6月27日(土)は、小川山で講習。
男性MKさん。
現在、コロナ対策への考え方は人それぞれ、ということもあり、マンツーマンや2名のみの講習希望も受付しております。(マンツーマンであれば、マンツーマン料金にはなります。)
この機会、マンツーマンでクラックの登り方あれこれを聞きたい、という御要望。
もともと、気を遣って平日に申し込んでいただいたのですが、直前に土曜の予報がマシになって変更しました。
という訳で、久々に小川山レイバックへ。
まずは、MKさんにオンサイトトライしていただき、相当頑張って成功!
かなりのナイストライでした。
それから、トップロープで色々なムーヴの使い分けを解説したり、悪い癖を指摘したり。
見本を見せては登り、また見本を見せては登り、を繰り返す感じでした。
・順手と逆手のコンビネーション
・ジャミングとプッシュのコンビネーション
・ステミングとレイバックとフットジャム真っ向勝負の使い分け
・両足フットジャムと片足フットジャム
・コーナーであることを利用して、バック&フット
・コーナーへのフットジャムと、クラックへ正確に入れるフットジャム
・スタティックになりきれないジャミング(クラックが、スパッと割れている場合のみ、ズラすという方法があるが、それ主体で登るデメリットなど)
クラックリード講習で、一度はやったようなことも多いです。
ただ、それでも実践の中でもう一度指摘される、というのは多くの講習生にとっては分かりやすいようです。
その他に、スラブで“五月の雪”(5.10c)を1トライ。
その10mくらい左にあるワイド(体感5.9だが、登られていないのでグレード以上には嫌らしい)を1トライ。
どちらのルートも、ムーヴ解決できずにエイドダウン混じりで敗退することになりました。
が、ムーヴの勉強にもなり、しっかり敗退する練習にもなり、満足そうでした。
ちなみに、私は見本登りで“五月の雪”の再登でフォールしてしまいました・・・。
帰る直前に、時間が余ったので、MKさんに頼んで再登しなおしておきましたが。
ほんと、こういうのを減らしていきたいです。
スラブの再登は、たとえ多少は余裕があったルートでも相当程度の集中力をキープせねばならないと、再確認しました。