2019年8月8日木曜日

3つの登り方と3つの批判

8月4日(日)は、ムーヴLv.0。
新規女性NSさん、新規男性KBさん、新規女性KSさん。

8月7日(水)は、ムーヴLv.0。
男性MDさん。(MDさんは、次回からリード講習に進んでO.K.としました。)
今回の参加者の方には、少し専門的な話になりますが、前々から思っていることで、この機会に。

「一撃で登れるのなんか、余裕があるんだから練習にならないよ。」
という考えがあります。
極論として、オンサイト(この場合はフラッシュも)は練習にはなっていない発言。

これって、本当でしょうか?
2つ目に、
「数回で登れるルートなんて、足の見落としに気づいたから登れるとか、ムーヴ探ったらすぐ分かったとか、その程度のものだから、練習にならないよ。」
ということを言う人もいます。

つまりは、数回でR.P.出来るルートは練習にならない発言。
しかし、これも本当でしょうか?

3つ目に、
「何十回、何百回と同じルートをトライして、そのルートだけを自動化して登っても、そのルートだけに身体も頭も慣れているだけで、練習になってないよ。」
ということを言う人もいます。

つまりは、通いレッドポインターの否定発言。
これもどうなんでしょう?
この3つの登り方は、自分にとってどのぐらい難しいルートに挑むのが好きか、という好みによります。

とはいえ、よほど強い拘りがない限り、3つの登り方のすべてを味わうことになります。

例として
①本気オンサイトに丁度良さそうなルートであっても、何回もトライすることは有り得ます。
②数トライで片づけるつもりが、何日も通いつめることも有り得ます。
③ジムorよく行く岩場で、手の届く範囲のルートは全攻略したいとか考えたら、必然的に3つの登り方すべてを味わうことになります。

分かっていることは、3つの登り方どれを選択したとしても、御批判の通りになって上達しないことは有りうるということでしょうか。

例)安易な1トライ目
疲れたから「テンショーン。」、「あ、ここにホールドあったのかぁ。次は、使おうっと。」。
そして、無難に2~3撃。
これは、確かに上達しなさそうです。

一方で、本来ならば3つの登り方すべてに、上達するはずのテクニックが隠れているはずだと思います。
だから、この3つに安易に優劣は付けられないと思います。

さて、その隠れた何かを探すためのコツは、(・・・私も知りたいぐらいですが。)

今のところ、1トライ毎を気を抜かず、安易なギブアップはせずにやることですかね。
そこで悔しがることで、「もっと、あーすれば良かったのかも。」という洞察力が働くんだと思います。

根性論っぽく終わってしまいましたが、そんなものですよね。
なんだか私自身の自戒のような文章ですが、頑張りましょう。