2018年11月9日金曜日

セオリーを疑う

今週のジム講習を、全部まとめて。

11月6日(火)は、ムーヴLv.0。男性NMさん。
これで、ジムリード講習に進んでO.K.としました。

11月7日(水)は、リード3回目。女性KDさん、男性Nさん。
11月9日(金)は、ムーヴLv.0で、女性NIさん、新規女性MKさん。そのままリード1回目で、女性NIさんが連続受講。
クライミングで、スタンスを爪先周辺で捉えることが多いです。

「こういう理由で、爪先で捉えた方が良いですよー。」と自分の経験則を即座に語るのは、講義形式。
「なんで爪先って言われてるか、分かりますか?」
と聞いて、色々考えてもらうのが問答形式。

全ての講習内容を問答形式でやるのは、無理があります。
けれど、これに関しては問答形式が有効だと最近は思うようになってきました。
「なんでだろー?」
と、メリットを考えてもらうと、半分くらいの人は爪先周辺で置くようになっているという不思議さ。

講習していて、私の方が「興味深い・・・。」と思ってしまいます。
たぶん、本人も気づいていない何かしらが楽なんでしょう。

そして、この考えながら易しいルートを登る、という練習が大事だと思います。
自分のムーヴの細かい点を意識できるくらいのスピードで動く、という高いレベルの目標にも1歩近付いているような気がします。
<ルートを作りました。>

「爪先で置く」以外にも、色々と昔から言われているクライミングのセオリーみたいなのは沢山あります。

しかし、その本当のメリットは、自分の身体で実験するのが一番です。
そして、その方が「この場面では、あえてセオリーの逆をやった方が、楽かもしれない。」みたいな例外事項も自力で考えられるようになると思うのですよ。
<こんなのも>

ムーヴの理屈を考えるのは、とても楽しいですね。
<5.10a~5.12bまで、計8本。自分のトレーニングでは登れないので、ちょうど良い機会かなと思って、普段より多めです。>