2014年4月24日木曜日

ロープワーク講習は、部分練習

4月24日(木)は、ストーンマジックにてロープワーク講習。
YZ夫妻。
前回のマルチ講習で、ビレイポイントの作り方で大苦戦した奥様。

そこで、旦那様から、
「今回は、睡眠不足が予想されることもあって、岩場を中止してロープワークに集中させたい。」

という希望。
岩場では、オブザベーション、実際のクライミングなどに忙しく、ロープワークを講習する暇がありません。

もちろん実践も大事ですが、部分練習の方が分かることも。
・ロープの畳み方
→現場で、ロープを絡ませない技術に直結

・終了点作業
→ビレイポイントで、安全と効率を考えることに直結


・懸垂下降の仮固定など
→トラブルに対処できる余裕に直結

さらに、今回はビレイポイントの作り方そのものも、ケーススタディ。
ちょっと不思議なんですが・・・

「ロープを畳んで、マルチが上手くなる」
みたいなことが、本当に多いんですよ。

具体的な講習内容
・上記内容
・ロープの背負い方
・立木での懸垂下降で、スリングがないパターン
・フィンガークラック練習

旦那様は加えて
・ロープを手だけで畳む方法
・終了点でギアが足りないパターン、あれこれ
・懸垂下降と登り返しの切り替え、工夫あれこれ
・ムンターヒッチでの懸垂下降、セカンドビレイ、その仮固定(復習)
・ガルダーヒッチ(復習)

旦那様は、久々のロープワーク。
でしたが、8割方は覚えていて、新しいことも講習できました。
さすがです!

ビレイの上手さを測る

4月23日(水)は、リード3回目。
有給休暇で受けてくださっている男性3人組、NBさん、KKさん、KUさん。
ビレイが出来る、出来ないという言い方をします。

が、リードのビレイは、上手い、下手、という表現がしっくり来ることも多いです。

・繰り出しのスピード
・立ち位置(足にロープが絡まないように)
・弛ませ具合(弛ませ過ぎると不安だが、張りすぎるとムーヴにならない)
・クリップを諦めた場合に、ロープをすぐに引き戻してくれるか

などなど。
自身のビレイ技術で、ダメな点は分からないものです。
でも、分かることもあります。

例えば、こんな尺度。

①自分がビレイするときに、R.P.に成功する人が多い。

②自分がビレイするときに、オンサイトトライで落ちるまで頑張ってくれる人が多い。

登りやすさだけでなく、

「落ちても大丈夫だから、頑張ってみるか!」
という、安心感を与えられているかどうか?

自分より①、②の点で上回るビレイヤーが居たら、参考にしてみましょう。



具体的な講習内容
・ビレイヤーの立ち位置
・ビレイの繰り出し練習
・落ちる練習、止める練習
(振られ落ち、出だし落ち、)
・スポットの実験
・実践本気トライ

2014年4月23日水曜日

6月の予約受付

6月分の予約受付を、4月25日(金)の0時より開始いたします。

例年通り、7月のうち3週間を富士山ガイド期間に充てます。
(8月は、通常通りの講習を行います。)

ですので、そのつもりで御予定ください。

また、土日の予約は、重複することが予想されます。
講習内容、料金などのお問い合わせは、予約受付以前にしていただけますよう、よろしくお願いいたします。

2014年4月22日火曜日

無料体験4月

4月22日(火)は、2ヶ月に1回の無料体験講習。
女性TMさん、たまたまリハビリクライミング中に来た男性ONさんも参加して、2名。
無料体験講習は、実質的にムーヴLv.0の1時間半バージョンです。

・ロープクライミングの仕組み
・トップロープのビレイ
・ムーヴのコツ

といったことを、参加者のレベルに応じて。
今回は、たまたま2人ともトップロープのビレイまでは問題なし。
ムーヴのコツに絞って、1時間半ミッチリ講習しました。

こんな風に初心者が来ないことは、極稀ですが。

2人とも、次回予約が入っていますので、またよろしくお願いいたします。

2014年4月21日月曜日

ロープワーク講習の連絡リスト

4月20日(日)は、ストーンマジックにてロープワーク講習。

前日から連続の、男性HYさん、男性NMさん、加えてロープワークへのモチベーションが上がっている女性ARさん。
<ロープが、激しい猫背>

当塾では、土日は登山とクライミングを現場で講習するのが中心です。

3時間~半日くらい、ロープワークを練習することはあれど、実地で登りながら講習することを第一義に。

だから、雨中止のときが、ロープワーク講習のチャンスです。
<整いました>

具体的には、

中止が決定した時点で、当初予定のメンバーにロープワークを希望するか確認。
(今回で言えば、3人中の2人が希望)

