2018年8月28日火曜日

テーピング

8月18日(土)、19日(日)は、クラックリード講習にて、湯川。
新潟の4人チームで、女性ABさん、男性IDさん、男性YMさん、男性SIさん。
ジャミングをする際、手の甲にテーピングを巻くことが多いです。

手の甲は肉や皮が薄いので、傷だらけになってしまうことを防ぐ、という目的。
もちろん、テーピングをした方が痛くない、っていうのもあります。
ジャミンググローブなる商品もあって、これは簡単に付け外しできる点と、ややジャミングしやすくなる点(グローブの素材、ズレの問題で、多少ロックが掛かる。)が売りみたいです。
これに対し、テーピングは、
「痛みや傷対策にはなるけれど、ジャミングが簡単になるという意味では、ほとんど効果がない。」
というのがメリットです。

「テーピングで登れたのなら、素手で登ったのと、難易度的には差が(ほとんど)ない。だから、完登の価値とか達成感には、マイナスは無し!」
というのが、私の理解です。
という訳で、クライミング業界では
「テーピングあり、ジャミンググローブは微妙なライン(状況や人によって、見解が違う。)。」
ぐらいが相場だと感じています。
個人的には、テーピングもやっぱりジャミングが(少し)易しくなることが多いような気がするので、なるべく避けたい気持ちもあります。

でも、ルーフクラックとかは、手の甲に掛かる圧力が強すぎて、テーピング無しでは相当トライ数が制限されちゃって面白み半減な気もします。
あと、手の甲に実際に傷が出来ちゃったら、そのまま登る訳にもいかず。

そんな訳で、テーピングありのルールを採用。
でも、モヤモヤは残ります。

今のところ、
「余裕のあるとき(垂壁前後の本気トライで、まだ傷なし)は、テーピングしない。」
ぐらいでやっております。

本当は、こういうイザとなったら破れるルール、みたいなのは潔くない気がしてなりません。
でも、ほとんど差が無いわけだから、
「テーピングするぐらいだったら、ルーフ系は2トライ目なんかしないぜ!」
ってのも、意固地過ぎる気がしてならず・・・。

結局、テーピングする訳ですよ。
話は戻りますが、講習ではテーピング大推奨なので御安心ください。
初心者は、どうやっても傷が多くなるので、テーピング必須だと思います。

クライミングや登山において、諸々のモヤモヤと如何に向き合うかは大事な問題ですが、とりあえずこの辺で。