2026年1月3日土曜日

トレーニングサイクル

だいぶ時間が空いてしまいました。
11月24日、関西合宿3日目。

京都笠置山ボルダーの河エリア。
<ハサマリング課題は、まだまだ開拓の余地がありそう>

皆さんは3連登の構えですが、私はレストいたします。
結局、4日目は雨中止になったのですが、それも止む無しというのが私のスタンスです。

個人的には、スポーツとしてのクライミングは1日登ったら、2日間のレストが理想です。
レスト2日間のうち、1日を軽めに流すぐらいはアリですが、ウォームアップ後に99%一撃できるぐらいのルートをちょっと登っておしまいです。
今回は、「初日が本気トライ1本だけで終了したので、例外的に2連登した。」という流れで、本日が3日目。

他のトレーニングサイクルも挙げてみます。

①岩場とかで、トレーニング的にイマイチ追い込めなかった場合は、1日登って1日レストもあり。

②ワイド系、フェース系、スラブ系などと使う筋力が大幅に違う場合は、1日登って1日レストも考慮。
(ただ、最近は結局同じような体幹部が疲労するような気がしており、結局は中2日が良いような感覚。)

③雪山講習・アイス講習とかで、全身疲労で疲れただけなら、疲労が抜けたと身体が感じた時点で本気トライオーケー。
中半日で良いこともあれば、中1日以上必要な場合も。
<私は、レスト>

参考までに、表のようにしてみます。

例1)
1日目:本気トライを含むトレーニング
2日目:軽め(基礎練習+99%一撃できる程度の課題ちょっと)or完全レスト
3日目:完全レスト

という、3日サイクルが基本形。

※ストレッチなど、自宅での軽めのトレーニングは、上記に含めない。

例2)
1日目:本気トライをしたが、指皮・天候・課題などの都合により、十分には追い込めず
2日目:完全レスト

この2日サイクルも、ときどき。

例3)
1日目:余裕のある程度の本気トライ(95%ぐらい一撃できる)を数本(セミ本気トライ?)
2日目:同上
3日目:完全レスト

本気トライの質、体幹トレーニングとしての十分な追い込み、とかよりも「単純なクライミング慣れ」が要求されるような不慣れなジャンルに取り組む際には、有効な気がしています。
要するに、「初心者は、質より量!」という理論です。

「初心者は、毎日ちょこっとでもジムに行くと良い。」
「土日など、連続2日間の講習参加も、結構良い。」
「小川山は、キャンプして2日連続登るぐらいの方が、身体が慣れて良いかも。」
などの例が挙げられます。

2023年の秋に、ヨセミテに行った際は、このサイクルも何回か使いました。
ツアー中だと、「色々な課題に触って、そのエリアに慣れた方が色々と有利」みたいな要素もありますしね。
<ノーハンド課題だけ、アクティブレスト的に遊ぶ>

個人的に、最も重視しているのは、1サイクルごとに疲労を蓄積しないことです。

もちろん、完全レスト日に仕事があったりするのが普通なので、なんとなくの全身疲労は溜まったりはしますが、これはある程度は諦めます。
ここで言う疲労の蓄積は、故障につながるような腕・指・関節などの疲労です。

あとは、身体の声を聴きながら、予定よりレストを多くしたり、登る日を増やしたり、微調整って感じですかね。
<ジャンプ課題>

もちろん、子供かと思うぐらい信じられない連登をする人もいれば、もっと緩やかに登りたい人もいるかと思います。
まぁ、最終的には自分に合った方法を選択するしかありません。

実際、私より強い人たちは私より高頻度で登っている人が多いとは思いますが、体質や若さ、トレーニング方法の上手さ、などの総合力が違うので、安易な真似はできません。

ただ、自分に合った方法を見つけるときに、色々と邪念は入る気がします。

例)
・自分は連登タイプだと思っていたけれど、単なる貧乏性なだけでオーバートレーニングになっていないか?(毎日ジムにいるけど伸びない、などなど)
・自分は連登タイプだと思っていたけれど、無意識に本気で登ることを避ける癖(高グレードを触っていても、簡単にテンションギブアップする・体幹で踏ん張らない癖が付く、など)
・自分は全てが完全回復するために週1日だけ登るタイプだと思っていたけれど、実は週2日登った方が上達した。
<落ちる>

ここで書いたことって、前提となる理論が色々あるかなと思います。

・テクニック習得は、毎日ちょっとずつでもやった方が良い。ただし、パワーを出しながら繊細な動きを要求されるようなテクニックは、パワーが出せる状態で行わないと雑になるばかり。

・筋トレは、毎日ちょっとずつやっても、1日に沢山やってレスト日を入れても、合計(強度×回数×セット数)が同じであれば効果はほぼ同じ。

・本気トライは、十分に筋力が回復した状態で行った方が、良質なものが出せる。
→良質なトライは、成果につながってモチベーションになる。
→良質なトライは、心技体の調和という観点でも、スポーツの試合のような実践的なトレーニングになり、反省点も明確になりやすい。

・大きな筋肉疲労は、〇〇時間ぐらいで回復することが多い。腕・指などの小さい筋肉や関節は、〇〇時間ぐらいで回復することが多い。登山などの全身疲労は、〇〇時間ぐらいで回復することが多い。
※経験上は、トレーニング内容によって異なるので、〇〇に入る数字は自身の経験で割り出した方が良さそう。

・フォームが悪いと、大きな筋肉ではなく、関節にダメージを負うので、どんなトレーニング計画を立てても故障は避けられない。
ちなみに、フォームが悪いうちは、大きな筋肉が疲れないので、さほど全身疲労を感じずに連登できてしまうという初級者あるあるには留意。
<羽ばたく直前の狂祖さま>

「自分に合った方法を見つけましょう。」
という自由さは、本当に厳しい自由さですね。
<マントル課題>