2014年12月17日水曜日

卒業までの目安日数

12月17日(水)は、岩場リード講習にて、湯河原幕岩。
男性NSさん、女性NSさん、男性SGさんの3名にて。
岩場リード講習を、ゆっくりめに行うようにしてから、おおよそのカリキュラム補正も整って来ました。
2日が目安だったものを、4日~6日が目安になった感じです。
①午前中は、ウォームアップがてらムーヴ講習

特に、5.8や5.9に出てくるランナウトに耐えられるだけの、ムーヴの安定感を重視して。
これを、4日間もやると、以前のカリキュラムよりは、だいぶ岩慣れします。

しかも、意外と即効性があるみたいで、最近は卒業前に5.10aくらいをオンサイトする講習生が過半数になった感じです。
これで、マルチピッチリード講習が、精神的に楽になること請け合いで、私も嬉しいです。
<午前中は、ほどほど暖かかった>

②2日目以降の人には、落ちる練習&止める練習

結局、ジムと同じで、これが一番勉強になる気がします。

進退の判断、安定して登る必要性、岩場でのビレイ立ち位置、などなど。
<紅葉>

③その人に覚えて欲しい内容

1日目なら、ヌンチャクの向き、進退判断、トップアウトの考え方、ミニマムボルトの考え方、など。

あとは、順不同で
・ボルトの種類
・結び替え
・懸垂下降

といったことを、本当に理解するまで繰り返し考えてもらいます。
<終了点作業の練習>

④本気トライ

夕方、1本or2本だけ本気トライ。

ここで、進退判断、終了点の判断など、現時点での総合力を試します。
<アブラカタブラのオンサイトトライ>

で、これを繰り返して、

「全体的に、何が大事か分かって来ましたね。」
と、私が感じたら卒業という形です。
<完登!>

本日の参加者の方々からも、

「最初、何日受けることになるのか分からないのが不安だった。」
という声も聞こえて来ました。

たしかに、それを言わないのは不親切だし、実際に不安で受けない人もいるかと思います。

「とりあえず、4日間。」
と目安があった方が、予約する段階では気楽でしょう。
<フック船長は、少し濡れていて条件が悪い中、オンサイト!>

その一方で、
「4日くらいですよ。」

と言われたのに、6日以上掛かったら、悲しくなりそうです。

実際、そんな人も沢山おります。
<懸垂下降の実践>

もっと言えば、
「この人の場合、リスク判断に慣れるのに結構掛かりそうだな。(6日以上、など)」

と思っても、いつそれを伝えたものか、私を常々悩ませます。

「早い段階で、覚悟させるべき?」
「何日か講習する中で、自ら薄々感じたころが、納得してもらいやすい?」

というのも、皆さん早く卒業したいですからね。
金銭的な理由であれ、自信を付けたい意味であれ、次の講習に進みたい意味であれ。

それは重々承知して、プレッシャーにすら感じておりますので、気持ちを悠然と構えていただけると嬉しい限りです。


具体的な講習内容
・ムーヴ講習
・ヌンチャクの向き(SGさん)
・結び替え(男性NSさん、女性NSさん)
・立木での懸垂下降(男性NSさん)
・落ちる練習、止める練習
・実践本気トライ
女性NSさん:アブラカタブラ(5.10a)をO.S.
男性NSさん:フック船長(5.10a)をO.S.
男性SGさん:いんちきするな(5.8)をO.S.

男性NSさんは、岩場リード講習を卒業といたしました。
先の見えぬ中、お疲れ様でした。

クラックリード講習を受けるのは、いつになるでしょうかね。

2014年12月15日月曜日

フォーム解析は楽しい

12月15日(月)は、スキー練習にて、富士見パノラマ。
昼過ぎまで、バックカントリーガイドのチカ先生に教わりながら。
スキーのフォーム解析は、本当に面白いです。
ムーヴ解析の経験が、活きまくりです。

チカさんが、最近本格的にクライミングを始めたこともあって、

「クライミングで言うところの、こういうのに似てますね。」
という会話も通じますし。
しかも、僕の理由が分からないと上手く出来ないという性格を知っているので、

「ストックを前の方に持つのって、どんなメリットがあるんですか?」
「じゃあ、こういう場合は、あえてそのフォームに拘らない、って使い分け。この理解で、いいんですかね?」

