2021年10月15日金曜日

お知らせ

11月7日(日)が空きました。
一応、お知らせしておきます。

2021年10月13日水曜日

ニューモンタージュ

9月21日(火)は、自分のクライミングにて、瑞牆。
S本先生と、大面岩のニューモンタージュ(最高ピッチグレード5.11d、実質6P)。
<3P目のS本先生>

以前から興味があった、ニューモンタージュ。
S本先生も行ったことが無いと言うので、じゃぁ行きましょう。

2ピッチまではルンゼ登り。所々に、5.8っぽいムーヴが出てきますが、基本的には本チャンっぽい登り。泥や水流で、クライミングシューズが汚れるのを最小限に抑えつつ。
しかし、早速ラインがよく分からず(トポをコピーするのを忘れたため、駐車場で大体覚えて出発。)、「ニューモンタージュじゃなくてもトップアウトすれば何でも良いかな。」という気分になって来ます。

が、S本師匠に「あっちでしょ。」と指導を受けつつ、2ピッチ目を終えて、大体ライン上と思しきところに。

続く3P目(5.10a)は、プロテクションの難しいクラックらしいのですが、S本先生がルーファイに苦労しつつO.S.。
そして、終了点で4P目の核心(ボルトの5.11d)を見上げます。
うーん、暑いです。
そして、ここまでの本チャンっぽいルートで、なんだか気分がスポートの本気トライ向けに上がって来ません。
というか、今のピッチのフォローで汗かいてしまい、シューズの中も湿っています。

さらに、オブザベがほとんど出来ないルート構成、スラブセクションが難しそうなのに暑さでシューズ内が汗ばむ悪循環、シングルロープで行けるか怪しいロープの流れと、嫌なイメージがバンバン湧いてきます。

さらに、ビレイ点の足場も2人でいるには狭く、暑さも相まって、悠然と大休憩がてらオブザベするのも現実的では無さそうです。

感覚的には、普通のマルチのビレイ点作業+5〜10分程度のオブザベ&休憩でトライ開始して欲しい、って雰囲気を感じます。

いつも元気なS本先生にリードを譲ってみたものの、「良いよ、ジャンケンでも。」と言われて、なんと私が勝ってしまいます。行かなきゃ後悔するしね、と思い直してトライです。
<4P目(5.11d)の出だし>

しかし、O.S.トライは、ボルト1本目にて撃沈。
核心(4P目の5.11d)の前半部分は、スラブの5.11aとされており、全然ダメ。

早くもS本先生に交代し、そこは即座にムーヴ解決。
後半のカンテのハング越えで行き詰まり、またリード交代。

で、ヌンチャクを残した状態で、私がどうにかR.P.。
カンテとヒールフックを組み合わせたジムっぽいムーヴで、パワフルさから行きつ戻りつはできない一発勝負。マントルを越えた時の達成感は、相当でした。
<ほとんどノーハンドスラブのイメージ>

今回は、どちらかがR.P.するまで次のピッチに進まないチームフリーのスタイルで登っていたので、これで次へと希望を繋ぎます。

そして、5ピッチ目のS本先生が5.11aのスラブを見事にO.S.。
フォローでも、私は何度となく吠えまくる、超スリリングなピッチでした。
<5P目(スラブの5.11a)>



<青ロープはバックロープなので、絡んでいる訳ではありません。>

「いやー、これで完登が見えてきたね。」と語るS本先生ですが、最終の5.10cで私が大苦戦。もう真っ暗なんですよ(笑)。
とはいえ、S本先生オススメで購入したアクティックコア(明るいヘッデン)の威力で、どうにかO.S.。
S本先生、やはりサクサクとフォローしてきます。体力か、ヘッデン慣れか、岩場経験の差か。

そして、下降路はS本先生が行ったことがあるので、それに付き従い、無事に下山。
3連登なのに元気なS本先生、ヘロヘロの私という構図に自嘲しつつ、夜21時過ぎに下山となりました。

