2012年12月17日月曜日

本日の山の知り合いを増やす会

場所は、前回と同じく
金の蔵Jr.新宿西口駅前店

人数は10人ほどになりそうです。
今からでも参加可能です。
集合時間に間に合わない方は、直接お店に来てください。
私の携帯に連絡いただいても大丈夫です。

2012年12月13日木曜日

クライミングは、ちょっと分かってきてからが面白い

12月12日(水)は、ランナウトで講習2コマ。

昼は、高崎からの女性HMさんのリード講習3回目。
夜は、先日に読図講習を受けた女性UYさんのムーヴ講習レベル0。
クライミングは、最初からハマる人も居ますが、ちょっと経ってからハマる人が多いようです。

つまり、分かってくると面白くなってくる、という話。
例えば、リードもビレイも、仕組みが分かって、出来るようになると面白くなります。
岩場でも、マルチピッチでも、ロープワークが分かるほどに、面白く!

HMさんも、ジムでのリード講習を終え、段々とクライマーになって来ました。

木曜は、早速マルチピッチ体験です!
楽しみですね。
スポーツクライミングも、最初は
「腕が・・・、指が・・・、持久力が・・・」
くらいの筋力的なポイントばかりに目が行きます。

が、トライを繰り返すごとに
「もしかして、こうすると楽なんじゃない?」
「この法則って、このルート以外でも一般原則なんじゃないかな」

という具合に、ムーヴのコツが分かって来ます。
それが蓄積されてきて、ムーヴのパズルを解くヒントがあると、いよいよ楽しくなってきます。

そして、
「上手くなるかも!」
「強くなるかも!」
と、感じ始めてから、ドップリ浸かるようです。

UYさんも、ジムに通う気が芽生えたようで、何よりでした。
具体的な講習内容
昼:
・落ちる練習
・止める練習
・ビレイの繰り出し練習
・ビレイヤーの立ち位置
・実践本気トライ(垂壁の5.10aは、2回フォールでした)

夜:
・ネコ足
・肩の脱力
(肩にぶら下がって、手長猿のように登る方法も含めて)

ムーヴ講習で復習して欲しいのは1つか2つだけ

12月11日(火)の夜は、ムーヴ講習レベル0。
リード講習を受講中の女性KGさん、ムーヴ講習のみを数回受講している男性WHさん、今回が初参加の男性STさん、男性HKさんの合計4名。
1回の3時間ムーヴ講習で、得て欲しい物は1つか2つを基本にしています。
1ヶ月に1回のムーヴ講習を受けたとしても、復習できる量には限界があるので。
たとえば、ネコ足と肩の脱力を講習したとして、1ヶ月後。

「ネコ足は、かなり無意識化した。脱力は、分かっていても意識しないとついつい力が入ってしまう。」
くらいまで到達していれば、上出来です。

つまり、1個は100点、もう1個は50点で、上出来なのです。
本日は、全員それぞれが少しずつ違うレベル。
自分の課題を意識して、また次回お会いしましょう。

具体的な講習内容
・ネコ足
・肩の脱力
・指の脱力
・腰を壁に近づける姿勢(KGさん、STさんのみ)
・引き付けよりも捩じりを優先する意識(KGさんのみ)
・反動ムーヴ(KGさん)

上記6つのうち、5つ目までが当塾がオススメする基本フォームです。

アルパインクライミングへの、覚えることの膨大さ

12月10日(月)は、ストーンマジックでロープワーク講習を2コマ。
昼は、常連女性ODさん、夜は先週クラック講習を終えたばかりの女性KSさん。
アルパインクライミングを目指すというとき、多くの人がより安全な始め方を望みます。

昔の人は、ジムもなく、フリークライミングも一部にしか浸透していなかったので、いきなり沢登りやマルチピッチゲレンデから始めたそうです。

今の人の安全基準からすると、ありえないくらい危なっかしいんでしょうが・・・。
それでも、山岳会ごとに
「歩き3年、沢3年、冬3年の下積み(それからアルパインだ。)」
「丹沢で沢登り10本行ってから、谷川の難しめの沢を3本行って、それから一ノ倉」

なんていう慣例があったそうです。
当塾の場合は、現代の安全基準にのっとって、

・ジムでのリード&ビレイ
・ボルトの岩場でのリード
・クラック
・マルチ

とやるのを、夏壁習得の順序としています。

もちろん、
・夏山登山道くらいは自力で歩けること
・最低限の地図読み、テント泊などの基礎が出来ること
は前提ですが。
冬期クライミングをアルパインクライミングとするならば、これに冬山の技術も必要になります。

