2017年11月8日水曜日

宿題ルート、封印ルート

11月6日(月)、7日(火)は、自分のクライミングにて、小川山&カサメリ沢。
ヒマラヤ帰りの高柳と。
<無名の5.8ワイドをフォローする、高柳>

3年くらい前に、2日間トライして登れなかったバナナクラック(5.11d)。
初日が榎戸さん、青木くん、2日目は今井くんと(2日目は、天気も途中で崩れたのですが)。

ようやっと、リベンジの機会が来ました。
1トライ目は、またもやメタメタで、ハングドッグして一応バラせて、トップアウト。
2トライ目は、核心中のカムセットが出来なくなってしまって、エイドダウン。
3トライ目は、2つ目のカムまで決めて気合いのクライムダウンで地上に戻って大レスト。しかし、リスタートしてすぐにポロ落ち。ただ、2トライ目で出来なくなっていたカムセット体勢に、光明が差した。またもやエイドダウン。

で、例によって薄暗い中での最終トライ。
気合いのカムセットを越えて、核心突破。後半のビクトリーロードはまたもや暗闇(笑)。

どうにかR.P.できました。
クラシックルートを登れると、自分の頑張りとは別の達成感も入り混じりますね。
<ビレイがやや難しい、バナナ>

「登れそうな宿題くらいは、極力片付けた方が良い」とは思っているのですが、カムセット体勢が再現出来なくなったときには封印もチラつきましたよ。

半分レスト日なのに、暗くなるまで付き合ってくれてありがとう!
2日目は、カサメリ沢のギャラクシー(5.12b、ボルト)。
昨年、2トライして何となくムーヴ解決の可能性程度で終わっていたルートです。
せっかくなので、ベストシーズンに万全に近い体調で来てみました。

が、3トライのハングドッグを重ねても、前回出来た箇所すら出来ない始末!!!
2箇所、全く解決しないのです。

一応、まだ打つ手として「次回は、初日に来る。」という手もあるのですが、あまりにも完登までの道筋が立たないので、ひとまず封印です。
<2日目>

とりあえず、完登までの道筋が見えそうな“岩の殿堂”とか(もう寒いかな)、別のルートでのオンサイトトライとかを先にやろうと思います。

風邪っぽくなったのに、夕方まで付き合ってくれてありがとう!
<ワニワニワニをR.P.する高柳>

クラックのZクリップ

11月4日(土)、5日(日)は、クラックリード講習にて、湯川。
1日目が、女性Sさん、男性TSさん。
2日目は、NSさん夫妻。
<初日は、寒し>

講習生のリード中にて、こんな出来事。

バッチリ効いたカムの1mほど上に、「少し甘いかも」と思いながらもカムセット。
ここで、間隔が近いこともあって、Zクリップのミス発生。

そこで、下のクリップ(バチ効きのカム)を外して、そのまま登ることに。
結果的には、「少し甘いかも」と自覚していたカムにだけクリップされている状態で登ってしまったのでした。
<2日目はポカポカ>

本人も大反省。すぐに直せる点として、
「Zクリップの修正時には、下のクリップも再度クリップしよう。クラックは特に。」
を挙げておりました。
ただ、クライミング中、自分の安全に関する状況が俯瞰できていないことに、すごく悶々としている御様子。
「こんなんじゃ危ない!」、「どうしようか?」という問題意識があるようで、素晴らしいです。

「これは、すぐには直せそうもないけど。何を意識したら良いんだろう。」
という趣旨の話を、何度も繰り返していらっしゃいました。
いつもながら、深い反省だなと思います。
まだ、本人なりの正解は近くはなさそうですが。

また、伊豆方面にて、続きを考えていきましょう。
<ついに、リード開始>

Radium Line

11月3日(金、祝)は、自分のクライミングにて、瑞牆のツル岩。
S本先生と、ゲンキ先生と。
<バカアーサナを、アップのごとく登るゲンキ先生>

先日の宿題、ほったらかし(5.12b、ボルト)を本日2トライ目(通算6便?)にてR.P.。
(ちなみに、ゴッド先生は普通に3擊。)

つづいて、隣のRadium Line(5.13a、ボルト)にトライ開始。
見た目は、5.10台かと思うような垂直のコーナーですが、トポに「意外と悪いんです。」という趣旨が。
<“Neo”S本>

オンサイトトライで、ワイドムーヴに入る部分でフォール。
ハングドッグして、ムーヴ解決。

どうやら、5.11後半のフェースの後に、5.10後半のワイドムーヴ、という構成で解決出来たんで、自分にとっては5.12前半程度の強度に収まりました。
(S本先生は、さらに易しく感じた様子。)