そこから、公募して上限4名で募集。

その際に、ロープワーク講習の連絡が欲しい方々に、メールを送ることにしています。
<ロープの畳み方を洗練させる、ARさん>

そのリスト、現在で20名になります。

※講習などでメール連絡を取り合わない期間が長い場合、リストから外すことにしました。
半年間が目安。
ロープワーク連絡に返信がなくても、別件で連絡を取っている場合は、原則リストに残します。

単なる迷惑メールになるのが、心配で。
<ARさんは、風邪気味>

今後、このリストに加えて欲しい方がいらっしゃいましたら、私にメールをお願いいたします。

安全面、手際、どちらも洗練させるのは、長い道のりです。

HYさん、NMさんに至っては、ストーンマジックだけでも10回以上は受講しているんじゃないかと。
とはいえ、マルチピッチリードも卒業しているので、トラブル対処技術などの応用編を講習中です。
<要救助者役のHYさんは、懸垂の仮固定練習中のARさんをスポット> 

具体的な講習内容
・ロープの畳み方を洗練
・ロープの背負い方を洗練(HYさん、NMさん)
・懸垂下降と登り返しの切り替え練習(HYさん、NMさん)
・立木での懸垂下降(ARさん)
・トラバースでの、フィックスロープの張り方(HYさん、NMさん)
・スリングが足りない場合の、立木での懸垂下降(ARさん)
・フィンガークラック練習
<最近、ジャミングに目覚めて来たHYさん>

2014年4月20日日曜日

登山技術というほどではない、大切なこと

4月19日(土)は、宝剣岳にて、雪上訓練Lv.3。
当初計画は、八海山八ツ峰の縦走でしたが、土曜のみ好天予報にて。

男性ONさん、男性HYさん、男性NMさん、というトリオ。

本人たちの希望にて、鎖、ハシゴなどの残置は無視して、縦走路を入門バリエーション感覚で登る計画。
<大盛況の千畳敷カール>

今回、彼らに今後教えるべきことが、少し分かった気がしました。

しかも、“プロテクション戦略”に匹敵するくらいの、一大テーマかもしれない感触で。
<春山の気分>

テーマ①:コミュニケーション

1番典型的だった失敗例は、最初の休憩場所選び。
核心の岩場に入る直前。
<天空を目指すHYさん>

NMさんは、
「オブザベーションもしたいから、少し離れたところで休みたい。」

ONさんは、
「直前のコルで。場所の良さ、オブザベーションのしやすさのバランスを取って。」

HYさんは、
「岩場の取り付きまで突っ込んでしまった方が、風が弱そう。」

どれも、15mくらいしか離れていません。
<途中は、あまりのルンルン登山に、緊張も緩む>

で、全員が、
「ここの方が良いんじゃないですかねー。」

くらいの打診をし合うも、話はまとまらず。

全員が、「みんな、自分の言うことを聞いてくれないなー。」
と思っている状態。

そのまま、なぁなぁで決まらず。

なんと!
バラバラの場所で休憩するという、統率の取れないパーティになってしまいました。

※誰も、「じゃあ、~~で決めませんか?」と言わなかったのが、ちゃんとした議論にならなかった原因。
<鎖場も、残置無理だとチョット悪い>

どの休憩場所も、全然ダメな判断という訳ではなかったんです。

だからこそ、「今回はコレで!」と決めちゃう必要がありました。
<カムを効かせながら、ロープを伸ばしていく>

これと同じようなことが、

「ロープを出すか?出さずに通過しちゃうか?」
「ビレイポイントを、どこに作るか?」
「どのラインから通過するか?」

と、事あるごとに意見がまとまらず。

皆さん、いい人達な上に、天気も良かったので、大きな揉め事もなく済みました。
<クライムダウンは、セカンドの方が恐い>

でも、意見がまとまらないうちに、ロープを出し始めたり、ビレイポイントを作り始めたり。

誰かがビレイポイントを作り始めたら、
「えっ?あぁ、ここで作ることになったの?」

と言いながら、なんとなく合わせて行く。

なんだか、危なっかしい・・・。
しかも、準備を始めちゃった人の意見が通るような雰囲気なんで、全員に小さなストレスが溜まります。
<時間が余ったので、敢えてチャレンジングなラインをリードするONさん>

自立したクライマー同士、どうやってパーティとして行動していくか?

