2013年11月18日月曜日

岩場リード講習、卒業

11月16日(土)、17日(日)は、湯河原にて岩場リード講習。

雨中止4回を経て、講習に至った男性ONさん。
夏に、小川山で講習した男性SRさん、女性AIさんのペアが、1日目のみ。
<ブルース・リー、ジャッキー・チェンに憧れていたという、男性SRさん>

岩場リード講習は、2日間が目安ですが、何日受けてもO.K.です。

むしろ、講習最後の本気トライや終了点作業でパニックになっているようなら、補習をオススメしています。
(こちらから、卒業とは言わない)
<5.7~5.8くらいのルートで、体を慣らして行く>

で、AIさんとSRさんは、補習推奨した2人。
AIさんは、恐がりというのもあって、4日目。
SRさんは、3日目。

で、今回で無事に卒業です。

ランナウト具合を計算したり、ボルトの善し悪しを考えたり、終了点作業を行なったり。
全てにおいて、まずまずの落ち着き。
<1本目の本気トライ、5.10aを観察>

それどころか、3人とも5.10aを完登!
さらに、ガンガン落ちて、色々な経験を積むことができました。
<ヌンチャクを腰に下げる、SRさん>

雨中止が続いていたONさんも、ロープワークのアドバンテージを活かして余裕の卒業!
実質、1.5日でも講習自体は終わっていました。

あとは、ひたすら本気トライ。
<アブラカダブラ(5.10a)をフラッシュした、ONさん!>

岩場リード講習の段階では、5.9くらいまでしか触らないことも多いです。

今回、全員が5.10aを完登出来たのは、努力の賜物と言えるでしょう。
<アブラカダブラ(5.10a)2トライ目、AIさん>

当塾の講習生は、ほとんどの方が山やマルチピッチを目指しています。

SRさんは、すでにカムを買っているそうで。
AIさんも、次回はクラックリード講習を申し込み済み。

ONさんは、最終目標は沢登り講習だそう。
<完登して、メチャクチャ嬉しそう!>

岩場リードを終えたとはいえ、
「いよいよこれから」

というのが本当の所ですね。

また、よろしくお願いいたします。
<ジムでは反動ムーヴがリーチ克服の鍵、岩場では細かいホールドがリーチ克服の鍵?>

<マゾおけさ(5.10b)、ONさん。雨にも負けず!>

<たまたま居合わせた、当塾講習生3人。全員グレード更新した週末でした。>

具体的な講習内容
・終了点作業の練習(結び替え、懸垂下降)
・ボルトの種類(ハンガーボルト、ケミルアンカー、リングボルト、RCCボルト)
・ランナウトしている場合の対処について
・ミニマムボルトの考え方
・実践本気トライ
<今回で、イレブンクライマーに昇格したONさん、HYさん。おめでとうございます!>

ロープの畳み方は、奥深い

11月15日(金)は、クラックリード講習が雨中止にて、ムーヴ&ロープワーク講習。
男性Sさん、男性YUさん、女性HMさんの3名。
ロープの畳み方を見ただけで、
「どのレベルの経験者か?」

が、ある程度分かってしまいます。

丁寧で、かつ素早い → 熟練者だろう
ちょっと雑だけど素早い → 普段からロープを使っている、場馴れした人だろう
丁寧で、遅い → 慎重なクライマーだろう
雑で、かつ遅い → 初心者に違いない
単純に、マルチピッチやバリエーションで、頻繁にロープを畳むので、慣れて来るというのもあります。
だから、素早い人は慣れているハズだと。

さらに、ロープの畳み方には、
「ロープを、如何に絡ませないか?」

というエッセンスが詰まっています。

だから、マルチでロープを絡ませないよう、丁寧に扱える証拠でもあるのです。
初心者のうちはジムでロープを絡ませていても、悲観することはありません。
ロープワーク講習で、毎回のようにロープの畳み方ばかりをやっていても、大丈夫です。

なんせ、ガイドの先輩で、
「ガイドは、毎日ロープを畳め!」

という教えを説く人もいるくらいですから。

(私も、毎日じゃないです。ただ、出発前夜、家で畳み直すこともあるので、週4、5日くらいかな。)


具体的な講習内容
①ムーヴ
・ネコ足(爪先で握る、ちょっと反動を付けて移動する)
・反動ムーヴ
・姿勢
・実践本気トライ(1人につき、1トライ)

