6月30日(土)、7月1日(日)の研修から始まり、7月12日~8月3日までで、計10回ほど登って来ました。
今シーズンは1本目のツアー開始とともに、すぐに夢中になり、クライミングのことはすっかり忘れておりました。
普段はインストラクターという立ち位置が好きなのですが、ガイドはその富士登山を成功させることが全てと割り切って出来るので、たまには楽しいものだなと思います。
が、山頂御来光ツアーは夜間登山で疲労を蓄積し、昼間のツアーであっても連続勤務(朝に下山して、午後から出発のツアーを担当するもの)で精神的余裕を無くし、台風の中で下山してドップリと装備を濡らし。
心身ともに疲弊は凄まじく、今は遠征帰りのようにボーッとして半日が過ぎていくこともあります。
たぶん、高度の影響とか、時差ボケみたいなものもあって、富士山期間中は回復が今一歩なのかと思っています。
今シーズンは、ガイディングは夢中でやりましたが、成長を感じたのは関係業種の人達の振る舞いが以前よりも見えるようになったことでした。9年目にして、ようやく富士山のビジネス構図が少し見えてきたような気がします(笑)。
「周りを怒らせないようにしつつ、自分の担当ツアーのお客様のメリットを追求する。」というのが難しいので、今までは見て見ぬフリをしていて、関係各所を怒らせていたような気もしますが。
もしかしたら、少し混雑が減ってきて、ガイディングに余裕が出来たのかもしれません。だとすると、自分の成長では無いけど・・・。
残りのシーズン、仲間達はまだまだ頑張っている訳ですが、どうにか乗り切って欲しいと願います。人手不足で、すごく大変そうですが・・・。
そして、ボチボチ自分の登りを再開しましょうか。