7月9日(月)は、クラックムーヴ講習にて、瑞牆。
女性IUさん、女性HMさん、女性HSさん、女性WNさん。
ワイドクラックを強く御所望の皆さん。
<アトムエリア>
という人がいます。
何となく、言わんとすることも理解できます。
ズドンとひと続きの割れ目は、1つのムーヴがハマれば、その繰り返しで高度を稼ぐことが出来るからです。
すごく平行で、ホールド、スタンスも少なく、フリクションも一様、といったザ・チムニーみたいなのを登るときは、それを感じます。
ちょっと極端ですが、ビックロック日吉のクラックは、まさに型の連続って感じに思えます。
<取り付きで、ムーヴを試行錯誤>
という人もいます。
サイズ、フレアー具合、傾斜がちょっと違うだけでも、最適ムーヴが違って感じるのも確かです。
ということは、サイズが違う人が登る後ろ姿を見ても、参考にならないことが多いです。
これって、本来は他のクライミングでも同じです。
が、ワイドクラックは何が何だか分からないと感じる人も多いので、他人のムーヴが参考にならないことが痛手に思えるのも理解できます。
前述の型も、自分のサイズ感に合った方法を探すのは自分自身。
見つかったら一気に高度が稼げる、という話になります。
<傾斜の寝た、フレアーチムニー。スタンスは豊富、所々にジャミングも効く。という条件>
そういう部分では、ジムのルートセッターみたいな趣向の人がやったら、楽しくて仕方ないと思うんですよね。
<動画撮影>
結局、山屋系のクライマーが多いのは、そういうことですかね。
<右足フットジャム、左足ヒール&トウ、という型がハマって、高度を稼ぎ始めた。右手だけは、奥の方にハンド~フィストも効く。傾斜は、垂直以下。>
創意工夫をして、どうにか発見したムーヴを繰り返して高度を稼ぐ持久系もあります。
形状が目まぐるしく変化して、1mごとに別ムーヴを考える必要があるような、多彩なムーヴ系もあります。
これを、何系と呼ぶかは好みが出そうですね。
<ヒール&トウが、効いてはいるが、少し痛そうにも見える>
<他の人と逆向きを試す、HMさん>
<やっぱり、同じ向きに戻す>