2026年3月26日木曜日

名張、3回目

3月10日(火)〜12日(木)は、自分のクライミングで名張へ。
桂くんと。
Campagne(5.10a)を登る私

看板ルートのモスラパワー(5.11c)をトライする桂くん

名張は、クラック主体の岩場です。
柱状節理で、柱と柱の間を登っていくようなイメージです。

垂壁主体になりますが、柱を折ったような部分にハングやテラスが出現するという感じです。

フリクションは、小川山・瑞牆などの花崗岩のようにザラザラでも、河原の岩のようにツルツルでもない、丁度中間といった感じです。
さらに、同じカムのサイズが何メートルも続くパートが頻出、ルート全長も30mを越えるものが結構あり、ジャミングの練習場として有名です。

また、カチが少ないためにフットジャム以外のスタンスは非常に悪いと感じます。
さらに、フリクションの関係で外傾スローパー(テラスなどの水平スローパーは流石に保持できるが)が極端に悪いと感じるため、柱状節理のカンテ部分がホールドとして使いづらく、フェースとクラックのミックス系のムーヴを封じてくる傾向にあります。
ガンバ

当然、得意なサイズであればガバガバ、苦手なサイズ(一般的には、シンハンドと膝が入らないオフウィズス)は四苦八苦となります。

例えば、
・手はシンハンドだけど、フットジャムはワイドハンド部分でバチ効きだからどうにかなる
・フェースミックスのムーヴで解決
・ワイド技術も駆使して、どうにか突破
などの選択肢が使いづらい訳です。
無事にR.P.

個人的には、指の変形の影響で苦手サイズ(というか物理的に無理そうなサイズも結構ある)が広範囲な私は、積極的に向かわないタイプの岩場ではあります。

とはいえ、せっかく誘ってもらったことだし、苦手なりにグレード落とせば登れたりするものもあるし、ワイドハンド以上のサイズなら指の影響も少ないので普通に登れるし、といった感じで再訪しました。
それがどうした(5.10c)を登る私

さて、初日は極寒・・・。

・Get Wild(5.9、フィンガー〜ワイド) O.S.
アップからして苦戦気味
寒さも相まって、名張のスベスベのフリクションを再認識・・・。

・Paprika(5.10b、OW) オンサイト失敗。エイドダウンして、2トライ目でR.P.。
いわゆる膝が入らない5番サイズが、自分としては核心になる。
ただ、5番セクションは短いので、色々と駆使して登ることは出来た。

・Free Stone(5.11a、フィンガー〜ワイド) 敗退
ミックス系のルートかと期待したが、苦手サイズのジャミング真っ向系になった。
やっぱり、どうしようもなくて敗退。

・Campagne(5.10a、ハンド〜ワイド、27m) O.S.
あまりにも寒い・・・。
終盤のチムニーに入ると、ようやく風が避けられて、体幹が冷える心配が無くなったが、抜け口のムーヴで結構苦戦した。
密林(5.10a)をO.S.する桂くん

2日目
本日は、桂くんのモスラパワーをビレイがてら、軽めに流す方向で。

・Crack Baby(5.7) 再登
・名張入門(5.9) 再登、こちらはちょっと苦戦

・それがどうした(5.10c、凹角ミックス系、38m) O.S.
せっかく名張に来たんだけれど、やっぱり指が気になって、ムーヴ構成がミックス系の課題ばかりに目が向く私。

下部のラインは、パンピングアイアン下部を登った。トポのラインは、途中で左に行くような書き方だが、パンピングアイアン下部からアプローチした今回のラインの方が自然に思えた。
最上部で、パンピングアイアン終了点まで繋がる5.10aの8mも含めて、38mのピッチとして登った。
最後の8mで相当苦戦した。

・密林(5.10a、ミックス系、29m) フォロー回収
これは、かなり辛い気がした。
しかも、終了点直下が・・・。
もいち(5.10b)を敗退する桂くん

3日目
本来はレスト日であったが、天気予報が4日目の雨を告げており、止むを得ない連登。
指は随分と腫れているし、全身疲労もあるので、ワイドの垂壁系に絞って登る方向で。

・だんだん(5.8、ワイド系) O.S.
・New Wave(5.9、ワイド系) O.S.
・チビゴジラ(5.10d、フィンガー〜ワイド、ミックス系でもある) O.S.
やっぱり大苦戦。ギリギリ登れた。

・ジュマンジ(5.10b、ワイドハンド〜フィスト主体) O.S.
奇跡のように、指の変形を気にせずにジャミングを連続できるセクションがあり、楽しい。
たまには、こういうので気持ちよくなると、何かを思い出せる気がする。
<チビゴジラに向かう桂師匠>

チビゴジラ(5.10d)をR.P.する桂くん