なんだか色々と反省の残る1日でした。
とは言え、結果的にはちょうど良い難しさのルートに対して、まずまずのスタイル設定で登れたので、良かったです。
ありがとうございました。

具体的な反省
①本格的なマルチに行くなら、もうちょっと早めに打診すべきだった。(今回、私が打診したのが前日だった。)
②トポのコピーを忘れた。
③シューズ選択をミスした。
普段は、スポートなどはUS9.5、長時間履くことが予想されるクラックやマルチはUS10.0を選択している。クラックの本気トライなどは、どちらを使うか直前で判断。
今回はワイルドなルート構成を予想して10.0で行ったが、スラブの5.11aが出てくることを考えれば少々痛くても9.5にすべきだった。

④時期は、まだ暑かった。とはいえ、10月で風が吹いたら手がかじかむ可能性も高いので、ベストコンディションを狙うのも結構難しそう。

1P目、2P目(石田、O.S.):
沢登りと本チャンの中間ぐらいの雰囲気。ときどき、5.8ぐらいのムーヴが出てくるが、それ以上に細い木を掴んで登る場面とかの方が怖い。

3P目(S本、O.S.):
プロテクションの難しい5.10aのクラック

4P目(石田→S本→石田にて、R.P.):
フェースの5.11d。ダブルロープで無いと流れが悪い。核心を越えてからの5.9ぐらいのスラブがリングボルトなので99%落ちないムーヴを探ることになり、めちゃくちゃ時間が掛かった。

5P目(S本、O.S.):
スラブの5.11a。ビレイヤーから姿が見えにくいが、フォローしてみて難しさにビックリ。

6P目(石田、O.S.):
NP &ボルトの5.10c。完全に真っ暗で、かなり苦戦。

そこから、大面岩の頂上を経て、下降。

2021年10月11日月曜日

湯川の再開拓講習、進行中

9月13日(月)は、湯川の再開拓講習にて、女性ISさん、女性Mさん。
9月14日(火)は、ムーヴLv.0にて、女性IGさん、女性MDさん。
9月15日(水)は、ムーヴLv.0にて、女性NJさん。
9月16日(木)は、女性SHさん。
9月17日(金)は、雨天にてロープワーク講習で、女性MDさん、男性KYさん。
9月18日(土)は、雨天にてムーヴ講習で、男性TGさん、男性SKさん、男性KBさん。
9月20日(月、祝)は、岩場リード講習にて、女性YZさん、女性NMさん、女性GTさん、復習参加の女性WNさん。

湯川に、8×4、粒拡散という2つのルートがあり、ほぼ完全に自然に還っておりました。
話の流れで、こちらの再開拓を講習としてオススメしたところ、快諾される方がおり、現在進行中です。(1日では到底終わらない作業なので、講習以外でも講習生が作業に行ったりして、継続中。)
ちょうど、2本横並びのルートなので、講習にはピッタリ!

クラックの開拓(大部分は掃除作業)は、講習生にやってもらいたいと思っておりました。
理由は、いくつかあります。

技術
①フィックスロープの張り方、それに伴う作業を通じて、ノウハウだけでなく、安全管理の考え方を講習できる。
(城ヶ崎の懸垂エリアに行くにも役立ちます。)

②プロテクション、大雑把な形状など、岩をオブザベする力が養われる。

心構え
①岩場の成り立ちや、開拓者心理を想像する力が上がる。

②ボルトを打つかどうか、合理的なライン取り、などを真剣に考える。

総合的に、クライマーとして成長するチャンスと思っております。

O.S.トライ、心折られそうになるR.P.、アプローチでの四苦八苦、残置支点のほとんど無い岩場など、全部同じで、色々と考えさせらる機会は無数にあります。
自分のパーティに限らず、事故に遭遇する機会だってあります。

最近思うのは、伝えたいことは1つでも、アプローチ方法は色々変えた方が面白いです。
人によって興味対象も違いますし、興味が燃え盛るタイミングもあります。
そして、私にも刺激があります。

