１２月１４日（土）は、天神平にて雪上訓練Lv.1。
新規の方が３名で、男性MMさん、男性AKさん、女性YGさん。
加えて、前日からの続きで男性ONさん。
これに関して、私も苦手分野です。
これのおかげで、ガイドになるのを何度も挫けそうになったし、実際にガイド試験にも落ちました。
（ガイドが歩くの下手、ってのは有り得ないですよね）
＜本日も、中止が危ぶまれる中、晴天！＞
ただ、試行錯誤を繰り返し、登山歴１０年目くらいでチョットだけコツが見えて来ました。
たぶん、１番良い練習になったのは、富士山ガイドでお客さんに下山レクチャーを考え続けている時間だったと思います。
＜私が、強風の代わりに、講習生を引っ張ります＞
・下りの前傾姿勢
・膝を曲げてクッション
の意味が、ようやく少し分かって来た、というレベルです。
私に欠けていたのは、上半身の体幹を使う発想でした。
＜滑落停止訓練のONさん＞
スキーは、フォーム重視のスポーツなんで、なぜ自分が安定できないかを指摘し合うのが当たり前。
これに慣れていれば、登山の歩きにも応用できたのに！
＜一応、模範で＞
「下りが下手な人の、陥りがちなフォーム」
を積極的に講習することにしています。
＜でんぐり返し＞
戦術とは、逆のパターンですねー。
（今は、戦術を教えるのも好きです。）
＜激しいでんぐり返しを繰り返す、ONさん＞
下りは、安全とスピード、そして膝の保護のため。
歩行技術は、かなりの差が出てきます。
＜歩行フォームが、私より上手そうなAKさん＞
経験値を積んだ状態で、また訓練＆質問すると、新たな発見がありますから。
＜グリセードが、初めて分かった気がするONさん＞
・キックステップ
・バケツの堀り方
・ラッセル
・歩行のフォーム（これを、最も重点的に１日かけて）
・ピッケルの持ち方
・斜登行、斜下降
・耐風姿勢
・アイゼンの装着
・フラットフィッティング、フロントポインティング
・滑落停止
・グリセード（半分は遊びの技術だが、フォーム練習にもなる）
・手袋を濡らさないこと
＜「やれ、と言われれば、やります。」という名言を残した、女性YGさん＞
