2月2日(木)の夜は、ランナウトにてムーブ講習。
本日は、常連女性ARさんのムーブ講習3回目です。
名前の付いているムーブのほとんどは、次のホールドを取りに行く動きの型を指しています。ただ、実際にはホールドを取ってから、次のムーブ体勢に入るまでに足の位置を変えたりする動作が入ります。
その際、楽に行ける場合と、苦労してしまう場合があります。
初級者の場合、結構見落としがちなポイントなので、整理してみましょう。
①次のムーブの足位置に、最短歩数で行かなくても良い。
例えば、無理矢理1歩2歩で体勢を作るとバランスが悪いのなら、3歩4歩と掛けてバランス良く登りましょう。
②その前のムーブが何通りも可能なら、ホールドを取った後に動きやすい方が楽なので、それを正解ムーブだと考えよう。
例えば、正対でもフリでも可能なら、どちらの方が後々で楽かを考えて手を出した方が良いですよ。
他にも、「順足でも逆足でも可能なら」、「ハイステップでも下足からでも可能なら」、「キョンでもヒールでも可能なら」なんて幾らでも応用は利きます。
案外、5.11中盤くらい登る人でも、一手先を取った後の自分の姿を読んでいない人を見かけます。
ちょっと意識すれば、かなり省エネできるはずです。
これは、ムーブの感覚というよりも戦術的な問題なので、初級者の中にもこのブログだけで理解できる人もいるかも?
それなら、ラッキーですね。
具体的な講習内容
・上記の省エネ技術
・短期レスト
・引きつけよりも捻りを優先する意識
・ダイアゴナル、バックステップ、正対の総復習
・フラッギング(とりあえず、安定できることを知る程度)
次回から、ムーブ講習のレベル2です。
フラッギングなどの基本ムーブを覚えて行きましょう。