2015年5月22日金曜日

ロープワーク講習の連絡

出先につき、一斉メールはまたも送れませんでした。
せっかくタブレットを買っても、4ヵ月経っても使いこなせてません。
申し訳ありませんが、取り急ぎこれにて。

明後日、5月24日(日)、雨天予報につき、ロープ
ワーク講習を公募いたします。
上限4名(現在2名、残り2名)です。

参加希望の場合は、メールよろしくお願いいたします。

集合:
10時、ジム開店時間

以下に、ストーンマジックでの講習に関して。
料金は、ジム講習6時間コースに準じます。
1名だと,.12,000円
2名だと,8,000円
3名以上だと,6,000円

持ち物は、通常のジム装備に加えて、スリング、カ
ラビナ、安全環付きカラビナ、テービング(クラッ
クも練習できます)。
また、ロープはシングルロープよりもダブルロープ
の方が扱いやすく、講習に適しています。
また、ストーンマジックが初回御利用の場合、山道
具屋のカードなどの提示で会員登録料が安くなる
サービスがあります。
詳しくは、ストーンマジックのHPを参照ください。

久々にムーヴLv.1

5月21日(木)は、1コマ目にムーヴLv.0。
女性THさん、女性OGさん、女性Hさん、加えて新規女性MMさん。

2コマ目が、ムーヴLv.1。
茨城の男性Hさん、女性Hさんの2名。
昔は、ムーヴ講習もグレード毎にクラス分けした方が良いかと思っていたんですが、今は全くしておりません。

ムーヴLv.0とLv.1との違いは、当塾のムーヴ講習を終えているかどうかだけにしました。
つまり、ムーヴLv.0では、トップロープを基本にしながらムーヴの仕組みを講習。
ムーヴLv.1では、半分の時間で本人の癖を自覚してもらい、半分の時間でリードの本気トライ。

また、今回も女性Hさんは、5.10aが半分オンサイト出来るかどうかぐらい。
男性Hさんは、5.11中盤が半分オンサイト出来るかどうかぐらい。

という、1ケタ以上のグレード差。
が、講習したことは、ほとんど同じ内容です。

もちろん、経験値が違う分だけ、同じ指摘を受けても理解度は全然違うと思います。
「あー、そういえば、あのときも同じなのかも。」
という具合に。


そういう意味では、クラックリード講習とか、岩場リード講習(特に、小川山のスラブでやるとき)は、経験者でも復習に参加する意味があると思いますよ。
今なら意味がよくよく分かる、というヤツです。
具体的な講習内容
1コマ目
・ダブルチェック
・カラビナの持ち方
・ロワーダウンの姿勢
・一手一手レストする練習
・ホールドの方向を向くか、身体を開くか(THさん、MMさん)
・反動ムーヴで足を移動する方法(OGさん、Hさん)
・ホールドに手を馴染ませる(OGさん、Hさん)
・ホールドを一定方向に引くために、肘を曲げる方法(OGさん、Hさん)

2コマ目
・ホールドに手を馴染ませる
・肘を積極的に曲げる場面いろいろ
・ホールドの方向に胸を向ける

実践本気トライにて
・レストしながらオブザベーションすること
・核心部以外でも、ムーヴを複数選択肢だけ思い浮かべて、ベターなムーヴを選ぶ意識を持つこと

男性Hさんは、5.11aをオンサイト。
女性Hさんも、5.10aをオンサイト。
ちょっとした成果もあって、良かったですね。

2015年5月18日月曜日

真面目は、本来楽しいもの


5月17日(日)は、強い要望にて、ジム講習6時間コース。

前半がムーヴLv.0、後半がリード1回目。
男性TMさん、男性FTさん、新規女性OTさんの3人。
講習後、3人が何度も何度も、
「楽しかったです。」と。

一手一手レストする練習、登り方の癖を自覚すること、足置き練習、エイトノット練習、ATCの付け外し。

何を講習したかと言えば、地味練習そのもの。

実際、3人ともジムで5.11aくらいはリードしているようなのですが、
「~~が登れた!」
みたいな派手さは無いです。

ただ、3人がものすごく真面目かと言えば、まぁ普通だと思います(笑)。

「自宅でクリップ練習とか、した方が良いとは思うけど、なかなかやらないよねー。」
という会話だったり。

本日は、同じ地味練習でも、やったなりの成果を感じるから楽しめたんだと思います。

人間の性格・考え方は千差万別とは言いますが、人間の本性は大差ないのかなぁと、ここ1年ぐらいずっと思っています。
講習生に不真面目なジャンルがあると感じたら、
「どうせ、これに関しては頑張ってみたところで・・・」

