2泊3日の"ゆったりツアー"です。
今回は、冥土の土産くらいの覚悟のお客様が1名、必死の思いで吉田口登頂!
その後、気合いで御鉢巡りも完遂!
ただ、御鉢巡りの終盤と下山に関しては、もはやガイドの補助なしには歩けない状態でした。
ギリギリのお客様にもリタイヤを促さない以上、こういう事案は日常茶飯事です。
しかし、今回は少々やりすぎだったかもしれません。
お客様当人が「もうこれで、富士山には2度と来ないと思います」と仰って、少し寂しい思いです。
ボロボロになっても登頂したい人、腹八分目でリタイヤした方が次回のモチベーションを保てる人、色々いらっしゃいます。
特に、中高年のツアー参加者の中には、富士山という目標を失ったら、「歳だから・・・」と運動も辞めてしまいそうな人がチラホラ。
その人の、その後の人生に大きく関わる富士登山であることを再認識しました。
これは、単にリタイヤを促すべきかという問題ではなく、どういう気持ちで帰ってもらうかという難しい問題ですが。
とはいえ、ひとまず登頂できたのは良かったです。