11月14日(水)は、天王岩にて岩場体験講習。
高崎からお越しの常連女性HMさん、常連女性ODさんの2名。
HMさんは、今まさにジムでのリード講習を受け始めたところ。ODさんは、ジムでのリード講習は済んでおります。
というわけで、リード練習を中心に行いました。
だいたい、岩場リード講習の3分の1くらいの内容です。
練習も大事ですが、体験が大事なこともあります。
百聞は一見に如かず。
山道具屋でバイトしていたとき、
・登山に行ったことのない人に、登山靴の選び方を説明する
・クライミング初心者に、クライミングシューズの選び方を説明する
なんて場面はよくありましたが、なかなか虚しいものです。
無駄になるような靴は買ってほしくはないのですが、
「なぜその靴をオススメするか?」を実感してもらうのは不可能です。
そう言えば・・・、
富士山ガイドで、ビニール雨具で来たお客様にレンタル雨具を借りてくれるように説得する場面も同じような話。
そんなとき、安全にできるのならば体験してしまうのが一番。
山なら、スニーカーで登れる高尾山に登ってから、靴を買いに行くと良いでしょうか?
クライミングなら、ジムでレンタルシューズを5日やそこら履いてからでも、遅くはありません。
今回は、リード講習の触りの部分。
たとえば、ヌンチャクの向きを説明して2回リード、ボルトの種類を説明して2回リード、と繰り返して体験してもらいます。
「やってみれば分かります。」
って言うと、乱暴な感じ(笑)。
実践と基礎練習のバランス、と言えばカッコいいですね。
結び替えも、基本的なことを講習したら、まず1回だけでも実践して帰っていただきます。
そうしたら、帰ってから本も読みなおせますから!
<初めての本格的なロープワーク、結び替えを練習するHMさん>
<オブザベするODさん。この後、5.8をオンサイト!>
具体的な講習内容
・ボルトの種類と、ハンガーボルトの見分け方
・ヌンチャクの向き(ウィップフラッシュ現象)
・結び替え
・実践、本気トライ
(ODさんは、5.8をオンサイト!HMさんは、トップロープでテンション混じりながらトップアウト。)
ODさん、自立を目指したのは最近とは言え、さすがの落ち着いたクライミングでした。