という心理が働いているんだろうなー、という予想をすると結構当たります。

もちろん、これは私自身の人生に当てはめても、耳が痛いような、気持ちが楽になるような話です。
真面目にやったときの成功体験が、モチベーションを高めますね。
当たり前すぎる話ですけど、しみじみと。

具体的な講習内容
・ダブルチェック
・カラビナの持ち方
・一手一手レストする練習
・しゃがみレスト、骨盤を前に出すレスト
・ホールドの方に胸を向けるメリット
・短期レスト、中期レスト、長期レスト
・足をスタンスになじませる

・エイトノットの効率的な結び方
・末端処理
・ATCを落とさない方法
・トップロープで落ちる練習
・ビレイグローブをするかどうか
・クリップ練習

リード講習の1回目は、トップロープを完璧に近付けるというのが目的です。
2回目、3回目では、リードの精度を上げていきますので、是非次回もよろしくお願いします。

2015年5月17日日曜日

完熟クライマー、半熟クライマー

5月17日(土)は、岩場リード講習にて、小川山。
男性SKさん、女性KIさん。
講習を続ける人、続けない人、色々おります。
もちろん、私の人間性やら教え方に不満がある人はいるでしょう。

ただ、
「結構満足しているっぽかったけど、連絡来なくなったなぁ。」
という人も、大勢おります。
・仕事や家庭環境で、山を引退や中断
・引っ越し
・ある段階まで卒業して、次のクラスには進まなかった

っていう普通の話も、もちろんあります。
「予約システムに労力を割くのが、キツイ。」
ってのも、よく聞きます。

たしかに、面倒です。
どうにかならないものか、悩みの種ではあります。
あとは、

「すでに、自分でクライミングに行ったり(連れて行かれたり)しているし。いまさら、基礎から再スタートしろ、ってのはなぁ。」

ってのは、経験者組なら全員あると思います。
“講習継続の壁”
って感じでしょうか?

一方で、経験者組の場合、あらかじめ壁を半分くらい飛び越えている人も多いです。

自分なりに独学でクライミングをやっていたり、山岳会でバリエーションに行ったりする中で、
「基礎から、やり直すべきかなぁ。」
と骨身に染みている場合とか。
ある講習生によれば、
「自分も、期が熟してなかったら、もっとキツかったと思う。」

とのこと。

反復に次ぐ反復(笑)、卒業システムなどのオーケーサインが出されるまで何度でも続く同内容の受講(笑)。

もっと言えば・・・
マルチのためにクラックリード講習から受け始めた人に、「ジムリードから受けた方が良いですよ。」と逆戻りをオススメすることも多いです。
期が熟す、ってのは興味深い表現ですね。

私は、完熟?半熟?
経験とともに、熟してくるものなんでしょうか。
具体的な講習内容
①午前中は、小雨にてロープワーク
・ロープの畳み方を洗練
・スリングの収納方法
・アルパインクイックドローの作り方

②岩場にて
・アプローチのルートファインディング
・スラブの足裏感覚
・踵の高さ調整
・インエッジorフロントエッジ
・スタティックorダイナミックな体重移動
・下半身をリラックスさせる
・ホールドがあるときは、足を壁に押し付けることが可能
・ヌンチャクの向き
・疑似リード