②ロープワーク
・ロープの畳み方を洗練
・ロープの背負い方
・ショートルートの終了点作業を洗練

2013年11月15日金曜日

1月分の予約受付

週明けの11月18日(月)から、1月分の予約受付を開始いたします。

1月、2月は厳冬期です。
・雪上訓練Lv.2:
ラッセル&テント泊

・雪上訓練Lv.3:
雪洞&雪上確保

・アイスクライミング体験
・アイスクライミングリード講習

に関して、最適期となります。

また、来期のマルチピッチリード講習のために、冬の城ヶ崎でクラックリード講習を終えておく予定、という人もいると思います。

もちろん、
・雪上訓練Lv.1
・岩場リード講習

も、申し込み可能です。


また、講習申し込みをするかどうかを判断するための御質問もあるかと思います。
・講習費、経費の見積もり
・集合や移動方法
・持ち物
・参加条件

などの確認は、前日までに済ませていただけると、当日の予約受付がスムーズになります。
※土日は、ほぼ同時に予約が重複することがあります。

何卒、御協力お願いします。

過剰にビビらず、無謀にもならず

11月14日(木)は、昼も夜もリード1回目。
昼は、女性ISさん。
夜は、女性MTさん、男性OGさんのペアに、女性HSKさん。
<新品のロープで講習に参加した、ISさん>

リード中のリスク管理。
過剰にビビっても、無謀でも、どちらも良くないです。
無謀:
「クリップ出来ないから」と言って、次のホールド、次のホールドと盲目で進んでしまう。

→グランドフォールの危険があるので、最低でもいつまでにクリップしなきゃ危ないか、考えよう
過剰なビビり:
「落ちるの恐い」と言って、ヌンチャク付近なのにムーヴに挑戦しない

→「今落ちても、大丈夫だ!」と思って、挑戦して欲しい
<MTさんの背後に、5.11aをトライする人が写った>

こういった適切な判断の裏には、

・墜落距離が予想できること
・レストポイントでの、「いつまでにクリップしなきゃ」という計算

が必要になります。
リード講習1回目は、トップロープ技術の総点検。

なので、上記内容は第2回からやります。

ただ、今回は全員が経験者だったので、講習は少し余裕あり。
1回目ですが、少々落ちる練習もやってみました。


具体的な講習内容
・ダブルチェック
・カラビナの持ち方
・一手一手レストする練習
・エイトノットの注意点
・ATCを落とさない方法
・トップロープのビレイ(スライド式、持ち替え式)
・クリップ練習
・落ちる練習(軽め)

2013年11月14日木曜日

読図講習のお知らせ

来週の金曜、11月22日に、読図講習の申し込みがありました。
(現在1名、残り3名)

雪山、バリエーションを目指す方で、「読図にあまり自信がない」という方も多いでしょう。
平日なので、休みを取らないと厳しい、という方も多いかと思います。

遭難防止だけでなく、登山道から外れる登山のためにも必須の技術です。

仮に、GPSをお持ちだとしても、基礎的な読図を知らないと使いこなすことは出来ないでしょう。

先送りになっていた方々、このチャンスを強くオススメいたします。

ジムのリード講習は、クライミング講習の第1ステップ

11月13日(水)の夜は、リード講習3回目。
男性4人チームで、NMさん、MDさん、NOさん、SIさん。
ジムのリード講習が、クライミング講習の最初のステップ。
今回で、4人も一段落です。

リード講習の、その先は?

早速「岩場リード講習」を目指すもよし、マルチピッチ体験を受けるもよし。
月1くらいで、ムーヴ講習というのもアリです。
本当に当塾で始めた人の場合、私のアドバイスでどちら主体にも変わるような気がします(笑)。

こちらのチームも、将来的にはマルチピッチやアルパインを考えている様子。
なんで、次のステップは、岩場リード講習です。

とはいえ、装備購入も大変。
さらに、今の経験で受講すると、2日~3日での卒業は厳しそう。

なんで、
「もう少し、ビレイやリードに慣れてから、岩場リードは受講しては?」

とオススメしています。

ただ逆に、

余勢をかって、次のステップ!って人も多い。
結果、受講日数は増えます。
でも、反応を見る限り後悔はなさそうです。

次のステップが見えてこそ、ジム練習もモチベーションも湧くのでしょう。
また、今のリード技術を洗練させる必要性を感じられる、というのもあります。
ほとんど先が見えない状態で選ぶ、ってのも難しい注文ですね(笑)。