昔から山屋さんは、喧嘩になったり、不機嫌になったり、色々あるみたいです。

でも、そうならないのは、人間性というよりもコミュニケーションスキルなんじゃないかと思います。
私も、学生の頃は随分と揉めたりしましたが、最近は程々にしながら話し合うのが上手くなったと思うので。
<そこをフォローするHYさん>

テーマ②:ロープワークの応用編

マルチピッチリード講習では、常にビレイを取るように教えています。
ロープでのビレイ → セルフビレイ → ロープでのビレイ → セルフビレイ → ・・・

で、ロープを出すのも、ロープを畳むのも、すごく安定した広場のみ。
<宝剣岳の山頂!>

ただ、岩稜では、ロープを畳む場所が、セルフビレイが欲しい足場だったり。

そこでのビレイポイントが、メインロープで巻きつけたピナクルなら、セルフビレイなしでロープを畳むのも止むを得ないでしょう。
<下山も、懸垂下降を1回>

で、そのときに、

「作業に没頭して、バランスを崩すして滑落」
「仲間が、隣で動いて、押されて滑落」
「ロープが、斜面に流れて、それが足に絡んで滑落」

といったリスクを、想定した上でやります。
<千畳敷カールへ戻る>

理想的には、

「セルフなしだけど、まぁ良いよね?(仕方ないから、気を付けてやろうよ。)」
「(ビレイ無しで)後ろを通るよ。(押さないでね。)」

くらいの声かけをしながら、リスクを共通認識すると。
<15時15分に、余裕を持って下山>

どちらのテーマも、登山技術というのは不思議な感じ。
山を舞台にした、ヒューマンスキルっぽい。

でも、ベテラン山屋は、たぶん自然と洗練されて来るものだと思います。

彼らのように、実践研修を主体としたレベルの講習生には、
「こういうテーマが大事なんだなぁ。」

と感じました。

2014年4月19日土曜日

ボルダラーから、マルチピッチリード講習へ

4月18日(金)は、ストーンマジックでのロープワーク講習。
マルチピッチ体験が中止にて。

宇都宮の男性IKさん。
IKさんは、ボルダリング中心に登っており、ボルダーは私も抜かれそうな勢いで進歩しています。

で、岩場でのリードも少々はたしなんでおり、5.11前半くらいはこなします。

そして、昨年から当塾に来て、クラックリード講習を卒業。
いよいよ、今シーズンはマルチピッチリード講習を狙っています。
今のところ登山は素人さんで、山屋さんとは逆タイプの進化経路。

・ボルダリングは、ムーヴ主体のスポーツクライミング。
・マルチピッチは、安全管理や判断力、チームワークもありの、総合的なクライミング。

と、ボルダラーには敷居が高いものです。

でも、ボルダラーの中にも、マルチピッチや登山に憧れを持つ人は、意外と多いようです。
ジムボルダーで、私が一緒にセッションする人達を見ても、それは感じることです。

そういう方に、
「どうですか?憧れの通りでしたか?」
「私は、この辺が総合力を試されてる感じで楽しいんですよねー。」
「単純に、大きな山、大きな壁は楽しいですよねー。」

というイメージで講習・・・。

元々のクライミング能力はある分、世界を広げてるお手伝いをするだけ。
いやはや、これまた楽しい瞬間です。


具体的な講習内容
・ロープの畳み方
・ショートルートの終了点作業(より洗練させる)
・フィンガークラック練習

ロープワークは、まだまだ最初の1歩を踏み出したばかり。
この辺は、当塾の生え抜き組に比べると、やっぱり弱い。

次回こそ、マルチピッチ体験を受けて、自分に必要なものを感じて欲しいですね。

2014年4月18日金曜日

山の知り合いを増やす会

来週の月曜日、4月21日(月)は、山の知り合いを増やす会です。

最近、各段階ごとの卒業生も増えて、いよいよ仲間作りもやりやすくなってきたようです。

「まだ、ジムの講習だけしか受けたことがない。」
という方も、奮って御参加ください。

きっと、モチベーションが上がる切っ掛けになります。

集合:
19時30分に、新宿駅の西口改札

場所:
金の蔵Jr.新宿西口駅前店

遅れる方は、直接お店に来てください。

参加希望の方は、店に人数を伝えるため、私にメールお願いします!
(現在6名)