2015年5月16日土曜日

トップロープのビレイ~~出だしは張り気味か~~ 

5月15日(金)は、ランナウトにて。

1コマ目が、リード3回目にて女性OGさん。
2コマ目が、リード1回目にてNS夫妻、HDさんの3名。
トップロープで、

「出だしは、張り気味で。」
という方法があります。

実際、ちょっとした弛みやロープの伸びで、足が地面に着いてしまうから、というのが根拠です。
それなりに、有効なときもあるとは思います。

ただ、これを
「グランドフォールしちゃうから。」

って言うと、ちょっと過剰反応じゃないかと。
例えば、通常50cmくらい弛ませてビレイをしていたとします。
で、ロープが50cmくらい伸びることが予想されていたとしましょう。

ってことは、少なくとも合計100cmの高さまでは、墜落=グランドフォールです。

で、本日の講習生を見ていると、そのせいか200cmくらいの高さまではものすごくビビってます。
でも、実際は・・・もう分かりますよね。

高さ50cmくらいなら、自分で着地したって良いんですよ。
高さ100cmくらいなら、ロープにビヨーンと体重掛けながら、着地すれば良いんですよ。
高さ150cmくらいなら、同じくロープに体重掛けて、「もしかしたら軽く足が地面に届いちゃうかなー。」くらいに心構えしておけば良いんですよ。

トップロープが、ボルダーマットの役割を果たしてくれているようなもんです。
(個人的には、高くなるほどボルダーマットより衝撃吸収してくれるので、安心度が高い)

出だし核心のルートで、早めに1本目や2本目をクリップしてから核心ムーヴをこなすのも、同じ理屈です。
ビンビンに張らない程度だけど、フォールした時にボルダーマットくらいは、着地をソフトにしてあげようと。

昔、ブログに
「トップロープは、ちょっと緩めが良いと思う」
というのを書きました。

その根拠となる技術編、っていう位置づけですかね。

くどいようですが、そこまで分かった上で出だしを張り気味にした方が良いと判断することは、ありうると思いますよ。
例えば、捻挫している人が片足クライミングを楽しむためのビレイをするとか、典型的なケースでしょうか。

2015年5月15日金曜日

筆談講習

5月14日(木)は、昼と夜にムーヴLv.0が2コマ。

1コマ目が、女性KDさん、男性HSさん、女性Hさん、新規の女性WBさん。
2コマ目が、新規の男性2人組でOHさんとITさん、新規男性HDさん、復習で女性KIさん。
またもや、耳の聞こえない方が講習に参加。
数年前の1名の方、冬前の2名、そして今回の2名と、実に3組目です。

私、大学時代は教員養成系の学科にいたこともあり、聾学校、養護学校の勉強もかじりました。
思い起こせば、養護学校だけは幼稚部に教育実習にも行ったので、2種免許も持っていたような気がします。

思い返せば、大学の講義では

・障害の仕組みと解明されていないこと
・社会的な状況(就職、偏見、支援状況、などなど)
・本人が持ちやすい傾向
・授業の特徴

なんかをやりました。

ただ、すみませんが実際ほとんど忘れました。
(当時の教科書は、ほとんど捨てましたし。)

今後、こういう方がチラホラ参加すると、何かにつけて思いだして行くような気もしますが。

一方で、すごく役に立っていると思うのは、教育実習です。
最初の2週間は、あまりの違いに苦労するばかりだったのが、その後は

「結局、本質は同じなんだなー。」
と直観できたのを鮮明に覚えています。

最後は、養護学校の幼稚部(感覚的には、通常の幼稚園児より幼い)でさえも、

「お遊戯、絵本、外遊びをする中で、何かを学んで行くのを目の当たりにするのは楽しい。」
って思いました。
これは、かなり極端な例です。
こんなことは、当塾講習では起こり得ないでしょう(笑)。

でも、この例のお陰で、大抵のことは心に余裕が持てる気がします。

そういえば、外遊びをさせる中で何かを学んで行くのを目の当たりにするイメージは、残置無視・トポ無視のマルチ講習なんかとも、本質的に同じですね。

具体的な講習内容
・ダブルチェック
・カラビナの持ち方
・トップロープのビレイ(癖を指摘する程度)
・足をスタンスに馴染ませる
・一手一手レストする練習
・スピーディーに登るか、ゆっくり登るか(OHさん、ITさん)
・肩の脱力(OHさん、ITさん)
・骨盤の出し入れ(HDさん、KIさん)
・引き付ける方向を意識する(KIさん)

