1月5日(土)、6日(日)は、上越の荒沢山にてラッセル&テント泊講習。
常連男性HYさん、その友人でジムのリード講習中の男性ONさん。
今回は、HYさんから「雪洞とラッセルを教えて欲しい!」
という熱い御希望。
ただ、HYさんの経験は
・通常のアイゼンピッケルワークは知っていて、赤岳くらいなら自力で可能
・冬のテント泊は、山小屋の横のテント場くらい
ということでした。
そこで、今回はラッセル&雪上テント泊ということに決定!
ちょうど来シーズンは、この講習を雪上訓練のレベル2として設定しようと考えておりました。
ので、良いモデルケースになりました。
具体的には
・ワカン、ピッケル、ストックを使用した本格的なラッセル練習
・ビーコンの操作方法(本格的な捜索訓練は、専門機関をオススメします)
・ジャケットのポケット、ザックの雨蓋の整理方法(休憩しやすいように)
・地図読みとルートファインディングの基本を確認(講習生の方に先頭を歩いていただきます)
・防風ブロックを使った整地方法
・テント内での生活技術(冬山ならではの小技)
・雪山でのロープワーク体験(講習生のレベルによっては、リードや支点のセットは全て講師が行う)
といった具合。
参加条件は、
・アイゼン、ピッケルワークに関する基礎的な雪上訓練を行ったことがある
・雪上でのテント泊経験がある(山小屋の横、車の横、などの軽いものでも可能)
・テント泊装備、ワカン、ビーコン、プローブ、スコップが用意できること(友人から借りてくるのでも可能)
というあたりを考えております。
ロープワーク経験がなければ、核心部の岩稜だけは講師がガイディングするので、条件は無し!
ちなみに、
レベル0:軽アイゼンでの奥多摩
レベル1:通常のアイゼンピッケルワーク
という予定。
また、レベル3を雪上でのロープワーク(スタンディングアックスビレイ、スノーバー、など)として考えております。
雪洞は、レベル2を終えた人の選択科目って位置付けあたりかな?
<雪山で、なかなか強いONさん>
<核心部の岩稜。下山は、懸垂下降して通過>
<“ブレない男”HYさんも、さすがに山頂ではテンション上がってます>
今回が良い山行であったことを、物語る写真ですね。
雪山も、本当に段階を踏んで行かないと、死ぬ確率が倍増します。
冬に関しては、講習だけでなく、講師は付いて行ってアドバイスする研修形式も積極的に行おうと思います。
いま、マルチピッチリード講習でやっているようなスタイルです。
レベル0~レベル3まで、どのレベルでも色々な山行が企画できそうですね。