9月1日(水)は、ムーヴLv.0にて、女性NJさん。
9月2日(木)は、ムーヴLv.0にて、新規男性TUさん、新規女性WNさん。
9月3日(金)は、岩場リードが雨中止にてムーヴLv.1で、男性TGさん。
9月4日(土)は、ロープワーク講習で、女性Mさん、男性HGさん。
9月5日(日)は、岩場リードが雨中止にてムーヴLv.1で、男性KBさん。
9月7日(火)は、ムーヴLv.0にて、女性IGさん、男性YMさん、男性FYさん、女性MOさん。
9月8日(水)は、ムーヴLv.1にて、女性NMさん。
9月9日(木)は、1コマ目がムーヴLv.0にて、女性NJさん、2コマ目がリード2回目にて、男性NHさん、女性SHさん、男性YMさん。
9月10日(金)は、ボルダリング体験(岩場)にて、男性MKさん。
9月11日(土)は、マルチピッチリード講習にて、NSさん夫妻。
9月12日(日)は、アドバンスクラック講習にて、女性ISさん。
ロープワークでグリグリのビレイや登り返しをやったり、ボルダリング体験の2回目を開催してクライミングの幅を広げていただいたり、マルチピッチ講習で色々と考えさせられる2人を見たり。
なんだか、ムーヴ以外のクライミング要素と触れ合うことが多い講習の日々。
しかし、今回は久々にムーヴネタ。
下図で、A,Bのホールドはガバで、Zは悪いホールドだとします。
つまり、左の図はZを取る前、右の図はZを取った後。
経験上、Zを取る前の方が、足位置の変更は容易です。もっと言えば、Bはさほどガバでなくても、身体の回転を軽く止めてくれれば、足の移動に不自由ないことが多いです。
(それについての突っ込んだ理由説明は、長くなるので割愛)
一方、Zを取った後は、足位置の変更は少し厳しくなります。
(もちろん、両手ともに悪いホールドの場面に比べればマシなんですが。)
そこで、単純に思いつく作戦。
Zを取る前に、Zを取ったら置きたくなるであろう足位置にしておくと、省エネになるのではないか?
(あるいは、Zが極端に悪いホールドだった場合に、突破できる可能性が上がるのではないか?)
具体的には
・Zを取るのはダイアゴナルが自然だとしても、次の一手のために踏み替えが嫌らしいと予感されるのであれば、あらかじめ逆足でZを取りに行く。
・Zを取る前に、傾斜を殺せるようなガバ足などがあるなら、あらかじめヒールフックなどをかけておく。
などなど。
地上で考えると難しくない話ですが、ボンヤリとZを取っちゃって、困っている人をよく見かけます。
5.10前半のO.S.トライがちょうど良い人なら分かりますが、5.11後半のO.S.トライをしている人ですら、この失敗は日常茶飯事に見えます。
①この発想が無い
②夢中で登っているので、とりあえず手を出した
③次のホールドもガバっぽいだろうと(何故か)期待している
(自分がO.S.失敗することはあるぐらいのグレードでは、そんなにガバが続くことは有り得ないと皆知っているはずですが・・・)
どれが正解でしょうか?
こういう、ちょっとした作戦の積み重ねが少ないトライ数での完登を近づけると思います。