っていう、質問にも、自分の経験と照らし合わして回答してくれます。

「そうかなー。たしかに、こういう雪とか、こういうスピードのときは、そうやって使い分けてるねー。」
「いや、その場合も、私はこのやり方かな。たぶん、こういう意味があるからだと思う。」

という感じ。

私のような初級者相手でも、同じ土俵に降りてきて、ディスカッション。
理解が深まって、フォームにも活きて来ます。

ありがたいです。
さて、本日分かったスキーメモ。
情報量が多い上に、素人が書いたものなので、理論があっている確率もそこそこ。

次回の練習で、検証予定です。

①見た目
私はフォールラインを意識しても、向けずに進行方向を見ることがすごく多い。
(「原則、フォールラインを向くべき!」と、初心者の頃に教わることが多い。)

②詳しい状況
左足外のターンが下手だから、ターンの最後に進行方法を向いてしまう。

そこから崩れて何ターンもダメなこともある。
次の右足外のターンは得意だから、修正できることもある。

③原因
左足外のときに、外足が踏み込めていない。

頑張って踏み込もうとしても、急にズレたり、頑張りすぎて急ブレーキになったり。
コントロール出来ていない。

外足を強く踏み込むためには、フォールラインを向いていた方が有利だけど、

「どうせ、頑張っても上手く踏めないよ。」
と、身体が諦め反応している感じ。

結果として、進行方向を向いてしまう。

考えてみると、ターン後半に進行方向を向くのにも、それなりにメリットがあります。

・捻じりが無いので、体幹が疲れない
・ターン後半が上手く仕上がらなかった場合に、間延びした状態は単なるトラバースなので、それに対応している

だから、

「どうせ上手くいかないんだから。」
っていう、負の経験値を体が記憶して、フォールラインを向きたがらない状態。


④対策
左足外のターンを重点練習。

普通のターン練習だけでなく、

・片足滑り
・左での急ブレーキ
・左の横滑り
・左の“しの字ターン”

などなど、色々試してみようと思います。

2014年12月14日日曜日

クライミングをやるか、やらないか

12月13日(土)、14日(日)は、岩場リード講習にて、湯河原。

1日目は、女性STさん、男性SKさん、補習で男性ITさん。
2日目は、男性IGさん、新規の2人組みで男性NRさん、男性Mさん。
<ムーヴ練習>

クライミングを頑張ろうと思うにあたって、迷いが生じる場面があります。

例えば、ジムクライミングに熱中したとしましょう。

そこで、フリーパスを買うかどうか?
<終了点作業の練習>

迷いの渦中の人は、

「うーん、でもちょっと元が取れないかもなぁ。」
「いや、でも来週は友達と遊ぶ約束(クライミング以外)してるしなぁ。」
「とはいえ、週2回以上とか通ったら、きっと上手くなるだろうなぁ。」
<フック船長のSTさん>

で、一線を越えた人は、

「元は、取れるでしょ。(クライミングが、人生の半分ですから)」
「最悪、仕事が忙しくなっても、パスの方が30分でも登りに来ようと思うから、結果的に上手くなるよね。」
「ま、でも色々なジムに回るなら、回数券とかにしといても良いかな。」

結果的に、フリーパスを買うかどうかは、生活事情によるでしょう。

ただし、暇を作ってでもジムに通いこむことには、なんら迷いが無いのが特徴です。
<核心抜けた!>

講習生は、マルチやアルパインを目指す上で、この渦中の人or一線を越えた人・・・。

渦中の人からは、ボヤキのように色々な迷いを伺います。

「平日、ちょっと時間があっても、ジムに通うのがなぁ?」
「カム買っても、使いこなすとこまでやるかなぁ?」
「マルチは、整備されたルート程度か、連れてってもらう程度かなぁ?」
「地図は、ちゃんと読めなくても、トポ読んでけば結構大丈夫なんじゃないの?」
<2日目>

それが、1つ1つ迷いが吹っ切れてきます。

「確実に習得していくか、その項目を諦めるか、2択なんだ!」

適当に済ませて、次のステップに進もうとすると、基礎力の不足で危なかったり、あとあと伸びなかったり。
一線を越える前は、なぜかイージーに進める道がないかを模索しがちです。
この一線を越えちゃってる人は、モチベーションに素直に人生を謳歌している感じです。

山の世界であれ、クライミングであれ、
“こちら側の人間”