そういう意味では、岩場でのボルダリング体験、ワイドクラックの講習、アプローチの難しいエリアでの講習、マルチピッチリード講習も、全て似たような位置付けです。
もっと言えば、岩場リード講習やクラックリード講習、さらにはジムでの講習でも、そのベースとなる考え方はお伝えしたいと思っています。

ご興味のある方は、是非とも御連絡くださいませ。
再開拓の講習は、クラックリード講習の卒業を最低参加条件として考えております。
世間一般から見れば、危険作業をやっていただくので、このぐらいは仕方ないかなと。

岩場でのボルダリング体験は、最低参加条件は今のところ無しです。
実際、かなり危ないんですけど、明文化した参加条件というのが難しいジャンルかなと思っています。

2021年10月7日木曜日

9月1日(水)は、ムーヴLv.0にて、女性NJさん。
9月2日(木)は、ムーヴLv.0にて、新規男性TUさん、新規女性WNさん。
9月3日(金)は、岩場リードが雨中止にてムーヴLv.1で、男性TGさん。
9月4日(土)は、ロープワーク講習で、女性Mさん、男性HGさん。
9月5日(日)は、岩場リードが雨中止にてムーヴLv.1で、男性KBさん。
9月7日(火)は、ムーヴLv.0にて、女性IGさん、男性YMさん、男性FYさん、女性MOさん。
9月8日(水)は、ムーヴLv.1にて、女性NMさん。
9月9日(木)は、1コマ目がムーヴLv.0にて、女性NJさん、2コマ目がリード2回目にて、男性NHさん、女性SHさん、男性YMさん。
9月10日(金)は、ボルダリング体験(岩場)にて、男性MKさん。
9月11日(土)は、マルチピッチリード講習にて、NSさん夫妻。
9月12日(日)は、アドバンスクラック講習にて、女性ISさん。

ロープワークでグリグリのビレイや登り返しをやったり、ボルダリング体験の2回目を開催してクライミングの幅を広げていただいたり、マルチピッチ講習で色々と考えさせられる2人を見たり。
なんだか、ムーヴ以外のクライミング要素と触れ合うことが多い講習の日々。

しかし、今回は久々にムーヴネタ。

下図で、A,Bのホールドはガバで、Zは悪いホールドだとします。
つまり、左の図はZを取る前、右の図はZを取った後。
経験上、Zを取る前の方が、足位置の変更は容易です。
もっと言えば、Bはさほどガバでなくても、身体の回転を軽く止めてくれれば、足の移動に不自由ないことが多いです。
(それについての突っ込んだ理由説明は、長くなるので割愛)

一方、Zを取った後は、足位置の変更は少し厳しくなります。
(もちろん、両手ともに悪いホールドの場面に比べればマシなんですが。)

そこで、単純に思いつく作戦。
Zを取る前に、Zを取ったら置きたくなるであろう足位置にしておくと、省エネになるのではないか?
(あるいは、Zが極端に悪いホールドだった場合に、突破できる可能性が上がるのではないか?)

具体的には
・Zを取るのはダイアゴナルが自然だとしても、次の一手のために踏み替えが嫌らしいと予感されるのであれば、あらかじめ逆足でZを取りに行く。
・Zを取る前に、傾斜を殺せるようなガバ足などがあるなら、あらかじめヒールフックなどをかけておく。
などなど。

地上で考えると難しくない話ですが、ボンヤリとZを取っちゃって、困っている人をよく見かけます。
5.10前半のO.S.トライがちょうど良い人なら分かりますが、5.11後半のO.S.トライをしている人ですら、この失敗は日常茶飯事に見えます。

①この発想が無い
②夢中で登っているので、とりあえず手を出した
③次のホールドもガバっぽいだろうと(何故か)期待している
(自分がO.S.失敗することはあるぐらいのグレードでは、そんなにガバが続くことは有り得ないと皆知っているはずですが・・・)

