2013年4月22日月曜日

ロープワークは、実践と練習の両立で

4月21日(日)は、ストーンマジックにてロープワーク講習。
前日からの続きで、TZさん、NMさん。
ロープワークというのは、理解が難しいようです。

例えば、マッシャーを使った登り返し。
(通称:自己脱出)

これを初心者が理解しにくい点は、2つ。

①マッシャーやバックアップなど、一つ一つの結びに慣れていないと、全体的な仕組みが分からない

②それが必要になる場面が、経験不足でイメージできない
②に関しては、マルチピッチに沢山行けば分かります。

NMさん、TZさんも、前日に色々とトラブルを味わっているので、理解力がアップ。
ただ、実際にマルチピッチリード講習を行うと、ロープを使っているのに、ロープワークを指摘する時間はありません。

ルートファインディングなどの、判断を講習するばかり。
ロープワークは講習できません。

つまり、①を補うのは練習です。

<右上腕を故障中ながら、調子が回復してきたように見えるTZさん>
・スピードアップの小技
・ロープワークの仕組み
・トラブル対処方法

ロープワークのレベルがアップすれば、マルチピッチのスピードもアップしますよ。
具体的な講習内容
・ロープの畳み方、1ピッチのルートの終了点作業(復習)
・ビレイポイントがテラスの奥の方にあり、延長してセカンドを見ながら確保する方法
・クラック練習
・登り返し(懸垂のバックアップありの場合も含めて)
・ビレイポイントに到着して、スリングが足りない場合(固定分散の作り方)

2人とも、先月よりもロープワークの理解が進んで来ました。

実践、練習の繰り返しが重要ですね。