なんて言い方は、この一線が意識されているんだと思います。
<新規の2人は、まずトップロープで確認>

こちら側の人間からすると、一線越えてない人の発言は、なんだか煮え切らない感じがしちゃうんですよ(笑)。

「クライミングは、やるか、やらないかしかねーんだ!」
なんて、いまどき誰も言いませんが、本質ではありそうです。
<アブラカタブラのIGさん>

個人的イメージですが、

①ムーヴ講習Lv.0
一線越えている人:20%

②ジムリード講習
一線越えている人:30%

③岩場リード講習:
一線越えている人:40%

④クラックリード講習
一線越えている人:70%

⑤マルチピッチリード講習
一線越えている人:90%

講習段階を進む中で、意識面改革する人も多いってことでしょうか。

1年、2年前にカム買うか散々迷ってた人が、マルチピッチリード講習で活き活きとカムセットしている姿なんか、感慨深いですよー。
<完登!>

具体的な講習内容
1日目:
・ムーヴ練習(足を馴染ませる、指を馴染ませる、など)
・落ちる練習、止める練習(STさん、ITさん)
・終了点作業(STさん、ITさんは、立木での懸垂下降。SKさんは、結び替え。)
・トップロープ練習(SKさん)
・実践本気トライ
STさん:フック船長(5.10a)をO.S.
ITさん:フック船長(5.10a)をフラッシュ

2日目:
・ムーヴ練習
・落ちる練習、止める練習(IGさん)
・ダブルチェック、エイトノット、ATCを落とさない方法、トップロープのビレイ、など(NRさん、Mさん)
・トップロープ練習(NRさん、Mさん)
・終了点作業(IGさん、結び替え、立木での懸垂下降)
・実践本気トライ
IGさん:フック船長(5.10a)をO.S.、アブラカタブラ(5.10a)をO.S.

2014年12月12日金曜日

冬の独り言コーナー

12月12日(金)は、たんばらスキーパークにて、練習。

スキー練習の回は、私の独り言コーナーです。
行き帰りの1人運転、リフトも1人のことが多いので、考えたことの一部を喋りたいだけだと思ってください。

幸い、今日は午前中だけサチさんと同行。

そんなときの1コマです。

最初の1本、2本と滑るたびに、

友人:「いやー、滑るの楽しいねー。」
私:「そうですねー。」

この時点で、私のテンションは、かなり低かったです。

私の心:「いや、まだそんなに楽しくないような気も・・・。」


過去にも、何人もの仲間と行くたびに起こる現象です。

その都度、
「もしかして、自分は滑るのが好きじゃないのか!?」

と疑念が沸きます。
<初滑りの本日は、リフト乗りもおぼつかず>

とはいえ、ある程度は好きじゃないと、スキー練習なんて続くはずもなく・・・。

そこで、私が最初の1本、2本で感じていることを分析してみると。

「うーん、ぎこちない。」
「あれ、今も何だかグラついたな。」
「なんだか無駄な力が入りまくって、以前より疲れるな。」

という感じで、腑に落ちない感じで
“気持ち悪い”

というのが先行しています。

これはクライミングの、
“疲れ気味の日に、体を動かしているうちに意外と調子が良くなって来る”

というパターンと酷似しています。
<リフト係さんに心配され、リフトをゆっくりにしてもらうこと数回>

経験上、パンプしないように気を付けながら、入念にウォームアップするのが有効です。

足置き、ホールディング、反動の付け方、体幹を入れたり抜いたり、・・・

自分の中で、合格点と思える滑らかさになってきて初めて
「おっ、気持ちよい感じ!楽しい!」

ジムの場合なら、30分~1時間で完了です。

で、スキー経験が浅いせいか、リフトに乗っている時間が長いせいか、気持ちよくなるのにも数時間を要します。
ただ、その後の半日は楽しく滑れます。

そうなってくると、新しい課題に取り組む気力も湧いてきます。


長くなりましたが、滑ること自体は楽しいと感じています。
特に、午後!