どれが正解でしょうか?
こういう、ちょっとした作戦の積み重ねが少ないトライ数での完登を近づけると思います。

2021年9月29日水曜日

11月の予約受付

さて、10月1日(金)の夜21時より、11月分の予約受付を開始いたします。

①小川山は寒くて厳しくなってきますので、岩場リード講習は天王岩や湯河原へと南下していく予定です。
②クラックリード講習は、湯川・城ヶ崎のどちらも可能な時期なので、メンバーと天気を見て決めようと思います。
③定期のムーヴ講習は、10月同様に火曜は全てムーヴLv.0。木曜は、1週目と3周目がムーヴLv.1、その他はムーヴLv.0としてみます。

では、どうぞよろしくお願いします。

書きたいことはボチボチ溜まっているのですが、富士山関係に追われ気味です。
備忘録も兼ねて、最近あったことを書いておきます。

・S本先生と瑞牆のニューモンタージュ(5.11d、6P)。夜までかかって、チームフリー(各ピッチを、どちらかが完登するまで先に進まないスタイル)で、どうにか完登。写真もあるので、後日。

・越沢バットレスで、他パーティがグランドフォールし、1時間後に我々パーティと遭遇。消防への通報者となる。詳細は書きづらいので、ブログではここまで。

・ジムにて、納得行くO.S.トライに1本成功。
ホールド替え後、一番目のトライルートに、自分がO.S.5分5分のルートで勝負する方式。まぶし壁のランナウトでは、いくつかのルートを触ってしまうと、O.S.トライでも既知のホールドだけになってくる。特に、持ちどころが複数あるようなハリボテホールドは、差が顕著。そして、ホールド替えごとに新ホールドが投入されるため、そこにO.S.トライのムーヴの読みづらさの核心があり、岩場っぽい探りの時間も発生する。大抵は、8割方O.S.できそうなルートから始めたり、勝負の1本をやってみるもフォールしたりする。ここまで納得行くトライができたのは、ありそうで滅多にない。まぁ、チャンスも滅多に無い。
ホールドを触ったとは言え、ギリギリになりそうなルートはまだ複数本あるので、楽しんで行きたい。
この話も、特にこれ以上は無いので、ここまで。

2021年9月7日火曜日

家庭教師アルバイトの記憶

8月24日(火)は、ムーヴLv.0。1コマ目は、女性NJさん。2コマ目は、女性IGさん、男性YMさん、KIさん夫妻。
8月25日(水)は、再掃除を講習するという企画にて、女性Mさん。実質的には、開拓と同じ作業。
8月26日(木)は、リード1回目にて、男性YMさん、女性SWさん、男性NHさん。
8月27日(金)は、岩場リード講習にて、男性AHさん、男性SHさん。
8月28日(土)は、岩場リード講習にて、男性TGさん、女性HNさん、男性MBさん、男性KBさん。
8月29日(日)は、岩場でのボルダリングを講習してくれというオファーにより、男性MKさん、男性MBさん。
8月30日(月)は、例の某岩場に一人で。自分が初登したウィークポイント(5.8、NP)の掃除を完了させに。

私は大学生の頃、高校生に対して数学の家庭教師を半年ぐらいやったことがあります。
主要な反省点を挙げます。

①自分が成功した勉強方法しか知らなかった。

リードクライミングで言えば、
・ハードに打ち込んでR.P.することで強くなる人
・O.S.に情熱を注いで上手くなる人
・ごく一般的なトライ回数、トライ日数のR.P.なんだけど、色々工夫するのが上手い人
・ムーヴの基礎を見直して、徹底的に合理的なムーヴを追求する人
・追い込みやトレーニング日を作ることに注力する人
・ボルダーに注力して、一皮むけた人
など様々いると思います。

しかも、自分が最近特に成果を感じた印象的なトレーニング方法を、人にもオススメしたくなります。
それを知った現在でも、やはり自分が印象に残ったトレーニングはオススメしたくなるものですが、当時大学生の私は酷いものだったでしょう。