HDさんは、もうジムリード講習を受けてO.K.というレベルに達しております。
マルチまで目指す算段ということですので、焦らず頑張って行きましょう。

2015年5月13日水曜日

プロテクション戦略 ~~卒業生向けの実践編~~

5月13日(水)は、クラックリード講習にて、湯川。
足利の男性NMGさん。
<台風一過で、まさかのパリパリ乾き>

●入門編

落ちそうなときは、プロテクションが必要。

例①
落ちる気がしないような簡単なセクションから、核心部に入る場合。
→ そのムーヴで落ちるために、プロテクションが必要。

例②
持久系などで、常に多少の落ちる可能性がある。
→ 1つカムを決めた段階で、そのカムで進んで良い安全圏(ランナウトして良い距離)が決まる。少なくとも、その距離以内に、次のカムを決める必要がある。
<快晴>

●基本編

カムは、抜ける可能性がある。
ただし、厳しい基準でチェックしたカムが抜ける可能性は、1%よりも遥かに小さい。

したがって、カムは無造作に連発するよりも、確実なものを1つ決めてランナウトした方がマシ。

そして、どうしても確実なカムが決められないときは、固め取り。(バックアップのために、2つ以上のカムを取る)
<ボルダー練習>

●実践編

とはいえ、実践で1つのカムに命を託すのは、リスクがある。
人間には、ミスがあるのだから。

そこで、条件によっては積極的にバックアップを取る。

例えば
①落ちる可能性が、(感覚的に)10%以上あるなど、落ちること前提のムーヴを繰り出す。

②核心部の前に、明確なレストポイントがあり、固め取りする労力には全く問題ない。

③不安定な体勢でのカムセットとなり、セットミスの可能性を感じる。
<デゲンナーで、落ちる練習>

つまり、

→ 数メートルの核心部があるルートなら、直前に固め取る。
→ 持久系のルートなら、間隔短めにプロテクションを取ることによって、後半戦は1つ抜けても2つ目が自然とバックアップになる。

というイメージ。
<無名フィンガー(5.9?)>

また、城ヶ崎などで、「確実にセットしたつもりのカムが外れることがある。」という話も聞いたことがあるでしょう。
さらに、カムだけをセットして、クリップし忘れたというヒヤリハットも、聞く話です。

そういう意味でも、可能な限りバックアップが推奨される訳です。
<2トライ目>

でも、実践はシビアです。

核心前に、1個しかカムが決められないルートもあります。
持久系のルートの出だしで、どのムーヴで落ちてもバックアップがある状況を作るってのは、手間が掛かり過ぎます。
<無事にR.P.!>

そんなとき、どうします?

「危ない!」
と即断してトライ中止?

「仕方ない!」
と考えて、1個のカムに全神経を集中してカムセット?

「落ちる確率次第!」
と考えて、取れるリスクかどうか総合判断?
<お次は、北京の秋(5.10b)>

総合的な判断なんで、正解は無いと思います。

ただ、そういうリスクを意識して登れるかどうかです。

クラックリード講習では、これについては軽く触れる程度。
卒業した方向けの、実践的な課題でしょうねー。

なんせ、本気トライを重ねることでしか身に付かないものですから。
<オンサイトトライも、惜しくも1フォール>

本日で、NMGさんはクラックリード講習を卒業といたしました。

リードで判断経験を重ねて、強くなってくださいませ!
<初めて講習で使った、ラプター(5.8)>

具体的な講習内容
・スタンスを押しこむ力を意識
・ハンドジャム、引き付けを、最小限の力まで脱力すること
・カムセット練習(地上にて)
・カムで落ちる練習
・本気トライ
無名フィンガー(5.9) R.P. 2便
北京の秋(5.10b) オンサイトトライするも1フォール

・ワイド練習を少々
ラプター(5.8)を使って、足技などを少々