2月26日(日)は、城ヶ崎にてクラック講習。
前日のロープワークから連続の、常連女性TZさん、男性STさんに加えて、最近ムーヴ講習にハマッている女性ODさん、の合計3名。
ジャミングは、最初の説明を受ければ誰でもちょっとだけ使えるようになります。これが全く出来なかったら、説明した人が下手だと責めて良いでしょう!
その一方で、ジャミングやムーヴのコツは、(僕がタイミングを見て説明しようと心に留めているものだけでも)10個、20個とありまず。
で、最初に5個もコツを聞いても、イメージが沸かないので意味がありません。
1回登るごとに1個コツを聞いて覚えられるのは、天才クライマーだけ。
つまり、1個のコツを習得するのには、10本ぐらい登る必要があります。
たとえば、初心者がよく躓くポイント5個を挙げると・・・
・ハンドジャムで親指の付け根を膨らませるタイミング(早すぎては、そもそも入らなかったり、点効きで痛かったり)
・フットジャムは、なるべく奥まで入れた方が効くことが多い
・狭いハンド(タイトハンド)で、手をねじ込む様子
・ワイドハンドで、力を入れる場所(親指以外は、なるべく脱力)
・方向が限定されるジャミングを意識(一方向にだけ効くハンド、フィンガー、フレアハンド、シンハンド、なんかを体の動きカバーする)
ってな感じです。
順々に教えて行きたいですね。
それでも、ただ闇雲に10本登るよりは、コツを意識して10本登れば、上達速度は何倍かにはなります。
これは、ジムでのムーヴ講習も、クラック講習も同じですね。
TZさん:
さすがに初歩的なジャミング慣れは十分!
とりあえず、今はジャミングよりもカム慣れです。
STさん:
クラックは、ほとんど初めて。
確実に初歩的なジャミングに慣れてきました。
ODさん:
ジャミングの名称を知らなかっただけ?
すでに、他のガイドの元で、ある程度のジャミングは習得していた様子。
でも、名称を覚えることも大事ですよね。
頭が整理されます。
具体的な 講習内容
(本日は、3人がバラバラの講習内容)
TZさん:
・リード練習
無名ルート3本をリード&フォローの復習を兼ねて(グレードは、5.5以下?)、鬼ころし(5.7、再登)、純(5.8、三本目の5.8をR.P.!)、ネッシー(5.8、再登)
(その中で、ランナウト具合、プロテクションの駆け引き、などを指摘して行く実践練習)
☆そろそろ、自立してクラックの岩場に行ってみては!?
STさん:
・フットジャムは、少しでも奥まで入れた方が効くことが多い
・ハンドジャムのサイズ調整
・カムの効かせ方
(疑似リードを1回練習)
・ナッツの効かせ方
・チムニーでの基本(スタンスは、レストポイント。ギア・チョークバックは、外に出す。)
・チムニーでのムーヴ名称(ニーロック、ヒール&トウ、アームバー)
・カムを持って行く個数
☆カム購入が、最初の核心部か?
ODさん:
・テーピングの巻き方
・ハンドジャム(順手、逆手)
・フィストジャム(順手、逆手)
・チムニーでの基本(スタンスは、レストポイント。ギア・チョークバックは、外に出す。)
・チムニーでのムーヴ名称(ニーロック、ヒール&トウ、アームバー)
☆とりあえず、ジャミングの名称を覚えて行きましょう。
本当に盛りだくさんでした。
ちなみに、本日はパープルシャドウがビショ濡れ!
それでも、STさんだけは頑張って登りました。