組みについて学ぶ
(前回のマルチ講習で、結構気になっていた)
②終了点作業練習で、システムの事故例について学ぶ
③懸垂下降の仮固定、登り返しなどの、当面必要になりそうな基礎を確認
(前回のマルチ講習で、実は全然ダメだった)
<子ども用の滑り台は、70度以上?>
懸垂下降からの切り替えなんかは、まだ当分練習が必要そうですね。
その他、トラブル対処方法は、次回以降の課題でしょう。
<フィンガークラック>
これは、ちょっとしたオマケ。
ですが、クラックリード講習で軽くしか触れないフィンガーなので、毎回進歩してくださいます。
ビッグロックのフィンガーが難しいという方には、ちょうど良い前哨戦だと思いますよ。
ショートルートにせよ、マルチにせよ、登ることの方が楽しいですからねー。
ロープワークが上手くなっても、難しいルートに登れるようには、なりません(涙)。
でも、事故率が減ったり、終了点作業やマルチで手際が少し良くなります。
誰もが避けがちですが、思いだした頃にいかがでしょう?
<最近、気になる木枠。まだ登れず。私も、登る方が楽しいのですが・・・>
具体的な講習内容
・上述の通り