易しいルートは、丁寧さを心がける

4月17日(木)は、ムーヴLv.0。
女性KMさん、女性NEさん、新規の女性UDさんの3人組。
ウォームアップで5.6くらいを登るとき、ゆっくり丁寧に登ってもらいます。

易しいルートなら、考える余裕もあるし、どこでも立ち止れるので、フォームを意識するのに向いていると。

ただ、反対意見として、
「易しいルートなら、バランスをそんなに考えないでも登れるので、スピーディに登ろうとしている。」

ってのが、今回も出ました。
でも、それだと足置きもバランスも雑になりがち。

アップで丁寧にやってこそ、本気トライも“ある程度”丁寧に登れます。

“ある程度”というのは、
本気トライ中に、パンプとの戦いなら、丁寧さを犠牲にするのも有り得ること。
人間、練習中に意識したことが伸びます。
同じ5.6を20回登っても、スピードばかり早くなる人、技が磨かれる人。

「ゆっくり、1手ずつレストしながら登って下さい!」

とお願いしただけで、3人ともバランスが少し良くなりました。
まだ、私がアドバイスしない段階でも。

気持ち1つだけでも、チョット違うってことです。


具体的な講習内容
・1手1手レストしながら登る練習
・ネコ足(足指でホールドを握る感覚)
・姿勢(骨盤を入れる態勢)
・リードのビレイ
(普段やっているようなので、軽目にチェック)

リードのビレイは、まだまだ指摘すべきことが沢山ありました。

2014年4月17日木曜日

チーム平日

4月16日(水)は、天王岩にて岩場リード講習。
女性SGさん、男性IKさん、新規の女性HSさん。
平日の岩場講習、半分くらいは有給休暇を取って参加してくださる方々です。

土日は、予約は混み合いますし、講習で使う初心者岩場も混み合います。
だから、たまに行く平日は貴重です。

私も、平日休みであることを、羨ましがられたりします。
ですが、逆に平日休みとなると、パートナー問題があります。

土日と比べ、圧倒的に人口が少ない。
平日休みでも、シフト制の人が多いので、休みを合わせるのが大変。

で、今回は偶然にも平日休み(or平日も休める)メンバーが揃いました。
土日休みの人が言う

「ここ3ヶ月くらい、あいつとばっかり一緒に登ってたなー。」

というのは、羨ましい限り。

固定パートナーってのは、マルチや登山にも行きやすいので、憧れます。
また、5人くらいでグループを組んで、

「今週末は、誰々は来られないらしいよ。」
「誰々が、久々に来られるんだってさ。」

くらいの感じで毎週登るのも、パートナーに困ることが無い!

これまた、羨ましい限り。
一方で、平日休みは、

3人~5人くらいにメールして、ようやく1人を探し出す感じなんです。
それでも、平日パートナーが居ないより、100倍も良い!

今まで、平日パートナーに困っていた3人は、今回で顔見知りになったことを、とても喜んでいました。

まずは、ジムから。
そして、段々と岩場も一緒に行けると良いですね。
具体的な講習内容
・ネコ足
・ホールドに指を馴染ませる
・ヌンチャクの向き
・疑似リード(HSさん)
・実践リード
(SGさん、IKさん。2人とも、クラックジョイ(5.9)をフラッシュ出来ました)

2014年4月16日水曜日

本気トライの心理状態

4月15日(火)は、自分のクライミングにて小川山。
K田さんと。
<暖かい>

本気トライの前、緊張のあまり腹を下す人は、少なくありません。

私も、その一人。

ひどい日は、
①駐車場を出発するとき
②本気トライ1便目の前
③本気トライ2便目の前
④本気トライ3便目の前

といった具合。
<まだ、雪が多いアプローチ>

もちろん、そんなのは嫌です(笑)。

ただ、食べる物の問題ではなく、ストレス性なんで仕方ないですね。
<イムジン河の下は、雪>

個人的には、オブザベーションしながら、イメトレすると一気にお腹に来ます。

「あの辺で、苦しいクリップ!」
「あの固めどりの後、ランナウトで一気に2m進む」
「あの場面も、あの場面も。恐い、って思いそう!」
「あの辺は、レストして考えるヒマはないから、ドンドン進むしか無い!」

