2024年4月1日月曜日

5月の予約受付、マルチピッチリード講習の改定

①4月4日(木)の夜22時より、5月分の予約受付を開始いたします。

ジム講習は、火木をDボルダリングプラスリード立川、水をランナウト、週末の雨中止はストーンマジックを基本といたします。
また、八王子から1時間以内のジムであれば、交通費などの経費を負担いただけば、その他のジムでも講習可能です。
これまで通り、相談に応じたり、こちらでジム指定を行う場合もあります。

どうぞよろしくお願いします。



②マルチピッチリード講習を2つのクラスに分解することにいたします。

例えば、三ツ峠くらいのスケール感(ロープスケール100m以上)の壁では、トップアウトを目指さずに時間管理を除外したクラス設定にしようと考えています。

例えば、もともと数ピッチでトップアウトできる壁のスケールであれば、難しいセクションはフォローが見やすいor声が届きやすい場所でピッチを切り、ピッチ数を2倍にして登るという選択肢も取れます。
時間に余裕があれば、ムーヴを丁寧に行うことや、浮き石のチェックも、もう一段階丁寧にできます。

もう少し余裕を持って講習カリキュラムを組もうと思います。
今回に限らず、マルチピッチ講習は他の講習に比べてリスクが高いと感じているので、少し方法を模索してみます。

例えば、両クラスとも10回ずつぐらいの受講をイメージしています。

A:マルチピッチリード講習
原則、アプローチ2時間以内とする。
原則、3ピッチまでを対象とする。
残置無視・トポ無視での初登攀ごっこ、というスタイルで行う。
半日を地上でのロープワーク練習や、カムやピナクルでのビレイ点作成練習、メインロープでのビレイ点作成、ハーケン打ち練習、などに費やし、1〜2ピッチのみを登る日をメインとする。

参加条件:①クラックリード講習を卒業し、5.8以上のクラックを3本以上オンサイトしていること。
     ②マルチピッチ体験を受講していること。

B:アドバンスマルチピッチリード講習
原則、アプローチ2時間以内とする。
ピッチ数に制限なし。
残置無視・トポ無視での初登攀ごっこ、というスタイルで行う。

※時間管理と丁寧さ・焦りの最小化の両立、という難題と向き合わざるを得ないケースが増えることを想定。
※登りと違うラインを下降するケースが増えるため、地形把握と向き合わざるを得ないケースが増えることを想定。
※カムスタック、忘れ物回収などのイレギュラー対応、ちょっとした怪我への対応、など初歩的なセルフレスキューまでの習得を目指す。

参加条件:マルチピッチリード講習を卒業していること