2022年1月3日月曜日

オブザベ能力とオンサイト率における、逆相関の疑惑

12月3日(金)は、自分のクライミングにて、御前岩。
Y田さんと。

この日とは全く関係ないのですが、ジムのリードに関するオブザベで最近感じていること。
ランナウトの常連男性数名が、オブザベが得意だという風に、私には見えます。

具体的には、自分がトライしたことが無いルートでも
「あそこは足位置が〇〇だから、こういう態勢になって、次を取るときは△△になるから苦しいですよねー。」
などと話が弾みます。

しかし、彼らが良いオンサイトトライを頻繁にできているかというと、そうでも無いです。

例えば、本気トライ前のオブザベは1〜2分で、「はい。読めました。」とばかりに取り付きます。
そして、土壇場の頑張りが無かったり、オブザベが違ったときに修正プランへの移行がグチャグチャになって消耗し切ったりして、オンサイトすべきルートを逃しているようにも見えます。
一方で、「オブザベが苦手」を自他ともに認める女性の中に、何名かですが、本当にしつこくオブザベを続ける方が居ます。
実際、ムーヴまでは読めていなくて、1時間かけてもホールドを記憶するだけで精一杯という部分も多そうだなと、会話の節々から感じます。

しかし、彼女達は土壇場の頑張りが凄まじく、結果的にオンサイトや少ないトライ数での完登を手中に収めているように見えます。

ここから、いくつかの示唆を感じます。

①オブザベには、トライ前の覚悟を決める意味合いもある。すぐに読める人でも、しつこくやった方が良さそう。同様に、オブザベが苦手だとしても、しつこさが予想以上の成果をもたらす。

②オブザベでサブプランを考えておくことは、多くの人がサボりがち。そこに時間を掛けることで、①の問題も好転するか?

考えてみれば当然の話で、入門書にも書いてありそうなレベルです・・・。
例によって、文字に書けるのは心構えみたいな話ばかりですね。

「そもそも、オブザベが得意になりたい!」
という話は、図解したり、本人との対話の中で行う必要がありますので、ムーヴ講習を受けていただければ幸いです。 

具体的に登ったルート
・ハートブレイク(6b) 再登×2回(アップにて)
・アレジオン(7b+)
1トライ目は、ハングドッグしてムーヴ解決。2トライ目にて、R.P.。結果は、残念でしたが、次に繋がる何かを感じたので、これはこれで。
・キープフォレスト(6b) O.S.
・ドラゴンホール(6b) 再登