お客様は、“やる気3人チーム”のTKさん、常連女性のTZさん。
リードのビレイでは、クリップに合わせてロープを繰り出す動きが要求されます。
リードのビレイでは、クリップに合わせてロープを繰り出す動きが要求されます。
この動きが遅いと、クライマーはクリップで大変な苦労をすることになるだけでなく、手繰り落ちの危険も増してしまいます。
コツとしては、
①1回目と2回目の繰り出しをスムーズに連続させる
(常に、どちらかの手がATCの近くを持つ)
②壁の近くにしゃがんでビレイし、繰り出しの瞬間に立ち上がってロープの距離を稼ぐ
③クライマーがロープを触った瞬間に繰り出し開始
(ロープを引き始めてからではない)
④クリップしそうなときは、ブレーキハンドを後ろに引いておいて、待機態勢に入る
⑤クライマーを見て、クリップのタイミングを予想する
(これは、当たり前と言えば、それまでですが・・・)
といったあたりです。
今回は、半年以上前にリード講習を終え、マルチピッチやクラックを中心に受講している2人。
久々のジム講習で、レベルアップ講習の第1回です。
5.10後半から5.11aを目指す上での、戦略やムーブを講習していきたいと思っております。
具体的な講習内容
・肩の脱力(TKさん、今更ながら脱力を理解。革命的!?)
・足の軽いデッドポイント(TKさん)
・“中継”、“飛ばし”、“寄せ”といった名称(TZさん)
・リードのビレイ“繰り出し”をスピーディに行うコツ
とりあえず、コツは教えましたが、やはり反復練習が必要でしょう!
次回からは、フラッギングなどの個々の基本ムーブを予定。
ちなみに、TZさんのウォームアップが、ビックリするほど上手い人の登り方になっていました!
なんだか一皮むけたのかもしれません。