5月11日(木)は、ムーヴLv.0。
男性SGさん、新規女性MYさん。
私:「こういうことを意識してみたら?」講習生:「やってみます。」
「あれ?あれ?意識したら、かえってぎこちなくなりました。」
こういうケースは、とても多いです。
よくある原因。
①私が意識させようとした点が、多すぎる。
一緒に組んだ講習生がレベルが高くて、質問事項が多いとき。その対応を、私が失敗するとよく起こる。
②私が意識させようとした点が、高度すぎる。
同じく、一緒に組んだ講習生の質問が高度なとき。同じく、私が失敗すると・・・。
③講習生自身が、“意識して動きを変えると“いうことに不慣れ。
これが私にとって、なかなかの難題。
講習生は不快感が激しいこともあって、それが顕著に顔やら言葉に出る人もいます。(本日の話、という訳ではなく)
ただ、これに慣れてもらうことは、クライミングの上達を目指す上で、とても大事。
だから、不快感があっても
「色々考えすぎるより、あまり考えずに登った方が楽だ。」
と諦めるのは急がないで欲しいのです。
(ときには、何も考えずに登ると上手く行くケースもある、というのがまた難しい・・・。)
これは、ムーヴLv.0に限らず、岩場リードであっても、クラックリードのジャミングであっても、果てはアイスクライミング講習であっても、同じ難題が降りかかります。
講習生も不快なのは十分伝わってきますが、どうにか頑張って行きましょう。
とりあえず、これに関連して本日何度も話題にしたことは、“めちゃくちゃゆっくり登った方が、初心者はムーヴを意識しやすい”ということでした。
さて、本日でMYさんはジムリードに進んでO.K.としました。