クライミング以外のことをすると、自分の偏った志向を思い知らされますね。

他にも、考えたことが沢山あったので、今後も小出しにしていくつもりです。

2014年12月10日水曜日

ビレイの比較実験

12月9日(火)は、1コマ目でムーヴLv.0。
講習2回目の女性OGさん、新規男性HDさん、新規男性TNさん。

2コマ目は、リード3回目。
男性NZさん、男性SKさん、補習で男性NMさん。
以前は、ジムでのリードビレイは、しゃがみビレイを推奨して、それの有効性を説明しておりました。

で、これまた教え方をマイナーチェンジ。

繰り出し方、落ちる練習&止める練習を、なるべく一通りやってもらうことにしました。
それで、メリットデメリットを比較して、場面ごとに選んでもらうという方式。

①しゃがみビレイ(立ち上がって繰り出し)

②1~2歩くらい、横方向に離れてビレイ(その分、近づいて繰り出し)

③1~2歩くらい、後方向に離れてビレイ(その分、近づいて繰り出し)

④ボルトの真下周辺で、立ってビレイ(繰り出しは、立ったまま)
実験後・・・

・ルート下部では①or②を選ぶ方が多くなります。

・「③、④は使う場面を選ぶなぁ。」
という印象。

・①と②で、厳密な場面ごとの使い分け、体重差や落としても良い距離に応じて変わって来ると思います。

最終的な結論は、たいして変わっていないのですが。

「講習に、もっと時間を掛けてでも、考えて実験するチャンスを作ろう。
その方が、後々からビレイ技術が伸びてくる。」

という原則に向かって、徐々に講習方法も変化していきますね。
まだまだ、マイナーチェンジの可能性は感じますが。

その一方で、もはや全3回で終わる可能性は、5割くらいになってきた気がします。


今回も、3回目だった2人には、もう一度3回目の受講をお願いしました。
さらに、ビレイや落ち方を洗練させて、次へと進んで欲しいですからね。

2014年12月9日火曜日

やる気スイッチ

12月8日(月)は、クラックリード講習にて、城ヶ崎。
女性HSさんで、外の講習では久々のマンツーマン。
講習生のモチベーションは、かなり高いと思います。

「クライミングを、リードも含めて本格的にやってみよう。」
「でも、半端だと危なそうだから、お金を払って学ぼう。」

という時点で、ある程度の集団だと思います。
<久々の海>

実際、1回~数回で、「ちょっと、そこまでは・・・」と思う人も出て来ます。

労力もお金も掛かりますので、続ける方がスゴイのかも。
<ジャミング練習>

でもって、そういう面々が知り合いになっていくと、もう簡単にはモチベーションが落ちません(笑)。

講習と並行して、仲間と岩場や登山に向かうというサイクルです。
<無名のクラック>

あとは、講習そのものがモチベーションの維持にも貢献していると思います。

「慣れれば習得できそう」というテクニックが、毎回ちょっと見えて来ます。

人間、新しいことを覚えるのは楽しいです。
今回で言えば、

・初めてのハンドジャム、フィストジャム
・初めてのフットジャム
・初めてのバック&フット
・初めてのニーロック
・初めて意識した足の寄せ上げ

当分の間は、やればやるほど慣れて伸びるはず!
<寄せて上げて>

それって、やっぱり楽しいことですよねー。

クラックは、講習していて特に進歩が分かりやすいように思います。
コツの集合体、というイメージなんでしょうか。
<懸垂下降の準備>

本日のHSさんも、長いこと、やる気スイッチオンで保たれているみたいです。
とても淡々と落ち着いた口調ですが、場面場面で伝わって来るものはあります。

このまま、頑張って参りましょう。
本当に面白くて、伝えたいと私自身が思っているのは、クラック講習から“先”の内容なんですよね。
<懸垂下降>

具体的な講習内容
・上記の通り
・テーピングの巻き方
・立木での終了点作業について
・トップロープで、本気トライ
鬼殺し(5.7)×6回、ネッシー(5.8)×2回

初クラックながら、ハンドジャムとバック&フットは、相当練習できたと思います。
次回から、カムセットに入りましょう。
<ネッシー>

2014年12月5日金曜日

1月の予約受付

お待たせいたしました。

12月9日(火)の午前0時より、1月分の予約受付を開始いたしまします。

時期的なエリアを再確認しますと。

1月、2月は冬山講習が何でも出来ます。
・雪上訓練Lv.1~Lv.3
・アイスクライミング講習

また、クライミング講習は、気温が高い伊豆方面です。
・クラックリード講習が、城ヶ崎
・岩場リード講習が、湯河原

11月まで週末予約の半分以上を占めていた、マルチピッチリード講習。
こちらは、1月、2月は休止期間です。

参加条件、日程などで問い合わせがありましたら、前日までにメールしていただけると大変助かります。
どうぞ、よろしくお願いします。