10月12日(金)の昼は、ランナウトにてジム講習。
常連女性SMさんと、那須からお越しの男性ISさん。
SMさん、最近は安定した動きが身に付いて来て、僅かずつリードも練習中。とはいえ、ガイド登山は離れがたく、自立はビビるもの。
しかしながら、本日の講習後には
「ジムの一番易しいルートでも、リードできるのは嬉しい!」
「ロープを買った甲斐がありました。」
というコメントも頂けました。
どうやら、1つ目の壁の先に見えるもの。
それを頭ではなく、心で実感し始めたようですね。
クライミングも山も、自分で危険を判断する要素が大きくなればなるほど、スポーツとは異なる充実感が得られるものです。
リード、地図読み、天候判断、残置無視、オンサイト、どれにも共通する感覚だと、私は思います。
ただ、ジムでオンサイトリードするのと、登山道の無い冬山に突っ込むのでは、敷居の高さは全然違いますけどね。
そういう意味で、SMさんが最初の1歩を踏み出したことは、私にとっても嬉しい事です。
具体的な講習内容
・肩の脱力(特に、腕の周りを回転する感覚について)
・腰を壁に近づける姿勢(SMさん)
・カラビナの握り方
・トップロープのビレイ(ISさん)
・エイトノットの結び方(ISさん)
・リード練習(SMさん)
ISさんは、那須からの講習受講!
まだ怪我からのリハビリ中のところ、わざわざ遠方から来てくださいました。
御自身でも、ジムや近所のボルダーで自主練習を始められたそうで、素晴らしいことです。