2018年11月12日月曜日

クライミング周辺作業

11月10日(土)は、岩場リード講習にて、湯河原。
女性SBさん、女性STさん、男性STさん、男性IKさん。
上の写真は、湯河原の桃源郷とアリババを結ぶフィックスロープのアプローチです。

行ったことがない人のために解説すると、桃源郷というエリアのちょうど真上ぐらいにアリババのエリアがあるので、1階と2階のような関係になっています。

そんな訳で、2階の下をウロウロする場合、下が岩場になっていて常にチョット危ない状況です。
こういう場面で、ちょっと飛び降りたりすると、本人以上に周りがドキドキするものです。
今回の場合、特に私がドキドキします(笑)。
<1本目のボルトをタッチできるかの練習>

似たような場面として、リード中に落ちちゃいけない場面で、ガバを持っているとします。

足をドタバタ気味に移動させたとしても、本人的にはガバを持っている安心感があります。
が、周りはドキドキします。
<恐ろしい量のロープスダレと化した、桃源郷>

終了点作業で、完全に立てる足場があって、うっかりノービレイになってしまったとしても本人は案外平気そうだったりします。
むしろ、周りが見ていて肝が冷えたりします。
<ムーヴ練習>

ただ、有名な登山家でもアプローチや休憩中に死んでしまうことがあるということ。
本チャンでも、アプローチや下山で死亡事故が多いこと。
沢でも何でも、こういう話は同じだと思いますが。
<動画撮影>

リードクライミングに拘ること、自立した登山を目指すことは怖いので、色々と注意事項を考えます。
でも、案外事故が起こるのは、周辺作業だったりもします。

昔から言われていることですが、心から納得するタイミングは人それぞれでしょう。
僕も、色々とヒヤリハットをしたり、友人が死んだりしているからかもしれませんしね。
<ビレイ中>

さてさて、本日は岩場で初めてリードしたSBさん、女性STさん、男性STさんの3名。
とても楽しそうです。

小難しい話は、これからも色々ありますが、まずは楽しいことが一番ですね。
<シルクロード(5.7)>

<無事に完登!>