②原理を理解せず、公式丸暗記で良い人の気持ちが理解できなかった

例えば、小学校の三角形の面積。
「底辺×高さ÷2」とありますが、「直角三角形なら長方形の半分だから、面積も半分ですよね。で、その他の三角形を見ても・・・(図解が必要なので省略)。ほら、たしかに半分でしょ。」みたいな説明があったはずです。
それから、色々な三角形の面積を計算する流れです。

個人的には、
・よく分からない公式を使うよりは、一応理由は知っておきたい。騙されたくない。
・原理が分からないと、解けない問題もある。そういう問題を良問と呼ぶ風潮に、すごく同意している。
・理由が分かること自体が、楽しい。
・曖昧な理解で進むと、いずれ完全に勉強に付いていけなくなる。
などが、身に染みていました。

が、高校数学においては、公式の証明自体が一読しただけでは理解し難いものが多いです。僕の場合は、10回以上は熟読したり、実際に手で計算したり図を書いたりして、ようやく納得できるレベルのもの、というイメージです。
大人になって、契約書を熟読するのが面倒な気持ち、電化製品の説明書をほぼ読まずに操作スイッチだけ覚えたくなる気持ちを、僕自身も日々味わいます。
実際、読み飛ばすことも多いです。

「自分の好きな分野でもないし、サラッと流させてよ。」
という気持ちは、当時でも理解できました。
でも、せっかく家庭教師まで付けて勉強するなら、という世話焼き心との葛藤があります。
その状況で、公式丸暗記させて練習問題をひたすら解かせることに罪悪感すら感じてしまい、悶々としました。

とりあえず丸暗記させつつ、「理由が知りたくなってくれたら嬉しいです。」ぐらいの大局的な視点に立つべきことも、表面的には分かりつつも、そう簡単に大人になれないものでした。

③小さい成功体験を積ませるという意識が薄かった

自分自身の勉強では、飽きないように色々と考えるのは好きでした。
が、教え好きアルアルだと思うんですが、「分かり易い説明をしよう!」、「良いカリキュラムを考えよう!」ということに注力しておりました。教える側が主役になってしまっている感覚です。
今考えれば、そういう工夫が苦手だから家庭教師が必要だったのかもしれないんですが。(分かり易い説明だけなら、予備校講師などがプロなので。)



こんな私よりも、とりあえず公式丸暗記させて、本人の気持ちに寄り添ってくれるような家庭教師の方が、成績を伸ばせたであろうことは間違いありません。
正直、僕よりも拘りの少ない友人たちの顔が何人も浮かびました。

こういった挫折は、その後も塾講師のバイト、教育実習などで散々ありました。同じ過ちを数回繰り返して、ようやく身に染みたものもあります。
挫折の頻度こそ下がっても、今も続いているような気もしますが。

今更ながら思うのは、原理原則を理解する楽しさを伝えるためは、意外と人間的なスキルが重要だということです。
どんなに理路整然と語っても、言い方や、その場の雰囲気が悪ければカチンと来るものですしね。
さすがにそれは避けるとしても、「良い雰囲気で良い言葉選び」を実践するスキルは皆無でした。

今でも、得意だとは言い難い分野ですが、意識しているだけでもマシになる気がします。

2021年9月2日木曜日

ハングドッグの効率向上

8月7日(土)は、岩場リード講習にて、男性HDさん、男性KBさん。
8月8日(日)は、合宿1日目で、女性ISさん、男性MKさん。天候や岩の濡れ具合など、諸々あって、再掃除を講習するという半日。
合宿2日目は、雨のため完全中止。

8月10日(火)、11日(水)は、合宿3日目、4日目で、女性Mさん。それぞれの事情でキャンセルなどもあり、1人になってはしまいましたが、アプローチに多少の困難さがあるエリアで、しっかりと成長を感じられたようでした。

