2011年6月15日水曜日










6月14日(火)の夜は、ランナウトにてジム講習(本日2コマ目)。

お客様は、“やる気3人チーム”のTKさん、常連女性のTZさん。

リードのビレイでは、クリップに合わせてロープを繰り出す動きが要求されます。

この動きが遅いと、クライマーはクリップで大変な苦労をすることになるだけでなく、手繰り落ちの危険も増してしまいます。


コツとしては、

①1回目と2回目の繰り出しをスムーズに連続させる

(常に、どちらかの手がATCの近くを持つ)


②壁の近くにしゃがんでビレイし、繰り出しの瞬間に立ち上がってロープの距離を稼ぐ


③クライマーがロープを触った瞬間に繰り出し開始

(ロープを引き始めてからではない)


④クリップしそうなときは、ブレーキハンドを後ろに引いておいて、待機態勢に入る


⑤クライマーを見て、クリップのタイミングを予想する

(これは、当たり前と言えば、それまでですが・・・)


といったあたりです。


今回は、半年以上前にリード講習を終え、マルチピッチやクラックを中心に受講している2人。

久々のジム講習で、レベルアップ講習の第1回です。

5.10後半から5.11aを目指す上での、戦略やムーブを講習していきたいと思っております。


具体的な講習内容

・肩の脱力(TKさん、今更ながら脱力を理解。革命的!?)

・足の軽いデッドポイント(TKさん)

・“中継”、“飛ばし”、“寄せ”といった名称(TZさん)

・リードのビレイ“繰り出し”をスピーディに行うコツ

  とりあえず、コツは教えましたが、やはり反復練習が必要でしょう!


次回からは、フラッギングなどの個々の基本ムーブを予定。


ちなみに、TZさんのウォームアップが、ビックリするほど上手い人の登り方になっていました!

なんだか一皮むけたのかもしれません。