私のオススメは、とりあえず1回、2回はムーヴ講習です。
リードとビレイも、もう少しアドバイスするチャンスになるので。


具体的な講習内容
・ビレイヤーの立ち位置
・ビレイの繰り出し練習
・落ちる練習、止める練習(振られ落ち、ロングフォール、など)
・実践、本気トライ(時間の都合で、2名のみ実践。2名は、見学。)

ルートクライマーが、伸びにくい理由

11月11日(月)、12日(火)は、自分のクライミングにて小川山&太刀岡。
開業1ヶ月くらいで、早くも予約メールが結構来るという今井くんと。

今回は、中級者向けの内容です。
ジムで、ロープクライミングのルートを、そのまま“ルート”。
同じく、ボルダーのルートを、“課題”。

なんて呼びます。

なんで、ルート中心のクライマーを、ボルダラーに対して、ルートクライマーって呼んだりします。
で、我々ルートクライマーは、はっきり言って成長が遅い。

ボルダラーが、ときどきルートをやった方が、はるかに高グレードをR.P.できるでしょう。

これは中級者の伸び悩み脱却みたいな話ですが、講習生も知識として知っといて損はないかと。
①練習量
3時間のジム練習で考えると、分かり易い。

ボルダラーの方がホールドを触っている時間が長い。

ルートだと、パンプしてしまうので、大きな休憩時間が必要になる。
特に、限界に近いルートだと、ついつい30分とか休んで、完全回復を待ってしまう。

さらに、ビレイをする、というのもレストになってしまう。

※初級者の場合は、本気トライをやること自体による経験値の蓄積、ビレイ練習にもなるので、ルートでの練習には大賛成
②セッション効果
ボルダーは、他人からのアドバイスを受けやすい。

私も、プライベートで登っていたとしても、ボルダーなら軽くアドバイスしてあげても労力は少ない。
タダでO.K.(笑)。

高さも低いし、少し見本で登ってあげたって、自分のトレーニングの妨げにはならない位。

ルートは、そうはいかない。
高さ8mともなれば、行くのもそれなりの労力。

また、ルートの場合は、パートナーと2人で登りに来ているので、他の人が口を出す雰囲気にはなりにくい。
ボルダーの方が、パートナーという枠組みを越えてコミュニティになりやすい。
③ムーヴ強度
フルパワーだと感じるのを10とすると、ルートクライミングは4~6くらいの力で進み、ときどき8くらいの力を出すというイメージだ。

経験のある人が、R.P.を狙うためにハングドッグしていたとしよう。

その人は、少しでも楽なムーヴを発見しようと努力する。
そのとき、自然と力をセーブする習慣がつく。

出だしや、大レストポイント直後なら、10の力をやるムーヴも許容する。
でも、なんとか8の力で済ませようとする。

もちろん、そうでなければ数日以内のR.P.は望めない。
だから、とても有効なタクティクスだ。

そして、その見返りとして、フルパワーを出さない習慣が付いてしまう。


逆に、10の力を出しても、10手以内のボルダーなら完登の見込みがある。

これが、登ること自体をトレーニングとして見たとき、ボルダーは決定的に有利。
つまるところ、ボルダーの方が、

「そんなにガムシャラにトレーニングっぽくしなくても、自然と上手く、強くなる環境がある」

ということです。
だから、高グレードの人は大抵、
「絶対、ボルダーやった方が良いよ!」

って言うんです。

ちなみに、①~③のどれも、ルートクライマーがときどきボルダーをやるくらいだと享受しにくいです。
理由は、“習慣を変える”必要があるからです。
そういう基本を分かった上で、どうするかはあなた次第。

これを読んでる大多数は、ルートクライマーでしょうから。

とりあえず、伸び悩むまではルートを頑張る手もあるでしょう。
最初から、平行してみるのもアリ。

いろいろ試してみてください。
具体的に登ったルート
1日目:小川山、仏岩
・ノーリターン(5.10c、フィンガー):アップのつもりが、寒すぎて落ちそうだった

なんと、吹雪になってしまい、この日は終了!
当分さよなら、バナナクラック!

2日目:太刀岡
・バーボンを片手に(5.10b、ボルト):痛恨の2テンション!言い訳すれば、寒かった。2便目で、再登。

・ハッピーバースデイ(5.11a、ボルト):再登で、アップ
・カリスマ(5.13a、ボルト):
記念受験の気分で、ムーヴを分解してみる。
1便目で、ムーヴは出来た。
ただ、3箇所ほど、テンション直後でも3回に1回くらいしか出来ないパワフルムーヴがある。

2便目で省エネはほとんど発見できず、繋がる見込みは感じない状態。
また、いつか来る機会があれば。