2トライ目は、オンサイトトライより数手高度が低いところでフォールしたものの、1テンでトップアウト。
(と、ここでS本先生が2擊にて、このルートも片付ける。)

3トライ目は、薄暗い中でヘッデン装着でトライしたものの、核心のラスト1手にてフォール。
<ネオってるねー(by ゲンキ氏)>

S本先生に懇願して、暗い中で最終トライを出させてもらいことに。
どちらにせよ、スタンスに至るまで全て覚えているので、暗くても影響はほとんどありません。
それどころか、闇夜はアルパインちっくなモチベーションも上がるので、1テンのマンネリ化を避けられて良い雰囲気。

そんな訳で、4トライ目にて無事にR.P.。
<“ほったらかし”は、意外と苦労してR.P.したゲンキ先生>

私とS本くんの場合、初登者とは全く違うムーヴを発見して、易しくなっちゃったパターンだとは思います。
なので、グレードは置いとくとして。

ただ、フェースとワイドの両方をミックスさせるルートとしては、かなり面白かったので達成感は格別でした。
<さすがですねー>

12月の予約受付

こんにちは。
11月10日(金)の午前0時より、12月分の予約受付を開始いたします。

例年、年末はなぜか講習依頼が少なめなので、早めに休みにして国内ツアーに出かけることにしました。これに伴って、山の知り合いを増やす会と、無料体験は12月な中止いたします。

さて、クライミング関係の講習は伊豆方面がメインになります。
岩場リード講習は、当日の気温などで天王岩の可能性も残しつつ。

このあと、溜まったブログを更新予定なので、予約予定の方はお忘れなきようお願いいたします。

2017年11月2日木曜日

慎重さは宝

11月1日(水)は、マルチピッチリード講習にて、二子山。
女性SMさん、男性OMさん。
<オブザベ>

2人は、とてもカムセットが丁寧です。
私も、フォローで登ってみて、感心するほどよく収まっています。
<ビレイ>

もちろん、それなりに時間を掛けてセットしています。
本人にとって難しいピッチでは、1時間のリードも珍しくはありません。
<カムセット中>

「慎重にやりたい」というより、「カムが効くまで怖くて進めません!」という話。
すごく時間は掛かります。二子山も、トップアウトするのは暗くなる直前でした。

が、初心者のうちから高い安全基準で登ってもらった方が、見ている私は安心ですねー。
<2P目>

このスピードで登れるルートは、まだ少ないかもしれません。
でも、段々と良くなりますよ。

焦らず、じっくりやって行きましょう。
<暖かくなってきた>

特に、今回の2P目、3P目、5P目のリードは、1時間に見合っただけ経験値がバッチリ積めたと思います。
こういうトライを重ねて、強くなって欲しいです。
<見事なコーナークラック>

<一見易しそうな後半>

<5P目で、ヤブに逃げ込んだ>

<薄暗い中、オールフリーにて完登>

テンポ

10月31日(火)は、昼がムーヴLv.0にて、女性KNさん。
夜が無料体験。

パンプを避けるため、テンポよく登る、という方法があります。
一方で、テンポが良いがために、ノープランで本能のままに登ってしまうというデメリットもあります。

自分がやっている行動を評価しながら動けるスピード、ってのはどの程度なんでしょうね。
ムーヴだけでなく、ロープワークも同じだと思いますが。

最近、こういう話が割と講習生に有効な気がしてきました。

機械的な手順

10月29日(日)は、雨にてロープワーク講習。
女性HMさん、男性SGさん。
<仮固定の練習中>

セルフレスキューの有名なお題として、リードのビレイからの脱出、ってのがあります。

リードがフォールして怪我を負って登り返し不可能、ビレイヤーによるロワーダウン不可能、という設定。
(ロワーダウン不可能な理由として、沢登りなどで下が滝壺、マルチなどでロープの半分以上登っておりビレイ点までロワーダウンで届かない、などなど。)
<子供が動物を宙吊りに>

お題に対する回答として、ビレイヤーがロープをビレイ点にフィックスして、ビレイヤーがビレイから開放される、というものがあります。

この手順自体は、わりと機械的なものです。
本日の2人からは、「この手順が知りたい!」という熱いリクエスト。

で、今後どうしますかね?
<引き上げ>

クライマーが気を失っている設定だと、レッグループ型の普通のハーネスで何時間生存していられますかね?

全ては設定による話なので、深入りはしないでおきます。
ただ、マルチピッチでリードのビレイをしている最中に、「いま、もしここで事故っちゃったら・・・」と常々想定しながら登ると、徐々に力が付くような気がします。

ほとんどの場合、ロワーダウンの方が良い場面ばかりに感じますが。
<逆さ吊り>