読んでも面白くなさそうですが、自己分析が溜まって来たので、日記です。
現在、残り2ルート。
①メイン左面アスタリスクマーク(5.12b、オーナー作)
夏前から時々トライを続けてきたが、繋がらず。6本目クリップ後のムーヴが、パンプしていない状態で迎えても、体幹がちょっとヨレているだけでも無理になるという感じ。この1か月ぐらい封印して来たので、自分のフィジカル成長に期待することに。
②メイン左面赤▲(5.12a、ITOさん作)
1か月前から時々トライをしてきたが、6本目クリップ後のムーヴが、そこだけやっても出来たり出来なかったり。ただ、こちらはほとんど疲れていない状況で5本目に至れるルートなので、「ムーヴの再現性さえ高まれば・・・。」という希望は抱かせてくれる。
ちなみに、メイン左面は12月にもホールド替え予定なので、期限は1か月あるかどうか。
なぜか、今回はメイン右面が5.12台が3本しかないこともあり、こちらは現在コンプリート。今後、ルートは増えるだろうけど。
で、ここから最近の気持ち。
(以下、便宜上オンサイトと書いているが、リードエリアのホールドは8割~9割に至るまで、持ち感を記憶してしまっている(笑)。)
ランナウトのリードエリアは、高さ10m、傾斜も105°程度とあって、持久力勝負にはなりにくい。
だから、核心ムーヴをハングドッグせずに解決できる課題は、オンサイトで勝負になる。イメージとしては、1フォール直後にムーヴが出来たならば、それはオンサイトすべき課題だったかもしれない。一方で、何回も練習してようやく出来るムーヴがある課題は、レッドポイントになるのは止む無し。
当たり前なんだけど、これを突き詰めると結構自分に厳しくならざるを得ない。オンサイト失敗の原因を、いちいち考察する習慣が付くから良いと思う。(作戦ミス、雑さ、オブザベ失敗、など。)
一方で、レッドポイントに関しては、僅か10mの薄被りであっても、繋げ核心になることが多い。
ハングドッグでムーヴ解決している最中に、なるべく9割の力で解決するように心がける。自分のフィジカル限界で解決してしまうと、その直下に大レストポイントが無い限り、繋がらないことが多いので。
ただ、止む無く限界強度で解決しても、ときどき繋がることもある。(意外なレストポイント発見、慣れでムーヴ強度が低下、封印期間で自分がフィジカル向上、など。)
●技術面で感じたこと
オンサイト戦略には、頭脳戦での伸びしろがありそう。失敗したときには、原因がちゃんとあることが割と多い。(明確なレストポイント無く核心に突入して、複数のムーヴ選択肢があって、どうしても1つしか試せない課題などは、例外。1つのムーヴで勝負するしかないから、運の要素が大きい。)伸びたところで、ボルダー能力が上がらない限り、オンサイトグレードの向上には繋がりにくいが、オンサイト失敗率を下げることは自分に可能性を感じる。
一方で、レッドポイント戦略は、頭脳戦には伸びしろを感じられない。実際は下手なのかもしれないが、自分では改善点が見いだせない。とりあえず、オンサイト出来なければレッドポイントトライになるので練習機会は十分多いのだが、単なるワークになってしまう。もちろん、戦略に伸びしろを感じないとはいえ、レッドポイント自体は面白いし、達成感もオンサイトに匹敵する。
あとは、9割の力で解決できるムーヴ解析、というワークに少し虚しさを感じる。ボルダーで10割の練習をした方が、技術面でもフィジカル面でもプラスになりそうだし。
ちなみに、ボルダー赤テープ(3~4級、45課題ぐらい?)は、1階と2階に1つずつ宿題が残っている。ときどき触っているが、少しずつ進捗はしている。
残念ながら、緑テープ(1~2級)は、ほとんど可能性が無いものばかり・・・。
最初から分かっていたことだが、練習効率の良い目標だったかは疑問ではある。
・ほぼオンサイト確実なルートも、全部登らなければならない。
(ルート作成者への感謝の気持ちで、オブザベとムーヴ選択を丁寧に行う、という意義は感じる。)
・1テン地獄になりそうなルートも、気になって仕方なくなる。
・結果、ボルダーをやる時間が、より一層少なくなる。
など。
ただ、「自分が達成できるかギリギリ」という意味で、夢中になれるので、普段の生活に自制心が働くなどのプラスはあり。
ホールド替えは永遠に続くので、いつまで続けるかは不明(笑)。
とりあえず、今期は頑張ろう!