8月14日(土)は、ムーヴ講習にて、女性Mさん。
8月15日(日)は、ロープワーク講習にて、女性YIさん、女性Mさん。
8月16日(月)は、ロープワーク講習にて、男性HGさん。
8月17日(火)は、ムーヴLv.0にて、女性MDさん、男性KTさん。
8月18日(水)は、ムーヴLv.0にて、女性NJさん。
8月19日(木)は、ムーヴLv.1にて、男性MBさん、男性NHさん、女性WNさん、新規女性AYさん。
8月20日(金)は、岩場リード講習にて、男性TGさん、女性MDさん、男性ONさん、男性YKさん。
8月22日(日)は、岩場リード講習にて、女性HNさん、男性MBさん、女性HNさん、男性HDさん。

ジムで、他のホールドを掴んでクリップ先行し、トップロープ状態にしてムーヴを確認するという手法があります。(以下、チョンボクリップと略称します。)
これは、落ちるのが苦手なクライマーの得意技です。
恐怖心だけでなく、墜落距離の計算、墜落態勢の予測、ロープと身体との位置関係など、あらゆる技術面において、落ちるのが苦手な人は多くいます。
が、こればかり繰り返してR.P.を重ねても、根本的には弱点克服にならないため、私は反対しています。
(そのセクションを何度もリード状態で落ちている人が、最終手段としてムーヴ確認に使うなら、特に問題は無いというのが私の考え。)

また、O.S.トライで早めに諦めてテンションコールし、早々にハングドッグに入ってムーヴ確認、というR.P.戦略も見かけます。結果的にR.P.までの便数が少なかったとしても、やはり練習方法としては、イマイチだなと思います。

こうやって書くと、R.P.効率よりも精神性重視のように見られることもあるのですが、実際の私はR.P.効率をめちゃくちゃ重視しています。
例として、ジムでのハングドッグに絞って考えます。

①6本目上のムーヴが解明できていない場合、6本目まではガバを使ってアプローチします。ただし、前述の理由から、7本目には極力クリップしません。こうすることで、フレッシュな状態で、ムーヴ解明に取り組めます。また、これを前提とすれば、毎回のハングドッグ時間をある程度短く区切り、順番待ちへの配慮に繋がることもあります。

②解明したいムーヴの直前、直後では、疲れていなくても原則テンションする。
よく、ムーヴ解明したら、そのまま上部へと登っていき、ロワーダウン後にムーヴ記憶が曖昧という人を見かけます。私はそれが嫌なので、記憶の整理のために、これを原則ルール化しています。

③全ピンでテンションをする。
繋げるのが困難なルートの場合、核心は6本目だとしても、1本目でテンション、2本目でテンション、としていきます。
これをやると、「そこも、そんなに悪いの?」と聞かれるのですが、違います。
下部から、さらなる省エネムーヴがあるかどうか、あるいは自分が作ったムーヴの記憶のチェックも兼ねて、1セクションずつ確認作業をしているのです。
また、この方法ならば、トップアウトしたときの疲労も少ないため、次のトライまでの休憩時間も短めで済みます。

④ブラッシングには、オートビレイも活用する。

⑤最後核心のルートに関しては、上部5分の1の繋げトライができたら、上部5分の2の繋げトライ。それができたら上部5分の3の繋げトライ、といった手法も行うことがある。

⑥トップアウトに拘らない。
ムーヴ解明したい部分だけをトライし、満足した時点でハングドッグを終了し、ロワーダウンする。

もちろん、この中には岩場では難しいものもありますし、スタイル的にはダサいものも含まれます。
そもそも、ハングドッグでさえスタイル的に好きになれない人は、「効率的なハングドッグを目指しまくるっていう姿勢自体がどうなの!?」という気持ちもあるでしょう。

ただ、スタイルという考えは一旦忘れ、練習方法として見ると、我ながら合理的だと思うんですよね。

まとめ。
・チョンボクリップを極力しない。(身につけるべきリード技術が失われるため)
・O.S.トライなど、登れる可能性のあるトライを頑張ることは、R.P.効率よりも優先されるべき。(長い目で見たら、その方がムーヴもメンタルも強くなりそうだから。)
・それ以外は、基本何でもアリ。

いかがでしょうか?