新型コロナに関して、様々な考え方があると思います。
・医療崩壊が始まっているのは、本当なんでしょう。
・行動制限や自粛で、鬱気味になっている人が多いのも、本当なんでしょう。(これは、講習生とのやり取りでも、ある程度実感できる。)
・経済的に困っている人がいるのも、本当なんでしょう。
・実際の感染リスク云々ではなく、自分が我慢しているのに他人が我慢していないのが気になる、という人がいるのも分かります。
また、世間さまには「本音と建前」があるため
・仕事上は基準を高めにしているが、プライベートは緩め。
・大企業や公の団体は高めだが、個人事業は緩め。
・マスメディアの報道はド正論、視聴者の実生活は緩め。
などが多いことを実感していますが、ダブルスタンダードで混乱するのも分かります。
多くの業種に休業要請はしないけど、お客さんに自粛を促すというのも、相当微妙なニュアンスですよね。
「売り上げ半減で、ギリギリ潰れないで頑張ってね。」
と皆が分かって、自粛する人としない人に分かれる構図かなと思っています。
お客さんが減れば、感染リスクも下がりますしね。
現状、個人の感染対策の限界という判断で、色々な政策が取られていますが、
「とはいえ、個人の感染対策&自粛もよろしくね!」
という言葉は付いて回るので、情報を追うだけでも気持ちが疲れてきます。
自分自身、極端な思考に陥らないように気をつけたいものです。
・家に閉じこもり、鬱に近づいていく。
・他人に攻撃的になる。
・感染対策を完全放棄する。
など。
ワクチンの効果がどうあれ、あと何年か続く可能性を考慮して、適当に付き合って行く覚悟は必要かと思います。
ここ1年で、「結局は感染症の専門家の意見が、一番の未来予測だな。」と感じたので、個人的なお気に入り発信者を挙げます。
第1位
宮沢孝幸 京都大学准教授。
100分の1作戦を提唱。
https://www.keinet.com/seiryous/wp-content/uploads/sites/349/2020/07/636e29c2b3e74dcf3b45887fb4b00752.pdf
YouTubeなどでも、積極的に発言。
ステイホーム、時短要請などに懐疑的なので、政策批判多め。
敵も多そうなだけに、日本の表現の自由を感じる。
第2位
政府分科会 尾見さん、西浦さん、押谷さんなど多数。
マスメディア報道だと、感情無視のド正論を言うイメージだけど、それは切り取り報道なので。実際に会見している様子とかNHKスペシャルに出ている様子を見ると、印象が異なる。
「感染リスクの高い行動は、今だけは控えて。」、「なんでも自粛というのは辛いし、夏の間の経済優先も仕方なかったと思います。誰が悪いわけでも無い。」などの言葉選びも優しい。「どうしても〜〜したいなら、こういう対策を取ればマシ。」などの妥協案提示も多い。
尾見会長は優しい口調だけど、西浦さん、押谷さんは明快な回答なので何となく役割分担を感じる。
第3位
忽那賢志 国立国際医療研究センターの感染症医師。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/
医師の立場から、現状のヤバさと注意事項を淡々と語るスタンス。悲鳴を上げて、自粛しない人や政策を非難するニュアンスが低いので、読んでも疲れにくい。
第4位
岩田健太郎 神戸大学教授、医師。
感染者数を徹底的に抑え込み、それからしか経済は本格始動しない。withコロナは有り得ない。定期的なロックダウン戦略は、経済を破滅に導く。といった主張。
明快な語り口だが、違う主張には相当批判的。
自分の立ち位置によっては、責められているような気がして落ち込む人もいると思うので、YouTubeなどを見る際は注意。
どの人も半分も発信を追っていないし、僕の無理解もあるかと思います。
それぞれイチオシ政策は違っても、個人レベルの話は似たようなことを言っているなとも思います。僕の場合、自分なりに妥協点を探すための材料として情報収集するスタンスですし。
専門家より、一般人の我々の方が極端に走りがちってことですかね。