2010年6月11日金曜日

アラスカの写真


左は、デナリ(6194m)の山頂です。(左がイシダ)
僕たちは、もっとも易しく、もっとも人の多い一般ルートを登りました。
歩き自体の難易度は、日本で言えば“GW頃の剣岳”と変わらないので、練習すれば誰にでも可能性のある高所でしょう。
ただ、北極近くなので、めちゃくちゃ寒いです。
歩きはクライミングよりは暖かいはずなのですが、僕はヤッケの下にもダウン、ヤッケの上にも化繊のジャケットを着込んでいます。
3人のうち2人は、目出帽も2重です。

次の写真は、頂上直下です。
デナリのもう一つの問題は高山病です。
酸素の薄さで、頭もクラクラ、気持ちも悪く、判断力も何度も低下しました。
高所には、ゆっくり慣れるために、ゆっくり登ります。
日数が多くなるため、前半戦の平坦な道のりは荷物が半端じゃなく重いです。
体力と言うよりも、根性が試されます。イヤにならないように。
僕は、この写真の時、高山病と軽く凍傷になったと思う手足の指のせいで、景色や写真に対する興味は失せていました。
が、やっぱり綺麗なものですね。
3枚目は、同じくアラスカながら、標高の低い山でのクライミングです。
ルース氷河というエリアの、"Ham & Egg"というルートです。
このエリアでは、入門ルートで決して難しくはないのですが・・・。かなり苦労はしました。
部分部分のクライミングは難しくないんですが、日本の冬の中級ルートの長さ2~3倍といった印象です。
そして、このときも寒くて、ヤッケの上にさらに化繊ジャケットを着ています。