2021年8月17日火曜日

「リードの登り」という概念②

8月2日(月)は、アドバンスクラック講習にて、女性HSさん、女性ISさん、女性IUさん。
8月3日(火)は、ムーヴLv.0にて、女性IGさん、男性YMさん、新規女性KMさん。
8月4日(水)は、リード1回目にて、男性YMさん、女性SWさん。
8月5日(木)は、リード3回目にて、女性YZさん、女性NMさん、女性GTさん。3名とも、これにてジムリード講習は卒業といたしました。
8月6日(金)は、ムーヴLv.1にて、男性TGさん、新規女性WNさん。

1つ前の記事「リードの登り」について、少し別の言い方をしてみます。

一般的には、リードの登りは、省エネやレストについて語られることが多いのですが、もう一つ「用心深さ」がムーヴにも滲み出ることが大切だと思います。

ジムのリードにせよ、ボルトルートにせよ、クラックでも、(なんならマルチピッチでもプロテクションがバッチリであれば)落ちるまで頑張るべき場面では突っ込むんだけれども、そこまでのリスク管理は大切です。
このリスク管理は、ビレイ、浮石チェック、カムセット、終了点作業、などの「登る能力以外の技術」が、当然大切です。
しかし、それだけではない、という点に気づいている人は案外少ない印象です。

そういうリスク管理を考えまくった状態でオンサイトリードに取り組むと、自然と登りに用心深さが滲んでくる。
そして、そういった経験値をアプローチセクションで活かし、核心では自分の持てる範囲のボルダー能力をぶつけるのが、リードの醍醐味ではないしょうか。
(実際、それを体感できる完登は、クライミングのジャンルに関わらず、めちゃくちゃ嬉しい。)

ムーヴに滲み出る「用心深さ」は、前の記事に羅列した通りです。

これだけ考えて登っていても、ボルダー能力の高い人には一瞬でO.S.記録もR.P.記録も負かされるものです。
最終的には、自分がどうなりたいか、どういう達成感を得たいかで、ボルダー主体のトレーニングをするのもアリでしょう。

「グレードを諦めるべき。」とは思いませんが、心の底から喜べるクライミングには、「リスク管理も、それなりに上出来!」と自分自身に言えるものでありたい、と私は思っています。

「落ちたらどういう態勢になるか全然想像できてないけど、とりあえず登れちゃった!」、「カムが効いてるか不安だったけど、とりあえず登れちゃった!」では、ビギナーの頃ならいざ知らず、ある程度の経験を積んだクライマーなら、もう喜べないはずですから。