2018年12月7日金曜日

観戦者の内心

12月5日(水)は、リード3回目にて女性KDさん、男性Nさん。
12月6日(木)は、リード1回目、2回目にて、女性FSさん。
本日の話ではないのですが、ジムでよく見る一コマ。

クライマーの1トライ目。
(オンサイトトライなのか、フラッシュトライなのかは不明。)
下部から、パワフルムーヴを連発。

観戦している皆は、「いやいや、5.10なんだから、8割方は楽な動きじゃなきゃ変でしょ。」と内心思いつつ、「ガンバ!」とコールを送ります。

中間部で、ホールドの見落とし。

しかし、どうにか悪いムーヴに耐えて、そこも突破!
観戦者には「おー!」というドヨメキが置きつつ、「見落としたことに気付いてないけど、まぁ今言うもんでも無いしな。」と内心思います。
そして、終盤数手でダメ押しのチョイ核心。

観戦者もガンバコールに力が入りますが、さすがに消耗は大きく、「テンショーン・・・」のギブアップコール。 
観戦者は、「あんなに消耗しちゃうから・・・。もうちょっと考えて行かないと。少なくとも、次のトライでは下部を修正した方が良いだろうな。」と思って観戦オシマイ。

ところが、当の本人は
「いやー、下部はそんなでも無かったんだけど、最後が悪くってさぁ。最後にアレが来るんだもん、厳しいよ。」
とか
「1ヶ所だけなんだけどねー。ほんと、あの1ヶ所だけ。」
とか
「持久力が無いなぁー。」

なんてコメントをしていたりします。

人間は、見たいものしか見ないという話、ここ最近のSNS社会でよく言われますよね。
私も含めてホントそうなんだろうなと、しみじみ思います。