10月12日(月、祝)は、岩場リード講習にて、小川山。
男性SGさん、安曇野の女性KDさんと男性TYさんペア、復習参加の男性NSさん。
<快晴>
実は、最初は相当心配していたので、続けてくれて良かったです。
<秋です>
「ちょっと、意識改革が必要そうだな。」
という点でした。
<スラブのムーヴ講習も、シーズン残り僅か>
「落ちるのが怖い。」
という人は、いくらでも居ります。
ただ、
「私は、落ちそうだったら無理しません。」
と断言する人は、ボルトルートの心構えとしてはダメです。
逆に、
「私は、落ちても大丈夫だとは思いつつ、ついつい怖さに負けてテンションって言っちゃうんです。」
という人は、心構えはバッチリです。
(自分の未熟さを認めている、という意味で)
<これは、どの岩場でも出来る基礎練習>
「なんで落ちれないんですかねー。」
という聞き方をしてくれたら、
「落ちる練習してみたら?」
「ランナウトしてないときでもダメなの?」
「ムーヴに集中できてないんじゃないの?」
「落ちる態勢が下手なんじゃないの?」
とか、色々とアイデアを出してくれるはずですから。
<ボルトの種類>
「私、落ちないんです!」
と断言する人は、上達する道のりを1つ放棄しています。
これは、とても勿体ないことですが、実際にはよく見かけます。
そして、そういう考え方の人は、講習に来なくなる人の割合が高いです。
<終了点作業いろいろ>
「(本気トライなんかしないから、)終了点用のギアをシビアに軽量化しなくて大丈夫です。」
といった成長放棄もあります。
でも、これだと岩場に来ても練習効果がダダ下がりですよね。
<懸垂下降>
でも、来るからにはショートルートの流儀に則って、「ちゃんとクライミングしよう」という意識が必要です。
それが、たとえ低グレードであっても構わないです。
<休憩>
でも、
・ボルト間隔が近いルートなら、限界グレードでもリードトライできる
・ちょっとランナウトするスラブの5.9も、きっちりオンサイトできる
・1ピン目が遠い5.10aを、マスターでトライできる
・クラックでムーヴが出来ずにトップアウト出来ないときに、エイド敗退できる
といったことは、講習生全員が目指せるはずだと考えています。
「さすが山屋さん。グレードの割に、リード能力は強いね。」
と、言われるクライマーを育てたいですからね。
<穴があったら出たい(5.10a/b)>
私からしても、初回より2回目、2回目より5回目の方が、練習意識が共有出来ている分だけ話しやすかったです。
<懸垂下降>
怖がりなKDさんが、オーウェンのために祈りを(5.10c)にトライです!
これは、下部ランナウト、上部はハングドックになりそうなルートながら、見事にトップアウト。
しかも、上部は何度も落ちながら、きっちりムーヴが出来て突破したというオマケ付きです!!!
その落ち着き、終了点作業の理解度を考慮して、卒業といたしました。
卒業云々はともかく、本気トライの様子は、いっぱしのクライマーっぽく。
私も、嬉しくて少々興奮した夕方でした。
<オーウェンのために祈りを(5.10c)>
・スラブのムーヴ練習
・終了点作業練習(立木の場合)
・ボルトの種類(NSさんの復習)
・リードで落ちる練習(NSさん、SGさん)
・実践本気トライ
KDさん:穴があったら出たい(5.10a/b) 再登
オーウェンのために祈りを(5.10c) ムーヴは出来てトップアウト
TYさん:穴があったら出たい(5.10a/b) 再登
オーウェンのために祈りを(5.10c) フラッシュ?
NSさん:Song of Pine(5.8) オンサイト
SGさん:Song of Pine(5.8) フラッシュ