2017年7月10日月曜日

人は焦るもの

7月7日(金)は、リード3回目。
女性TMさん、女性TDさん、男性STさん、女性DIさん。
講習後に、少しメールやり取りをしたなかで、「焦り」という話が出ました。
講習生の多くは、年齢的に焦りがあるという話。
マルチピッチとか、沢登りを目指すにあたって、あまりにも先が長く感じるとか。(当塾のシステムだと、ジムリードから順々に卒業していただくので。)

さて、私なりの結論。
「急ぐな。」というのが、完全には無理だというのも分かります。私も、20代の頃から焦りはありましたし、今でも無いとは言えません。
焦ることのデメリットを理解し、練習のゴールだけでなく過程(出来ないことがチョットだけ出来るようになる状態)を楽しんでいただけるなら、それ以上は私に言えることもありません。

さてさて、本日でTMさん、TDさん、STさんの3人は、ジムリード講習を卒業といたしました。
目標課題である、本気トライまでは実践しませんでしたが、出来るだろうと見込まれたので次のクラスに進んでいただければという判断です。もちろん、もう1回受けてみたければ、是非とも復習受講してみてくださいませ。

ダラリン

7月6日(木)は、昼がムーヴLv.0で、新規男性SKさん。
夜はリード1回目で、女性ODさん。
本日、レスト練習をしていたときに、ODさんの発見。

「腕をダラリと降ろしちゃった方が、なぜかバランスが良いです。」
これまで、腕をダラリンとさせて来なかったODさん。
片手でホールドを保持しつつ、レストする側の腕は下げずにおりました。(じゃぁ、その手は何をしていたんだ!という疑問はありますが。)

ダラリと降ろす手は、片足バランスのときの切っている足と同じで、それなりにバランスに影響するもの。
というのが、分かったようでした。

さて、少しマニアックな応用例ですが。
降ろした腕で、フラッギングみたいなことは通常やりません。
が、サイファーみたいに反動をつけるのに利用することもあります。
腕を降ろしたり、チョークアップのために背中の後ろに手を回すことで、バランスを崩すケースでは、手を降ろさずにレストすることもあります。
<まだ半分しか読めていませんが、『インドアクライミング』の改訂版って印象。>

教えるほどに、ムーヴの理屈が体に染みてくるのは、ありがたいことです。

2017年7月6日木曜日

富士山シーズン前

7月1日(土)、2日(日)は、富士山の新人研修にて、吉田ルートから吉田口山頂へ。
新人だけでなく、私も緊張が高まります。

毎年、「よく、あんなことが出来てたもんだ。」と信じがたくなります。混んでいて、ほとんど素人さん20人くらいを引き連れて、大荒れになることもある富士山。
夜間登山で、山頂御来光を狙うツアーも多いです。

3日(月)は、ぐったりとレスト。
4日(火)、5日(水)は、観光案内を復習しようと思い立ち、1人で富士山麓へ。
初日は、村山浅間神社、須山浅間神社、裾野資料館と回って、夜はピラニア吉田店。道の駅にて、車中泊。
2日目は、富士山ミュージアム(博物館みたいなもの)に1日ウロウロして、夕方に北口本宮浅間神社に行って、帰宅。
吉田うどんも食べて、もう心臓ドキドキです。

始まってしまえば、2週間強なんてアドレナリンで乗りきれるとは思うんですけどね。
富士山のアドレナリンは、冬山の稜線で吹雪かれたときに似ています。ちょっとヤバイんだけど、何だか妙にやる気出ちゃう感じです。
そうなるって分かっているのに行く気持ちは、ムズカシめの本チャン前夜みたいなもんで。

とりあえず、今週末までは、普通にクライミング講習予定です。