2022年4月20日水曜日

ジムで「ちょうど良い課題が無い」と、なるべく言わないために

ジムで、5級〜4級がやりたいとか、5.10c〜5.11aがやりたいとか、めちゃくちゃ分かります。
これが無くなると、「つまらない。(それ以上に難しい課題は、登れる気がしない。)」という感想を、よく耳にします。

これに対し、お客様の要望に応えるべく、ラインセット主体のジムスタッフの方々は、日々忙しくセットに励んでおられることかと思います。本当にお疲れ様です。

ただ、これを発言するタイミングは、本当に人それぞれです。
むしろ「もうホールド替えなの?、まだやりたいのイッパイあるのに。」という人も居ます。
ジムに来る頻度が週1回未満の場合は、「そりゃそうだ。」で終わるのですが、週3回来ていても、「まだイッパイある」と思う人も居ます。

思いっきり早い段階で、この発言をしてしまう人を心に思い浮かべ、反面教師にしてみましょう。
とりあえず、リードに関して。

①O.S.を大切にしない
疲れた状態(その日のラストなど)で、頑張ればO.S.できそうな課題を触る傾向がある。
オブザベに時間を掛けず、完登する気持ちが感じられない。

②R.P.の諦めが早い
ムーヴができて繋がらない場面で、工夫しながら完登へと持ち込むプロセスが下手。
同様に、テンション後に即座にはできないムーヴだが、「フレッシュな状態で何パターンか工夫すればできそう」という場面で、封印しがち。

③練習メニューを工夫できない
・うまく登れなかったが、練習になりそうなルートの再登。
・易しいルートでムーヴやフォームの研究。
・何かしらの方法での、持久力トレーニング。
などが思い付かず、「トライすることだけが練習」という沼にハマっている。

とりあえず、重要なのは上記3点だと思います。
少し論点がズレたものを挙げますと。

④ボルダリングをやらない
→2つのジムに通っているようなものなので、課題は倍になる。しかも、まぶし壁のボルダーには、課題は十分過ぎるほどある。本題とは逸れるが、重要。

⑤ファイル課題(完全記憶の課題)をやらない
→そもそも、これは無いジムが多いか?

⑥課題作りをしない
→お客さん課題を作って良いリードジムは、今や少数派か?

この件は、僕の自戒という面が強いです。
これを意識すると、「やりたいこと(練習すべきこと)が多すぎて手が回らないため、選択と集中が最重要。」という気もします。