という具合に、トライ前に覚悟を決めておきます。

(私は、とても高いところが苦手なので、事前に覚悟しておかないと岩場ではナカナカ落ちられない。)
<イムジン河>

他にも、リードの本気トライは1日に数回しかチャンスが無いので、
「この1回で、絶対に決めるんだ!」

という気迫も要ります。

その気迫を作る前に、
「失敗したら、どうしよう・・・」

という気持ちと、ひとしきり向き合う必要があります。
<パートナーのビレイをして、イメトレがバッチリになるほどに、お腹も痛くなってくる>

そんなこんなで、イメトレがリアリティ溢れるほどに、便意も増します(笑)。

だからこそ、用を足すと、
「あれ!?なんだか、緊張がほぐれて来たかも。」

という錯覚もあって、最高の心理状態に導かれます。

この心理状態。
緊張の後、肝が座ってきた状態です。

これが、最高のパフォーマンスを発揮すると言われております。

具体的には・・・
集中とリラックス、度胸一発と丁寧さ、という相反する要素が、高いレベルで調和される訳です。
<私も1便目は、自分の予想を上回ってダメダメ!>

最高の心理状態という意味は・・・

この、肝が座った状態が、

・単なる自然体
「登れても、登れなくても、そんなに気にすることはないんだ」

・怒り
「くそー!今度こそ登ってやる。」

なんかより、良いパフォーマンスを出せるということ。


さて、講習生の皆さんはどうやって、最高の心理状態に自分を導きますか?
別に、お腹は下さなくても、結果が同じなら良いんです。

ただ、この肝の座った状態の前には、一度は“ビビり”を経由しないといけないようなんですが(笑)。


具体的に登ったルート
・小川山レイバック(5.9) アップ
・クレイジージャム(5.10d) アップのつもりが、意外と苦労
・イムジン河(5.11c/d) 2便出して、再登。
本来は、スーパーイムジン(5.12b)を触ろうかと思っていたが、やや体調不良&シーズン始めが相まって、ダメダメ。
再登するだけでも、精一杯の頑張りだった。

まぁ、こんな日もあります。

2014年4月14日月曜日

夫婦でレベルアップすることへの挑戦

4月13日(日)は、三ツ峠にてマルチピッチリード講習。
YZ夫妻。
<アプローチは、ずっと雪道>

YZ旦那様は、やっぱり夫婦で色々と登りに行きたいという気持ち。

本人なりの検討の結果、やっぱりアルパインがやりたいという方向に。

で、問題は夫婦に、レベル差があること。
<ビレイポイント作りの練習>

旦那様の当初予定・・・

マルチピッチリード講習と同様に、旦那様が8割の仕事を担当。
奥様をフォローさせながら、奥様を伸ばして行く方針。
<奥様も、半年前より強くなりました>

ですが、当塾でアルパインリード講習の条件が設定されたことにより、2人ともが登山技術を磨く必要が出てきました。

そこで、方針変更を模索中。
<なんとなく、TZさんに似ている姿勢>

・無雪期の講習では、奥様のマルチピッチリード卒業を目指す
・講習以外の土日休みでは、1番欠けている登山経験を積む

といった具合です。
<YZ塾長による、ムーヴ解説>

だから、今回は奥様のオールリード!

まだまだ、ビレイポイント作りやロープワークにも不慣れで、1日がかりで1本トップアウト。

でも、残置無理、トポ無視のオールリードが出来ただけでも、素晴らしい成長です。
<空いていて、講習向きな1日>

ただ、旦那様にとっては、ゆっくりな講習だっただろうと思います(笑)。

奥様のリードを、ゆっくりとビレイ。
ロープワークを、じっくりと待つ。
ビレイポイントで会った他のパーティーにも、

「お2人(私とYZ旦那様)はガイドさんで、女性の方を教えているんですか?」

なんて聞かれてしまいました(笑)。
ただ、やっぱり夫婦で登りたいという気持ちは、良いことだと思います。

山歩きやスポーツクライミングと違って、レベル差があって、難しいのは百も承知の上。

旦那様のペースなのか、奥様のペースなのか、そのあたりの兼ね合いを考えながら模索していってもらいましょう。
<なんとなく、TZさんに似ている姿勢>

とりあえず、今月もう1日予約している日は、ストーンマジックでのロープワーク講習としました。

ロープワークが洗練されれば、登攀ももっと楽になりますからね。
<ロープの畳み方は、まずまず上手い>

<奥様、初のオールリード完登!>


<三ツ峠の岩場>