雪稜や岩稜ならば、アイスクライミングの技術はほとんど必要ありません。
冬壁やルンゼルートならば、アイスクライミングは必須です。

したがって、最初に目指すアルパインクライミングは、雪稜や岩稜が良いのではないでしょうか?
あまりに覚えることが多すぎて、アルパインクライミングに辿り着かなくなってしまいます。

具体的な講習内容(どちらも)
・1ピッチのゲレンデにおける、終了点作業
(結び替え、懸垂下降、終了点が立木のみの場合)

甲斐駒の黒戸尾根

12月8日(土)、9日(日)は、自分の山行で甲斐駒へ。
K島嬢と。

<深夜3時前に出発>
今回は、黄連谷と七條瀑というアイスクライミング計画でしたが、雪が多すぎて雪崩の危険あり。

トレーニングで、山頂ピストンをしてきました。

<刃渡り。天気も微妙>
私、ふと数えてみると、黒戸尾根は冬だけで10回ほど来ています。

・東京から近いので、無理して12時間行動しても、帰りの運転が厳しくない。
・八ヶ岳よりも人が少なく、山っぽい雰囲気が好き。
・バリエーションも豊富。
・シーズン初めの体力トレーニングに丁度良い。

などが理由です。

<樹林帯の中で、すでにフェイスマスク。風が強い。>
思い返すと

1回目:
大学1年生のとき、知り合いに連れて来てもらう。
登り始めて2時間で、すぐにラッセルという豪雪。

ラッセル初体験で、バテバテ・・・。
梯子でアイゼンを落として、先輩に拾いに行ってもらうという失態。
鎖場が怖くてロープを出してもらうものの、エイトノットの結び方を忘れているという失態。

当然、2日間で七丈までも辿り着かずに敗退・・・。
散々なものでした。
2回目:
大学2年生のとき、仲間とリベンジ。
ラッセルは、五丈より上のみ。(ただし、胸までのラッセルも多かった。)
3連休で、他パーティーとの交代ラッセルが可能だったこともあり、無事に登頂!

下山時、懸垂下降に一度だけロープを使用。

「これで、次はバリエーションだ!」
と自信を付けた山行。
3回目:
ガイド見習いをしている際に、アシスタントとして。
軽いラッセルがあり、お客さんがバテたこともあり、8合目で引き返す。
(このときが、唯一の小屋泊まり)

4回目:
奥壁中央稜に挑戦。
5P目が突破できずに敗退。
このときも、胸までのラッセル。

5回目:
奥壁中央稜にリベンジ。
しようとするも、久々に5丈より下で酷いラッセル。
早々に退散。

6回目:
奥壁中央稜を完登。
残置無視、オールフリーという完璧さではあったが、上部雪稜でビバークになってしまう。
このときは、登山道上はトレースバッチリ。

<七丈小屋に昼過ぎに着いたので、テントを張ってから、空身でトレースを付けに行く>
7回目:
奥壁右ルンゼにチャレンジ。
冬の記録は見たことがないが、そんなに難しそうではない。
部分的にA1してしまうが、何とか完登。
残置は、ほぼ見当たらなかった。

8回目:
奥壁中央稜を再登狙いで。
悪天過ぎて、やる気ゼロ。
頂上往復に切り替える。
9回目:
黄連谷右俣。
トレースがあり過ぎて、直登するも、滝を巻くのも高速道路が踏み固められている・・・。
八ヶ岳のジョウゴ沢のような状態。
ここまで拍子抜けした甲斐駒は、この時のみ。

10回目:
今回またも、バリエーションを止めて、頂上往復。
完登した中では、最高にラッセルしたと思う。

<8合目を越えた稜線の鎖場でも、ずっとラッセルラッセル。>
他に、もう1パーティがラッセルをやりたがっていたので、交代しながら進みました。

<頂上直下は、ようやく普通に歩けた>

<天気はイマイチだが、充実度は相当なもの>

ほとんど毎回のように、ラッセルさせてくれる甲斐駒の黒戸尾根。
ラッセルが厳しい時は、バリエーションは無理。
が、ラッセルでラインを引く快感は相当な充実度です。

<明るいうちに下山できたのは、前日にトレースを付けた甲斐があった>
行動記録
 2:40 駐車場を出発
 8:40 五丈に到着(アイスクライミングギアをデポして頂上へ)
 9:20 出発
11:20 七丈小屋(受付、幕営準備など)
13:00 空身でトレース付けに出発
15:30 森林限界のあたりまでで引き返す
15:50 幕営地

