12月13日(木)は、リード3回目で、女性FSさん、復習参加の男性Nさん。
これにて、FSさんはジムリード卒業といたしました。
12月14日(金)の1コマ目は、ムーヴLv.1で静岡の女性IUさん。
2コマ目は、ムーヴLv.0で、新規の3人組で女性HWさん、男性HMさん、男性SIさん。
「レッドポイントトライで、核心以外のムーヴ記憶が甘く、つまらない所で落ちる。」という経験は、誰もがあると思います。
岩場のように、数トライで全記憶するのが非常に困難なら分かりますが。
ジムで、1トライ目から上部核心まで行けたぐらいのルートで、下部でドハマリすると悲しくなります。
例によって、ゼロにはならないと思うんですが、工夫によって減らすべき問題。
経験則のみで考えてみます。
忘れがちなパターン
①無我夢中で、なんとなく身体が反応するままに足を置いて行ったら、意外と突破できちゃった。
反射的な動き、足自由のガバ課題で何も考えずにアップしているときの感じ、とでも言えば分かるでしょうか。
この場合、ほぼ必ず忘れます。
自業自得という気もしますが、この癖が抜けなくて困っている人もいるので、これはこれで1テーマになるのでしょう。
今回は、割愛!
②一応考えて突破したんだけど、記憶違いが生じた。
これが、私としても難題です。
講習生を見ていても、ちょっとガッカリしているのが伝わって来て、こちらもツライです。
参考までに、自分のムーヴ記憶の流れ。
A.オンサイト時のオブザベで、ホールドの向きと足の配置から、ムーヴの可能性を2つ3つに絞りこんでおく。
B.直近のレストポイントなどで、「やべー、意外と違う動きになりそう。こんな感じかもな。」などと再評価。
C.通過する瞬間。「よっしゃ、読み通り!」or「いやー、全然違ったけど何とかなった!」というのを感じる。
D.その後、フォール。
ハングドッグしながら、「そう言えば、あそこは読みと違って、こーやったよな。にしても、ホールドの向きと掛かり(持ち感)まで予想通りなのに、ムーヴ読み外すって下手なんだなー。」などと反省。
E.可能なら、読み外した理由を検証。そもそも、ホールドの配置に対して当てはめるムーヴが違う習慣があるかも。(ムーヴの力学を誤解している可能性)
これをやることで、オブザベ能力の反省に繋げる面もある。
さて、どの過程もスキルの差が出てしまうとは思いますが、やること自体は皆同じなんじゃないですかねぇ。
これの入門編をどうやって教えるかが問題で、ときどき悩んでいますが。
A⇒ 最も能力差が出る。できるだけ、頑張る。
D⇒ ハングドッグしたら、落ちた核心部だけしか見えない気持ちを、グッと堪えて思い出す。
E⇒ オブザベという思考を、反省で締めくくることで、実験として完結させる。
私自身にとっては、Eが一番大事なのかなと思いました。これによって、次のルートへのオブザベ欲求が再び高まるという好循環がありそうです。
自分用のまとめになってしまいましたが、この辺で。