 5:00 出発
       (8合より上も厳しいラッセルで、他パーティーと助け合いつつ)
 9:40 山頂
11:00 幕営地
12:00 出発
16:30 駐車場

今年は、雪が多いですね。

ネコ足は、永遠に完璧にはならない

12月7日(金)は、ストーンマジックにてムーヴ講習。
今回でムーヴ講習2回目の、女性OMさん、AKさんのペア。
ネコ足(足をソッと置くこと)というのは、有効です。
ゴムはしっかりとホールドに食い込み、正確な足置きが可能。

ただ、「ネコ足が完璧に出来る」という状態は、私も含めて永遠に来ないと思っています。


今回は、かなり専門的な話・・・。

理由は
・足を上げるムーヴが、経験のないバランスだったら、一回目はなんとなくぎこちない。

つまり、自分の限界グレードをやれば、どんなにネコ足を意識している人でも、数か所はぎこちなくなります。
ただし、これは何回かトライする中で、修正することが可能です。

ネコ足ができるバランスを、体に蓄積していくのです。


さて、ということはネコ足の練習は、以下のような流れになります。


①ジムで一番易しいルートなど、自分にとって余裕のあるルートで、ネコ足を癖づける
(2~3時間ジムで登る人の場合、30分~1時間程度のウォームアップで実践したとして、週2回×4週間くらいで、相当なレベルまで無意識化できる)

②それを、少しずつグレードを上げていく。
限界グレードが5.11aくらいの人なら、5.10bくらいまでは無意識化できるとベター。
5.12aくらいの人なら、5.11bくらいまで。
3級くらいの人なら、5級くらいまで。などなど。

③限界グレードをトライするときも、「とりあえず出来た」ムーヴを、「できるだけ滑らかに」を意識して練習すると良い。
(これは、特に「ムーヴは出来るが、繋げにくいルート」をR.P.するときの省エネ練習としても有効)

で、③は永遠に終わらない、ということです。


いま、例としてネコ足を上げましたが、全てのフォーム習得は上記の流れだと実感しています。
特に、①の段階が重要で、良い習慣といえます。



具体的な講習内容
・ネコ足
・肩の脱力
(肩の脱力をしたまま、手長猿のように登る方法)

講習で扱うフォームは5項目くらい。
良い習慣が身に付くまでに、かなり一生懸命やっても半年~一年はかかるのです。

2012年12月7日金曜日

また1人、クラック講習を卒業

12月5日(木)は、城ヶ崎にてクラック講習。
ボルダーが強い女性KSさん、モチベーション最高レベルの女性AKさん。
KSさんは、クラック講習3日目ながら、本日はリード祭り。

①カムセットが易しいルート3本(3級、4級、5.7)をリード。
残してもらったカムを、私がチェック。

②カムセットがしにくい、しやすいを問わずに、5.8を3本オンサイト。
残してもらったカムを、私がチェック。
6本リードしたうち、
“本人が大丈夫と思っていたけど、イマイチだと私が判断したカム”

が重要です。

個数は2個。
原因は、フレアをちょっと甘く見ているのかな?
他に、イマイチなカムは数個ありましたが、それは本人も自覚して

“たぶん落ちないから行きました”
“歩きやすいかもしれないけど、すぐに次のカムが取れそうだから行きました”

などの判断をこなしていたので、問題ありません。
充分、卒業レベルです。

むしろ、5.8を3本立て続けにオンサイトするなんて、素晴らしい成果!
さて、前回の湯川で手の痛さを訴えたAKさん。

本日は、快適にハンドジャムを練習できた様子。
AKさんは、クラック講習をまだ続けたいところです。
とりあえず、5.8がトップロープで完登できたので、リード講習するに十分な状態にはなりました。
具体的な講習内容
・地上でのカムセット練習
・実践、オンサイトトライ(KSさん)
Ⅲ級クラック、Ⅳ級クラック、鬼殺し(5.7)、純(5.8)、パープルシャドウ(5.8)、ネッシー(5.8)

・ハンドジャム、フィストジャムの練習(AKさん)
・ハンドとフィストの間のサイズのこなしかたについて
・カムを持っていく個数の目安
KSさんは、クラックに一緒に行ってくれるパートナー探しが第一核心かな?